きろきろ

色んなレンズを使って、都内でポートレートの撮影をしています

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  • 現像・レタッチ関係

    現像方法や現像・レタッチソフトの使い方をまとめています。

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    Carl Zeissカールツアイスのレンズのレビューを含む記事一覧

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(駄文と作例)FUJICOLOR 100の雑感

(以下、かなりのポエム調で見直したら恥ずかしくので、後日消すかも) 富士フイルムの定番フィルムであるFUJICOLOR 100(フジカラー100)を初めて使いました。 最初に現像データをいただいた時は、あまり特徴がなく、あえて使うほどのフィルムではないなと思った。 ただ、一晩経って見直してみた時、なんかじんわりと感動した。 これでいいんだよ、的な感じ。 自分が子供の頃慣れ親しんでいたフィルムの描写ってこうだったよな、的な。 ハイライト・シャドウ等、全体的な色味に余計な

    • 続デジタルカメラでフィルムを再現する(Pro400H、Portra400)

      2024.2.17 末尾にPortra400のポートレート作例追加 (前の記事の「デジタルカメラでフィルムを再現する」を読まなくても、そのままお楽しみいただけます) 前回は自分の手持ちのフィルム写真とデジタル写真を比較して、富士フイルム業務用100、富士フイルムPro400H、Kodak ColorPlus200をデジタルカメラで撮影した写真での再現を試みました。 上手くいったのもあんまりだったのもありましたところ、改めてフィルム・デジタル撮影をしてきましたので、作例や簡

      • (備忘)ヒストグラムとトーンカーブ入門

        Lightroom(LR)、Photoshop、Capture One(C1)等の現像ソフトの解説でよく見かける「ヒストグラム」と「トーンカーブ」、これらのグラフの違いが分かりますか? 実は自分は曖昧でした… 特に、ヒストグラムとトーンカーブのグラフの縦軸の違いが分からなくて、ずっと混乱していました。 なので、本稿ではヒストグラムとトーンカーブを関連項目を含めて初心者向けに分かりやすくおさらいしつつ、これらのグラフの違いを改めて確認したいと思います。 なお、結論から言うと

        • Capture Oneのトーンカーブについて

          (トーンカーブの基礎の基礎については、こちらをご覧ください) Lightroomには4つ(RGB、R、G、B)のトーンカーブがありましたが、C1は5つあり、輝度Lumaのカーブが追加されています。RGBが統合されたカーブ(ここでは「RGB統合カーブ」と呼びます)と輝度カーブとの違いは何なのでしょうか。 本稿ではトーンカーブ、特にRGB統合カーブと輝度カーブの効果について色々と実験しつつ検証してみましたが結論から言うと、 ・RGBカーブは、RGBの各数値を一斉に操作する機

        (駄文と作例)FUJICOLOR 100の雑感

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          Capture Oneのかすみの除去について

          昨日、Capture Oneの各ツールの効果を簡単に説明いたしましたが、かすみの除去の機能の説明が良くなかったので、改めて記事を作成します。 「かすみの除去」dehazeとは、かすみhazeの量をコントロールし、コントラストがフラットになっている画像の彩度saturationを改善するもの(公式マニュアルより)とあります。またC1では、特定の「色調」Shadow toneを指定して、効果を発生させることもできます。  なお、「色調」機能で指定された箇所を本稿では便宜上「指定

          Capture Oneのかすみの除去について

          (備忘メモ)Capture Oneのツールの効果

          (2024.1.17 改稿) Lightroom ClassicからCapture One(キャプチャーワン、以下「C1」という。)に移行して1ヶ月経ったので、C1ならではの機能について調べたことを簡単にメモしていきます。 この記事は現像ソフトの基本的なことは理解しているが、ツールの細かい意味や違いがまだまだ曖昧な中級者向けを想定しています。 なお、公式のマニュアル、ウェブに転がっていた記事やYoutubeを見ての個人的な理解に基づいて書いており、学術的な理論やアルゴリズム

          (備忘メモ)Capture Oneのツールの効果

          デジタルカメラでフィルムを再現する

          あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 突然ですがフィルム風の現像ができるプリセット3つをデジタル写真現像ソフトのCapture Oneで作成してみました。 ・富士フイルム 業務用100(生産終了:別の方の作例と解説) ・富士フイルム Pro400H(生産終了:別の方の作例と解説) ・Kodak ColorPlus200(現行品:別の方の作例と解説) 作成したきっかけは、年末年始に昔のフィルムを見返してたら自分ごとながら予想以上に素敵で

