近藤龍二

還暦を超え、いよいよ自由に自分のやりたいことに、何のしがらみもなく(どうかな?)取り組…

近藤龍二

還暦を超え、いよいよ自由に自分のやりたいことに、何のしがらみもなく(どうかな?)取り組めることとなりましたので、何やかやと言いたいこと言い放って、より楽しみたいと思います(笑)。 具体的には、棚田での自然農法でのお米作りと野菜作り。また、そこで自然と生まれてくる物語や詩などです。

マガジン

  • 稲作創話「棚田物語」己類:百万回の「ありがとう」

  • 稲作創話「棚田物語」丁類 自然農法こしひかり酒造物語

    この棚田で穫れたコシヒカリで、今度はお神酒を造ります。 と言いますのも、この谷では既に、神様にお供え用の三段重ねの「みろく餅」(上から、赤、白、緑で、火、水、土を表します。)用のもち米(ハリマ餅)や、紅白の上用饅頭用の小豆も、すべて自然農法で作っているからです。 しかし、なかなかこちらが思うようにはいきませんで、紆余曲折、波乱万丈、五里霧中の中、一先ず、無我夢中でやってますので、その報告を綴ります。

  • 稲作創話「棚田物語」丙類 棚田生きもの語り

    ここでは、棚田に生息する生きものたちが、好き勝手にしゃべってくれます。中には、生きているのかどうだか分かりづらい野郎もいますが、見逃してやってください。

  • 稲作創話「棚田物語」乙類:農機具相性編

  • 稲作創話「棚田物語」無類:誕生編

最近の記事

稲作創話「棚田物語」己類05「百万回のありがとう」達成後の第二話「代車が大破で廃車! 転んだ後の杖!について」

いきなりでしょ! そうなんです。この事実を「百万回のありがとう」達成と関連付けようとするのですから、それはそれで、かなり危ない。もう「百万回のありがとう」に「洗脳」されていると思われても仕方がない。 だってどう考えても、20時半、軽自動車運転中に高速道路上でトラックにぶつかり、その反動で中央分離帯に突っ込んで、動けなくなって運転席でごぞごぞしていた所に、追い越し車線を走ってきたプリウスが私が居る運転席目がけて正面衝突してきたのですから。どう考えても、「ありがとう」という状態で

    • 稲作創話「棚田物語」丁類01「妖怪おせっかいお酒を売る」

       わざわざこの「棚田物語」に登場する必要もない妖怪おせっかいなのだが、どうもめっきり数が減ったのか、アラフォーならぬ「アラ米寿!エイティー・エイティ」の周りに、つまり、この棚田に集まってくる八十八歳前後のご老人に関わる御仁達に集中して憑くようになったようで、今回の「棚田物語」は、この妖怪おせっかいの話をしようと思う。  そもそも妖怪とは、こちらが呼んだときに「なにかようかい?」と言って慎ましくご出没遊ばす野郎たちなのだが、この妖怪おせっかいは何の用もないのに現れて、自ら都

      • 稲作創話「棚田物語」丙類01「おさきにやまかがしがしゃべりたがり」

         人間さんならご存じのように、3年前には愛玩目的での飼育が禁止され(って、3年前まであたいを愛玩目的で飼ってくれていた人間がいたなんて、感激だ!)、翌年令和3年には特定動物として、「人の生命、身体に害を加える恐れがある動物」にやっと認定されたので、そのアニバーサリー、記念にと、あたいが棲むこの棚田でお米作っている主、我が田主様に挨拶に赴いたにもかかわらず、逆にひどい目にあった話から、「棚田物語」を始めようじゃないですか!(って、あたいのからだより長い一文だった。)  13年

        • 稲作創話「棚田物語」己類04「百万回のありがとう」達成!! 感謝奉告!!

          ~空き家購入顚末記~ どうも、お久しぶりです。 やっと「100万回のありがとう」達成かよ、と思わないでください。 写真にもありますように、令和5年1月12日からスタートした戯れの挑戦は、3日で1万回、毎月コンスタントに10万回できまして、302日間をもちまして、めでたくも、11月9日をもちまして無事に「100万回のありがとう」、達成のお許し頂きました。 万歳、バンザイ、\(^o^)/、(∩´∀`)∩、(/・ω・)/、しすこい! 本当は、10万回ごとに経過報告をさせて頂く

