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【好きな街談義 vol.2】もし移住するとしたら… 神奈川県平塚市 編

先日投稿した「好きな街談義 vol.1」に続いて、第2弾である。

今回は、実家が湘南に引っ越したのをきっかけに頻繁に訪れるようになった、大好きな街「平塚」について”移住するとしたら”という視点で書いてみようと思う。



神奈川県平塚市

江戸時代に東海道五十三次の宿場町として栄えた平塚。昭和初期には県下で4番目に市となり商工都市として栄えたそうだ。確かに相模川の西岸には工場がたくさん立地しているのがわかる。

交通面では、JR東海道線「平塚駅」があり、平塚駅からは厚木・伊勢原・秦野などの小田急線方面へバスが出ている。

東京方面から高速道路を使っていく場合には、東名高速を進み海老名で圏央道へ、寒川で降りて国道1号へ抜けるか、茅ヶ崎海岸ICまで向かう方法が一般的なようだ。


平塚市はざっくりと長方形のような形をしているが、実は海に面している部分は市内の中でもごく一部だったりする。海のイメージが強かったからこれは意外だった。

実は海に面してる部分は134号に沿った一部しかない。


お気に入り①湘南ひらつかビーチ

海に面している部分が実は少ない平塚だが、やっぱり平塚の海はいいな〜と思う。江ノ島〜藤沢〜茅ヶ崎と海岸は続いているのだが、平塚の海岸にはウッドデッキがあってちょっと腰掛けて海を眺めたりできるのが魅力だ。

夕方に海を訪れると、夕暮れを見ながら学生さんがウッドデッキに座って談笑したり、元気なおばあさんが体操していたり、ヨガをやっている人がいたり、みんな気ままに時間を過ごしているのを見かける。

冬の晴れた日には富士山がくっきりと見えてご利益がありそうだ。


冬の昼間の富士山。
伊豆にかけての山の稜線も素敵!


冬の夕景。
シルエットになった富士山もかっこいい。


夏の平塚海岸。
海水浴をしている人はそこまで多くない。


母と海岸で、切り株に座りながらゆっくり。


お気に入り②湘南平

大磯方面に向かって車を進めると、ちょっとこんもりとした丘?山?と迷うような風景が現れる。

こんもりした湘南平。


標高は180メートル、頂上には2つの展望台があり360度のパノラマ景観を楽しむことができる。晴れた日には伊豆大島や初島、利島なども見えるし、横浜みなとみらいのビル群や東京スカイツリーが目視できることもある。

「かながわの景勝50選」「かながわの公園50選」「かながわの花の名所100選」「夜景100選」「平塚八景」にも指定されている、景色の綺麗なスポットだ。


仕事で気に病むことがあって、母に車で連れて行ってもらった時。

ちょうど快晴で、富士山・大山・江ノ島・伊豆大島・スカイツリーまで肉眼で見ることができて、その開放感と空気の気持ちよさにすっかりリフレッシュしてしまったのを覚えている。


この日は少し霞んでいて伊豆大島は見えなかった。
目の前一面が海で、開放感がすごい!


富士山サイドの景色。稜線が美しい。


スカイツリーが肉眼で見えた!


お気に入り③ご飯が美味しい

東京駅から東海道線に乗って1時間で着くのに、野菜とか海鮮とか美味しい食材がありすぎる。

東京で買うのと大差ないでしょ… と最初は思っていたのだが、平塚北部にある「あさつゆ広場」で買った野菜がもう本当に、美味しくて、しかも安くて、鮮度が良くて、本当に感動してしまったのだ。

平塚や大磯産の野菜や肉、卵などが置いてあって、その日の朝に採れたものがそのまま並ぶそうだ。

東京のスーパーで買うくらいの値段で、2倍くらい大きい白菜を発見した時は、持ち帰る手間も考えずに即決して買ってしまったほど。

他にも地元のお菓子屋さんが作ったお菓子が売られていたり、その日の朝に出荷した生花が置かれていたり。さらにはジェラートも食べられるので、買い物をしなくても楽しめる場所だ。


母は湘南に移住してから、毎週のようにこのあさつゆ広場に通い美味しい野菜を買って食べているらしく、さぞ幸福なことだろう…




移住するとしたら…

さて、肝心の「移住するとしたら」の話だが。


1. 東京駅から乗り換えなしで1時間

これはかなり大きいメリットだ。もちろん平塚で生活を完結させられるくらいお店もあるし、映画館もあるし、支障はないのだが、地方都市であることに変わりはないので、ちょっとおしゃれなお店に買い物に行くとか、公開されていない映画を見に行くとか、そういう機会はありそうだなと思う。

東京駅から「乗り換えなし」というのがとても良い。

しかも平塚行きの電車がかなりの本数出ているので、乗り過ごしが心配な人にはもってこいだ。


2. ご飯が美味しい

お気に入りポイント③で話した通り、とにかくいい食材がすぐに手に入るのが魅力だと思う。漁港の方面に向かうと、朝獲れた生しらすを買える商店や魚介系の定食屋さんがあったりして、海鮮系の食材が豊富なのも嬉しいポイントだ。

特にお気に入りの定食屋さんは、「平塚漁港の食堂」というお店だ。
予約をしないと入れないくらい大人気のお店で、ボリュームたっぷりの定食が味わえる。

アジフライとお刺身の定食。


3. 意外と交通の便が良い

電車での交通の便が良いのはもちろんだが、車でのアクセスに関しても意外と良い立地だと感じた。

平塚に直接降り立つことのできる高速道路はないが、
・茅ヶ崎
・厚木
・伊勢原
の各方面のICで降りて平塚へアクセスすることが可能だ。

さらに、茅ヶ崎中央ICから高速に乗れば、圏央道を使って八王子・埼玉方面へもアクセスすることができるので、北関東・甲信方面への旅行や帰省には便利だろう。

ちなみに、平塚駅周辺から東京駅周辺までは、高速道路を使って車で1時間15分ほどで行ける。


4. 駅前(北口)の治安が良くなさそう

用事があって、普段はあまり訪れない平塚駅北口の商店街の方面へ向かった時に、繁華街の裏路地にキャッチのお兄さんが屯したり、マイルドヤンキーのような見た目をしたお兄さんたちが集まって大声で話しているところに遭遇してしまった。

もちろん平塚全域の治安が悪いわけではないと思うし、よく行く海岸の方面は高級住宅地があったりするくらい閑静な場所なのだが、駅前の治安については少し注意が必要かもしれない。

(ゴミが散乱してたりもしたので、繁華街特有の光景が平塚にもあるということだろう)




平塚に関してはもうすぐにでも移住できるほど、東京からも近いので、早速検討してみても良いかもしれない。


と言いつつ、本当に移住する日は来るのだろうか…?


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