幸せな人生を送りたかったら本当の自分の「ニーズ」を知ろう
以前、物質主義が私たちを不幸にしてるって記事を書きましたが、欲しい買い物をすることが絶対悪というわけではなく、後悔しない買い物をするのが一番良いので、そんな後悔しない買い物の仕方をご紹介して行きます。
失敗しない買い物をする方法
欲しいと思って買ったけれど、よくよく考えたら「買わなくてよかった。」そんな買い物をしてしまったことは誰にでもあるのではないでしょうか?私もあります。
なぜそんなことが起きるのかというと、
見栄で購入した。
衝動買いしてしまった。
欲しい機能ではなかった。 など
の理由が考えられます。
これらは、「しっかりリサーチする」ことや「マーケティングについて学ぶ」ことによって避けることが比較的しやすい失敗です。
しかし、しっかりリサーチもして、「本当に欲しいと思って買ったのに全く満たされない」という買い物もあるのです。
自分のニーズを把握しよう
NVC(Nonviolent Communication)で有名なマーシャル・B・ローゼンバーグ氏がよく使う概念で「ニーズ」という概念[1]がありまして。
ニーズの定義は、
「生命を維持し、豊かにするために大切にしたい思いや価値観」
とのこと。
より具体的に分けると、身体的ニーズと心理的ニーズの2つに分けて考えることができ、
1.身体的ニーズ
・水、空気、休息、食べ物 など
2.心理的ニーズ
・社会的理解、支援、意義 など
これらのニーズが満たされることによって、私たちは幸福を感じることができると考えられます。
ニーズというのは表層的な欲求とは違い、根源的な欲求を意味するのです。
例えば、高級ブランド品を買うにしても人によってニーズが異なり、
Aさん:高級ブランド品を持ってる人たちの仲間に入りたい「コミュニティ」のニーズ
Bさん:ブランド品を買って、お金を自由に使えてるという感覚を感じたい。「自由」のニーズ
Cさん:周囲の人間に凄いと言われたい、思われたい。「承認欲求」のニーズ
同じ高級ブランド品を買うのも人によって根源的なニーズは人によって異なるんです。当たり前っちゃ当たり前ですよね。
しかし、このニーズを勘違いしてしまうと、表面的なニーズだけを満たそうとして人生が終わりかねないのです。表面的なニーズだけ満たされるだけなので、根源的なニーズが満たされず、なんか「満たされない」、「楽しくない」って感じの人生になっちゃうのです。怖いですね。
地位や名誉、人間関係なんかも、表面的なニーズを追いかけてることが多いので、物やサービスを買うとき以外の人生においても根源的なニーズを把握することが重要だと言えます。
本当のニーズを満たす3STEP
どうやって根源的なニーズを見つければいいの?って疑問が湧いてくると思うので、ニーズの明確化の仕方についてご紹介して行きます。
1.目標の把握
この商品(サービス)を買ったらどうなると考えているかを把握します。
例えば、高級ブランド品を買ったら、周りから「〇〇持ってるあの人凄い。」、「あの人お金持ちなんだ。」と思われる。「自分は周りより上だ。」と思える。などです。
2.根源的なニーズの把握
そこまで把握したら、根源的なニーズは何かを把握して行きます。
1で把握した考えのもっと深い欲求とは何か考えます。これは正解があるわけではないので、自分で考えることが重要です。
・周りから「〇〇持ってるあの人凄い。」、「あの人お金持ちなんだ。」と思われる。→「承認欲求」のニーズ
・「自分は周りより上だ。」と思える。→「社会的ステータス」のニーズ
などです。
3.満たされてないニーズに答える
2で考えた根源的なニーズを別の方法で満たせないか考えます。
今回の場合は、「承認欲求」、「社会的ステータス」を他の方法でどのように満たすのか考えて行きます。
・「承認欲求」
周りから認められたいので、仕事や趣味などを頑張って結果を出す。 など。
・「社会的ステータス」
役職を上げる、自己肯定感を高める など
といった感じです。
基本的に物を買って満たされるニーズというものは少ないんで、他の方法でどうやったら満たされるかなと考えるのが、金銭面的にも幸福の観点からも良いのです。
まとめ
ニーズを把握しないと不幸になるよって話をしてきました。確かに欲しいと思って買ったけれど要らなかったってのは多いもんですよね。人生においても表面的なニーズばかり追っていたというのはあるある。幸福になれず、後悔する選択肢をしがちになってしまいます。後悔しない人生を送るためにもしっかり「ニーズ」を把握して行きましょう。
本日のおすすめ本
参考文献
[1]https://restoringrelations.org/index.php/approaches/nonviolent-communication-nvc
免責事項:以上一部を参考に筆者独自の解釈と科学的根拠に基づいた記事なので、元の研究とは内容が異なることもあります。文献が基本的に英語なので、読み間違えや理解不足の点も多々あると思うので、自己責任でご覧ください。記事にはAmazonアフィリエイトなども含んでたりします。
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