        稲作創話「棚田物語」己類05「百万回のありがとう」達成後の第二話「代車が大破で廃車! 転んだ後の杖!について」

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        • 稲作創話「棚田物語」己類:百万回の「ありがとう」
          5本
        • 稲作創話「棚田物語」丁類 自然農法こしひかり酒造物語
          1本
        • 稲作創話「棚田物語」丙類 棚田生きもの語り
          1本
        • 稲作創話「棚田物語」乙類:農機具相性編
          4本
        • 稲作創話「棚田物語」無類:誕生編
          2本
        • 稲作創話「棚田物語」甲類:棚田稲作自然農法編
          4本

        記事

          稲作創話「棚田物語」乙類01「草刈機盗難被害顚末記」 

          ~こんな泥棒さんなら、また来てな!~ 四国の片田舎の倉庫から親父の草刈り機が盗られたことを知ったのは、十一月、霜月の中頃だった。いつでも突然だが携帯が振動して、M西警察署の刑事さんから、「実家のお隣のS店の奥さんに携帯番号お聞きして掛けました。あなたの実家前の倉庫から草刈り機が盗難されていますが、心当たりはありますか。」 確かに、九月の終わり頃、二台あった親父の赤いゼノアの草刈り機が、一台しか見当たらなくなっていた。また、棚田の小屋に置き忘れたか、近所のいとこが勝手に使って

          稲作創話「棚田物語」乙類01「草刈機盗難被害顚末記」 

          稲作創話「棚田物語」己類03「10万回のありがとう」達成奉告 第2弾のつもり!

           十万回までのご報告としての第二弾は、お米つくり、お酒造り、つまり、この「棚田物語」でいえば、甲類と丁類に分類される内容とも絡んでくるのですが、昨夏、同じ谷で自然農法でお米つくりをしている仲間の二町ほどの棚田三十五枚を、今年はすべて任せられて、その自然米で最高のお酒造りをする話が一応出来上がっていました。  が、それが何と、百万回の「ありがとう」に挑戦し始めて一週間、調度7日目の1月18日に、突然に、突然の電話一本で、唐突に、突然に(クドイ!)、キャンセルーーーーー!!!!

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          稲作創話「棚田物語」甲類04 「苗立て=もみ播き・芽出し・育苗」に大失敗して知った「稲作は、苗立て7分」の深奥

           今年は、大失敗したのです。前年度は、私の稲作20年史上最高の苗を頂いたというのに! 残念!  で、失敗するとどうなるか。今回は、「苗立て」失敗の原因とその影響について、お届けします。これは、あなたの稲作にかなり参考になると、自負します。(毎回言っているだな!)  まず、「苗立て」には、「籾播き、芽出し、育苗」と、3つの行程を孕みます(と、私は思っています)。それぞれで、注意すべきポイントが違うし、そもそもその実施場所も人によって違うし、「苗立て」ひいては「稲作」に対する

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          稲作創話「棚田物語」乙類04「ブルトラ2号の暴走と田中(でんちゅう)沈没」

           トラクターシリーズ第3弾。最終回の予定です。ただし、今後、今乗っているV3トラクターで何も起こらなければですが。(オレンジ色だからって、V3は、こじつけだろう!) で、題だけですと、何のことかと思われると思います。 「トラクターって、オートマ車みたいに暴走するの?」 普通は、しません。 「田圃って、沈没するの?」 普通は、しません。 普通は起きないことが、私の意に反して、また、私の腕、操縦能力とは関係なく、私が乗車しているときに起こってしまったのです。このブルトラ(ブルー色

          稲作創話「棚田物語」乙類04「ブルトラ2号の暴走と田中(でんちゅう)沈没」

          稲作創話「棚田物語」己類02「10万回のありがとう」達成奉告!第1弾

           1月12日にある方から勧められて始めた「100万回のありがとう」  今回は、10万回達成までの36日間の報告をさせて頂きます。  こうして、毎日、ほぼ3,000回、「ありがとう」を言っていると、普段日常的にしている諸々のことが、その「ありがとう」の海の中に漂っているように感じがして、カチカチ(カウンター)を押していない時でも、自然と「ありがとう」と言っていたり、心の中でつぶやいていたり。  そう、感覚としては、「ありがとう」の感謝の大海に、自分も自分のちっぽけな日常もぷ

          稲作創話「棚田物語」己類02「10万回のありがとう」達成奉告!第1弾

          稲作創話「棚田物語」甲類03「草刈りは、石崖棚田の美化完成作業なり」

           「甲類01話 ヨセ上げ」で、田地(でんち)創造して、「02話 わらだし」で田中(でんちゅう)清掃して、今回の「草刈り」で、田境(でんきょう)美化。「これで、田界(でんかい)完成。田作り、これにて極めたり!」、なんちゃって。  石崖棚田の畔(あぜ)と石崖の草刈りをした石崖棚田は、本当に美しいと思います。耕耘前でも、田植え前でも、稲刈り前でも、きれいに整髪した昭和の美男子の美しさを感じます。(私だけ?)  で、今回は、草刈りについてですが、石崖棚田の草刈りの場所は、大きく分けて

