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ギャンブルはしないけど、カジノは作って欲しい。

世間を騒がせているギャンブル依存症、違法賭博と巨額の窃盗事案。
ギャンブルには賛否あるのは分かります。そして私は否定派ではありません。
ですが、とても参考になった話があったので、うろ覚えながらご紹介をと思います。
大阪のカジノには賛成派なので、それも含めて書いてたら、勢いで「こんなカジノなら」の案まで浮かんできました。
田中弥三郎です。鍼灸マッサージ師です。

大好きなロックスターの言葉

彼は、ギャンブルはしないそうで

大好きなロックスターがいます。彼のキャリアからするとファン歴は浅いですが、最近はライブがあれば必ず参加しています。
去年のライブで唐突に、彼がギャンブルの話をしました。

大阪はカジノだとか言ってるけど、別にいらないんじゃないのかなぁ
依存症とか治安とか、反対する人も多いことだし
 
自分は、一切ギャンブルのたぐいはしないんだ
歌手やってる生活って、ひたすら自分という馬に賭け続けてるような感じなんだよね

だから、他に賭けたりはしないんだ

うろ覚えですが、だいたいこんな内容だったと記憶しています。
なるほどな、と思いました。

私もギャンブルはしないけど

私自身、ギャンブルはしません。
ムキになるタイプなので、簡単にハマってしまうのが分かっているからです。
それも、子どもの頃にゲームセンターで浪費した経験から学んだことです。

ギャンブルの面白さは否定しません。
理屈では絶対に勝てないことが分かっていても、勝負したくなるのがギャンブルで。

そもそも趣味の分野なんて、コスパとかなんとか言い出すと無駄なことだらけ。
無駄なことをするから、楽しいみたいなとこもあると思います。

私は釣りが好きです。あんなの、魚を買ったほうが安いんです。絶対に。確実ですし。
なんならフナみたいに、釣っても食べない釣りもあります。
釣れるかどうかも分からないし、上手い下手はあれど最終的に運ゲーです。
ギャンブルみたいなもんです。
ギャンブルしないとか言いながら、ギャンブル的なことはしてるわけです。

【ギャンブル=悪】
みたいな認識は、ちょっと無理があると思います。

大阪のIR構想にカジノは必要か

反対派への反論。ありきたりなことだけど。

例のメジャーリーガー大谷選手と元通訳水原氏の事件で、
「やっぱりギャンブルは怖い!悪いものだ!」
みたいな気分になる方も一定数あるでしょう。
だけど、そんなの今さらです。

詳細はまだわかりませんが、彼はカジノや賭場でギャンブルに興じていたのでしょうか?
今はその場にいなくても、簡単にギャンブルに参加できます。オンラインカジノなんてものもあります。

それだけでなく、日本にはパチンコや競馬など、いくらでもギャンブルは存在しています。
「カジノを作ったら依存症患者が増える」というのには、
「依存症になる人は、とっくになってるだろ」
と思ってしまうのです。

決して依存症を軽視しているわけではありません。ですが、依存症には依存症の対策と治療が必要なわけで、カジノやギャンブル自体を否定するのは違うんじゃないか、ということです。

まぁ、ありきたりな理屈ですね。
今さら言うほどのことでもないことです。
それで納得してもらえてないから、問題なんです。

そもそも必要な理由は

必要な理由はもちろん、儲かるからです。
なんやかんや言っても、お金がきちんとまわらないことにはどうしようもありません。

理想論を語るなら、実現のために必要なことを進めていかねばなりません。
お金を稼ぐことは、最たるものです。

そしてもう1つ、大阪の人間として思うこと。

大阪は、弱い。
観光名所がないのです。

大阪で観光といえばUSJと道頓堀くらいでしょうか。
どちらも大阪でなくても、似たようなスポットはあります。

近畿圏には、姫路城(兵庫)、金閣に清水寺(京都)、比叡山(滋賀)、法隆寺に東大寺(奈良)、熊野古道(三重・奈良・和歌山)。
世界遺産だけでもこれだけ(もっと)あります。

ほかにも伏見稲荷や伊勢神宮、彦根城など歴史的な観光地がいっぱいあるのです。

大阪城?
鉄筋コンクリート造り、エレベーター付きで便利ですよね。
世界遺産にはなり得ません。

実は大阪にも世界遺産はあります。
百舌鳥古市古墳群】です。
ご存じの方はいらっしゃるのでしょうか?

大仙古墳は、面積でいうとクフ王のピラミッドよりも広いそうですが、ただの堀と山です。
棺が見られるわけでもないし、上空から気球で遊覧という企画は頓挫したまま。
Googleマップでじゅうぶんです。

妻の親戚(兵庫県日本海側)から、案内を頼まれましたが、
「見るようなとこないですよー(笑)」と。

千利休と与謝野晶子の資料館、
【堺利晶の杜】もありますが、よそからお客を呼べるほどのポテンシャルは、、、

他府県の世界遺産や観光名所に匹敵するような名所が、大阪には必要なのです。
学術的な価値ではなく、経済的に起爆剤になるような名所が必要なのです。
カジノはその最適解なのです。

カジノを考える。素人なりに。

「カジノ反対!」って、行ったことありますか?

