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1年前を振り返って1年後を考えてみる

僕がいるジョージアのトビリシは、10月に入って本格的な寒さがやってきました。

9月はときおり強い日差しが降り注ぐ残暑を感じる日がありましたが、もう今月はそのような日はないでしょう。いよいよジョージアに寒い冬が訪れます。

1月に日本を飛び出して常夏の島・フィリピンへ渡り、7月からジョージアで生活しています。

今年は半年以上夏を過ごしていたから、久々の冬にすこし身構えている自分がいます。

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今はフリーランスの初心者として、勉強をしたり、作業をしたり、という生活を続けています。

不安になることも多いけれど、なんとかポジティブを保って今日という日を過ごしています。

たまに、ふと「1年後の自分はどこで何をしているんだろう」と感じることがあります。でもそんなこと考えても無駄だし、考えたところでそれ通りにはならないでしょう。

日本のサラリーマン街道を逸れた身としては、今は目の前の安定なんて求めてはいけないと思うし、そんな幻想はここでは描けません。

だから、結論を言えば「成るようになる」。この一言に過ぎると思います。

とはいえ、それは少し冷たいので、逆に1年前何をしていたかを考えて、未来への希望を持っていけたらいいな、なんて思ったりします。

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僕は1年前、1週間と少しの間、杜の都・仙台に滞在していました。

パソコンを持ち込んで仕事をしつつ、とある試験を受けに行きました。

それは「国家資格 潜水士」。

海で泳ぐことが好きで、ちょうど夏に沖縄でダイビングのライセンスを初心者向けのオープンウォーター(OWD)から一歩上級に進んだアドバンスド(AOW)にアップグレードしたばかりでした。

僕は何か好きなことができると、王道を極めたいと思いつつ、傍流にも興味が吸い寄せられます。

例えば、プロ野球が好きになってそのいろんなことを調べていくうちに、気づいたら韓国の野球応援事情に詳しくなっていたことがあります。韓国人の野球ファンとは一瞬で仲良くなれる自信があります。

そんな自分にとって、潜水士の受験は最適なイベントでした。

試験を申し込んでから参考書を買い、その本の問題を2周解いた上で、仙台に向かいました。そして、まだ暑さの残る晴れた日、仙台郊外にある岩沼という都市で試験を受けました。

後日、合格の報せが届き、無事に潜水士の資格を取得できました。

今のところ、仕事に使う予定は皆無ですが、僕が持っている立派な国家資格のひとつに変わりありません。

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あれから1年が経ちました。

当時、1年後自分はフィリピンで働いているんだろう、程度のことしか考えていませんでした。

だから今、全く縁がなかった国で、将来を模索しながら過ごしているなんて1ミリも思っていませんでした。

この不規則で予想もできない展開に人生の面白さを感じます。

もちろん将来設計や、計画をつくって目標を立てていくことは必要だし、路頭に迷ってネガティブにならない心遣いは大事だと思います。

だけど、自分の気持ちを大事にし、いくつもの葛藤を乗り越えて決断し、行動して来た事実もあります。

だから、まずはここまで辿り着いた自分自身を敬愛し、肯定しつつ、未来への希望を自分の身に託していきたいなと思います。それが今後の自分の人生を楽しんでいけるひとつのきっかけになると信じています。

1年後の自分はどこで何をしているんだろう。


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サムネイルの撮影場所はBig Cycle monument(トビリシ)

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