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親バカだっていいじゃない

みんな親バカだった

 子どもが産まれる時を思い出してみましょう。
 あなたは何を望んでいましたか?
   「無事に産まれてくれるだろうか・・」

 産まれた時、あなたは何を思いましたか?
   「産まれてくれてくれてありがとう!」

 産まれてからひとつひとつできることが増えるたび、あなたは何を思っていましたか?
   「寝返りできた!すごいね!」
   「つかまり立ちできた!すごいね!」
   「しゃべれるようになった!すごいね!」

 日々成長する子どもが愛おしく、それが家族の幸せでした。
 写真もたくさん撮りました。

 あの頃は、みんな親バカでした。

あなたは親バカですか?

 「いつまで遊んでるの?宿題やったの?」
 「どうして勉強しないのだろう・・」

 いつからでしょう?
 子どもにかける言葉や悩みが不平不満ばかりになったのは。

 赤ちゃんの頃は成長し、日々できることが増えるたびに褒めていました。
 いつの頃からか、できないことに目が向き、できないことを注意する日々になっています。

 何をやっても、どんな姿でもかわいい我が子。それを喜びそれを褒めるのが親バカです。

 いつからでしょう?
 わたしが親バカではなくなったのは・・

子どもは可能性の塊

 子どもは本来、可能性の塊です。

 何かできるようになれば褒めてもらい、ちょっとしたことでも喜んでもらい、自分はまわりの大人にとって特別な存在です。
 自分は何でもできる。何をやっても褒められる。自信満々で自己肯定上がりまくりです。

 それがいつしか
  「あれをやれこれをやれ」
  「どうしてできない?なぜやらない?」

 そんな言葉ばかりが降りかかってくるようになりました。

 自己肯定感というキーワードは教育分野で最近のトレンドになっています。
 どうやったら子どもの自己肯定感を高くできるのか?
 どんなノウハウがあるのか?

 ちょっと思い出してみましょう。
 赤ちゃんの頃は、みんな自己肯定のかたまりでした。
 それがなぜ低くなったのか?

 子どもの自己肯定感が元々低いのではありません。
 子どもの自己肯定感が低くなるように育ててしまったのです。

どうしてそうなってしまったのか

 「子どもの将来を考えて」
 「自分と同じ過ちをさせたくない」
 「きちんと育てないといけない」

 理由は人それぞれにあります。
 分析も人それぞれに違います。
 子育て理論もたくさんあり、個人に向けてのコーチングもたくさんの人が提供しています。
 理由や理論は千差万別。
 「何が自分に合うのか?何が必要なのかわからない」

 ちょっと考えてみましょう。
 あなたの目的は理由を知りたいことですか?
 
 あなたが知りたいのは
 ・子どもにどう接したらいいのか?
 ・子どもをどう導いたらいいのか?

ということです。
その答えは「正しい親バカ」になることです。

正しい親バカとは

 親バカは無条件に子どもを愛しています。
 親バカは子どもの姿をありのままに受け入れます。
 親バカは子どもの良いところを探します。
 親バカは子どもを自慢します。
 親バカは子どものために叱ります。

この逆はどうなるでしょう?
 子どもに条件をつけていませんか?
 子どもに自分の理想を押し付けていませんか?
 子どもの悪い所ばかり目が行っていませんか?
 子どもの自慢を最近いつしましたか?
 その注意は子どものためですか?自分の都合のためになっていませんか?

子どもの世界はまわりの大人が創っている

 子どもは家庭に守られた存在です。
 子どもの世界はとても小さく、その環境は家族や周りの大人が創った世界です。
 あなたが創っている世界は、子どもにとってどんな世界ですか?
 それは楽しい世界ですか?窮屈になっていませんか?

 子どもが笑顔でないならば、それは子どもの世界が楽しくないから。
 子どもの世界が楽しくないのは、あなたが笑顔ではないから。

あたりまえのことが、あたりまえでないこと

 親バカになるためには、子どもが居ることが条件になります。
 あたりまえのことですが、このあたりまえを続けることは簡単ではありません。

 人の別れは突然やってきます。
 事故や災害で突然会えなくなってしまいます。

 東日本大震災では、いつも通り「いってらっしゃい」と送り出した人が、あたりまえのように「ただいま」と帰ってくることはありませんでした。
 
 それは他人ごとではなく、いつ自分が同じ状況になってもおかしくありません。

 「子どもたちが生きた時間は幸せだっただろうか?」

 後悔しないためには、子どもたちの”今”の時間を輝かせること
 子どもたちの”今”が笑顔であること
 そのためには”今”の自分が笑顔であること

そのためにできることが「親バカ」なのです。

世界中の親が「親バカ」になるために

 世界中の親が親バカになれば、世界中の子どもたちが幸せになります。
 あなたが親バカになれば、子どもは幸せになります。

 あなたが子育てに悩むのは、あなたが親バカではないから。

 どうしたら親バカになれるのか?
 それは下記にまとめていますので、「親バカ」が気になったら見てください。 

 

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