私はカジノを知りません。
せいぜいRPGゲームの中で出てくるものくらいの知識しかありません。
でも、そんな人が大多数じゃないでしょうか。

見たことも行ったこともないのに反対なんて、ちょっとあんまりじゃないかと。

よく分からないものや知らないものに、人は不安や恐怖を感じます。
それだけで思考停止してしまうのは勿体ない。

そもそも、既に他所にあるカジノを真似る必要もないのです。
大阪にふさわしいカジノを、考えればいいのです。

こんなふうに考えてみては?

どんなカジノなら、大阪が豊かになるのか。
私はこう考えます。

オモロイか、つまらんか。
カッコエエか、ダサいか。
ウケる(=繁盛する)かどうか、それが正義。
商売なんやから。

なんのヒネりもないフツーのものを作るような、
しょーもないことしかでけへんなら、止めてまえ。

やるからにはとことん、他所にはできへんようなものを全力でやり切ってしまえ。

大阪弁でスミマセン。
ありきたりな理屈をならべるだけで、感情を揺さぶるような提案ができないから、人を動かせないのです。
ということで、調子に乗ってコンセプトの提案までしてみます。

まず大事なのは、セキュリティ

カジノというと、まず治安を心配する声が上がります。万全のセキュリティ体制が必要です。

利用客に限らず従業員も含めて、パスポートの提示はもちろんのこと、顔認証の登録も必須にした上で、完全キャッシュレスに。従業員へのチップに至るまでキャッシュレスシステムで。

お金の流れを完全に透明化させて、イカサマやマネーロンダリングなどを不可能にする。
儲けた場合の税金も、自動的にきっちり納めていただけるシステムが良いです。

悪さができないとなれば、悪者は寄り付きません。「あのカジノに出入りしているのなら、信用できる」と言われるくらいのものが良いですね。

治安の維持じゃなくて、カジノができたことで治安が向上するくらいのセキュリティが必要です。

治安が向上すれば、カジノを使わない地元民にもメリットになりますね

コンセプト①ゲーセン型カジノ

ゲームセンターはお好きですか?
30年前は、対戦型格闘ゲームの時代。不良のたまり場のような面もありました。

その後、プリントシール機や音楽ゲームが登場し、いまはクレーンゲームが人気でファミリー客も多く訪れます。
そしてメダルゲームコーナーには、高齢者が遊びに来ることも多くなっているそうです。

対象年齢は、全年齢なんですよね。

そして、ゲームセンターの仕組みってカジノと似ていると思いませんか?

お店が繁盛するということは、きっちり儲けられているんです。これを、海外セレブ向けにアップグレードするのです。
掛け金を上げれば、ゲームセンターもカジノと呼べるものになり得ます。メダルゲームなんて、完全にギャンブルですから。

  • VRなど最新機器を導入することでよりスリリングなゲーム体験をしてもらう。

  • ゲームのスコアに応じた景品を、豪華なもの(さらなる消費のきっかけになるもの)にする。

  • ガチャガチャやクレーンゲームで、ブッ飛んだ価格設定と景品を用意する。日本の伝統工芸品を景品にするのもアリかも。

カジノなんだけどあくまでカジュアルに楽しめる、言わばゲームセンターのメガ進化型。
ファミリー層のリピート客を生み出したいですね。

コンセプト②ジャポニズムカジノ

こちらは分かりやすく、ギャンブルに限らずジャポニズムに振り切ってしまう案です。
中途半端なお土産クオリティじゃなくて、本気で上質なものを提供してほしいですね。
世界中探しても、ジャポニズムカジノは他にない存在です。

  • ルーレットじゃなくて、畳の上で壺を振ってサイコロ賭博。

  • ポーカーじゃなくて、花札やカルタ

  • 闘犬や闘鶏

日本文化を体験することと、カジノを結びつけることで、よりディープな日本体験をしてもらう。

体験することがきっかけで、日本文化や伝統工芸品への興味・理解が深まれば、伝統産業界にも良い循環ができるのではないでしょうか。

日本文化・伝統産業の様々な業界が、担い手不足や資金繰りに困って存続の危機に瀕しています。
そんな業界とうまく連携して、互いに高め合えたらステキですよね。

大切な文化を守っていくのにも、お金が必要です。せっかく上質なものがあっても、知られないことには存在しないのと同じ。

カジノという形でジャポニズム体験の入口を広げ、カジノに留まらない経済循環を生むのが真の目的です。

大阪・関西万博まであと一年。

来年の四月には、大阪・関西万博が開かれます。
万博もIRも、大阪にいても賛否があります。

そもそも、万博は来年でIRは2029年開業目標ということもあんまり知られてないような気がします。

万博とIRがごっちゃになってしまいがちで、そもそも興味のない人は、ニュースを聞こうともしません。

私には関係ないわー、なんて人も多いですが、勿体ないことだと思います。
関係ないことではありません、国費が使われていますよ。賛成も反対も自由ですが、無関心はいけません。
国費が使われる以上、ちゃんと実りあるものにして欲しいのです。

ここからどれだけ気運が高まっていくのか。
課題は山積ですが、私なりに応援しているつもりです。
ツッコミも反対意見も歓迎です。でも喧嘩はしませんので、喧嘩したい方はよそへお願いします。

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