          稲作創話「棚田物語」甲類03「草刈りは、石崖棚田の美化完成作業なり」

          稲作創話「棚田物語」乙類03「トラクター物語②」ブルトラ1号との心中未遂事件

           いよいよ3m落ちの心中を謀った「ブルー1号・トラクター」、略して、「ブルトラ1号」について、お話しすることができます。1号というくらいですから、仮面ライダーのように「2号」が居ます。(ブルトラ2号については、次回、こいつとも相性悪い私でしたという話をします。)  ではV3(ブルー・スリーではありません。ブイスリーと読みます。念のために)はというと、V3は「赤い仮面」ですので、私の場合、親父が乗っていて、彼がぼけてしまってからは私が愛乗している「レッド・トラクター」がそれに当

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          稲作創話「棚田物語」02   な ぜ「はずだったのか」という、かなりシビアで当たり前な現実

           一つには、時間がなかったこと。  地元からは「〽遠く離れて、職場に一人」(「帰ってきたウルトラマン」 バカ!)、そう、単身赴任の身には、地元での起業は、かなりハードな時間の使い方をしないといけないことが、実際にやり始めて分かりました。いくら、毎週、「起きたら現場」の夜行バスを使って往復しても、無理。そして今どき、ブログの立ち上げやSNSとの連携、電子出版での集客戦略などなど、全くの素人が一からやるのは、無理でした。  無論、相談しました。(そのことは、後に書きます。)  降

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          稲作創話「棚田物語」乙類02「トラクター物語① ウイリーイエロートラクター」

           私は、こう見えて(どう見えてるんだよう!)、トラクターとの相性がすこぶる悪い。イメージできにくいかもしれませんが、3mほど下の田にトラクターと一緒に転げ?落ちたり、急に前輪の右側だけがロックされて、急回転して、田や溝に落ちたり、坂道でウイリーさせたりした経験者です。これは、本当です。 運転が下手ということもありますが、棚田だからでもあります。田から田に移るには、そんなに広くはない坂を上ったり、下りたりします。下りるときはさほどの危険は感じないのですが、上る時は、怖いです。偶

          稲作創話「棚田物語」乙類02「トラクター物語① ウイリーイエロートラクター」

          稲作創話「棚田物語」甲類02「わらだし」

           本来なら、丙01の次は、丁01「大吟醸日本酒誕生物語」をお届けするのが順番なのですが、何せまだ、そのお酒を造った当人の承諾があられていません。私が、常に現地に居ないことが大きな原因ではあるのですが、そのお方もご高齢で、最近あまり現地に顔を出されることが少なくなったことも。  しかし、このご時世、他に交流する手段はあるじゃろ、と思われると思いますが、やはり、ご高齢、お顔を見ての確認でないと難しいこともあるのです。ご理解くださいませ。  ということで、今回は、  甲類02「わら

          稲作創話「棚田物語」甲類02「わらだし」

          稲作創話「棚田物語」甲類01「よせあげ」 

          自然農法稲作① 「ヨセ上げ ~田地創造~ 」  何を上げるのだと思いますか。「ヨセ」って何? 田んぼにそんな部分があるの? ってことですよね。  でも、これ、親父からも言われた棚田の米作りにとって大切な作業なのです。わが棚田は石垣でできているという話は、以前したと思いますが、その石垣の足元、田に埋まっている石垣の部分の土を田の形に沿って幅三、四十センチほど掘り下げて溝(ヨセ)を作り、そこに水を誘導するのです。その溝の泥土をスコップや平鍬を使って上げていくのが、「ヨセ上げ」で

          稲作創話「棚田物語」甲類01「よせあげ」 

          稲作創話「棚田物語」己類01 100万回の「ありがとう」

          経過報告記(予告編)  このシリーズの予告編「はじめに」から読まれた方は、奇異に思われると思います。  「100万回の「ありがとう」経過報告記」、そんなもの予定されていなかったじゃないか、どこが「棚田物語」と絡むんだ?、、。  すみません、その通りです。で、こんなことにも挑戦していて、この話は別の記事にまとめようとしていましたが、01で予告してしまったものだから、この物語の中に取り込むことにしました。(何と安易な!)  つまり、己類「100万回の「ありがとう」経過報告記」を

          稲作創話「棚田物語」己類01 100万回の「ありがとう」