          デジタルカメラでフィルムを再現する

          Carl ZeissのPlanar 50mmや85mmの比較

           前回の記事に引き続き、Carl Zeissの50mmと85mmの比較表も作ったので、大掛かりな記事にまではしませんが掲載しておきます。比較の方法論については、こちらの記事の2(2)と同じです。  結論から言いますと、35mm-85mmの手持ちのCarl Zeissレンズを比較して分かったことは、Zeissレンズは新旧問わず、Nikonと比べて若干緑寄りの発色をするということでした(むしろNikonが赤い・マゼンダ寄りか?)。  ただ、色温度は一部例外を除き、Nikonと同

          Carl ZeissのPlanar 50mmや85mmの比較

          Carl Zeiss Distagon 35mm等の比較(6本)

           レンズ沼にハマりすぎてしまいCarl Zeissの35mmレンズが6本※になってしまったところ、折角なので同じCarl Zeissレンズの間でもどんな違いがあるのか知るために比較実験をしてみたいと思います。具体的にはレンズの持つ色や解像度に加えて、周辺画質・周辺減光・フリンジ等といったマイナス面も見ていけたらと思います。  ただ、かなり適当な比較である一方で、内容自体はマニアックなのでご注意ください。 ※ Distagon 35mm/1.4 zf.2、Milvus 35m

          Carl Zeiss Distagon 35mm等の比較(6本)

          5つのPlanar 85mm f1.4

           Planar 85mm f1.4に格別な幻想を抱いていたわけではないのですが、なんだかんだで撮影に使っているうちに、同じようなスペックのレンズを5本も購入してしまいました。  ここで言うPlanar 85mm f1.4とは、1973-1975年頃にヤシカ・コンタックスマウントを含めた様々なマウントでCarl Zeissから発売され、当時爆発的な人気を誇った5群6枚の変形ダブルガウス型のレンズ及びそれらを後年に復刻又は発展させたものとなります(当方が所有しており、本稿で取り上

          5つのPlanar 85mm f1.4

          (駄文)マニュアル・フォーカスについて

           デジタルカメラでのマニュアル・フォーカス(MF)時のピント合わせのコツ等について、 TwitterのDMで質問をいただいたので、自分なりのコツや上達方法を書いてみたいと思います。 MF時のピント合わせのコツ デジタルカメラにおけるMF時のピント合わせのコツは、以下の通りです。 フォーカス・ピーキングや画像拡大機能を駆使すること(できればミラーレスカメラが望ましい) (自信がない時は)ピント前後で何枚か撮影すること (自信がない時は)少し絞ること (できれば)しっか

          (駄文)マニュアル・フォーカスについて

          オールド・ニッコールの標準レンズの簡単な比較(3本)

           お酒の世界では、水平比較と垂直比較という言葉があると言います。水平比較は、同時代のお酒をできるだけ条件を合わせた上で、ある部分のみを比較して違いを見つけるもの(例えば、同じ年代・同じ葡萄やワイン生産者・同じ葡萄の品種であるが、日照などが違う畑の葡萄で作られたワインの比較をすることで、畑ごとの出来の違いを探るもの)で、垂直比較は、同じお酒でも異なる年代のもの(1970年のシャトーマルゴーと1990年のシャトーマルゴーを比較することで、年代の違いや熟成の効果を探るもの)を比較す

          オールド・ニッコールの標準レンズの簡単な比較(3本)

          追加のレンズたち2(2021年購入)

           昨年5月以来の投稿となりますが、この7ヶ月で更に増えたレンズのレビュー記事となります。ただ、まだ作例が十分ではないものもあるので、今後も追記予定です。作例は各レンズレビューの冒頭のtwitterの埋め込みだけでなく、関連の記述に画像のリンクを貼っていますので、そちらも適宜ご覧ください!  なお、これまでの記事一覧・レビュー済レンズの一覧はこちら! 1 カール・ツアイス Carl Zeiss(1) Distagon 35mm f2.8 (MMJ)  ヤシカ・コンタックスマウ

          追加のレンズたち2(2021年購入)

          (目次)これまでの記事と購入したレンズ一覧

           はじめまして、きろと申します。このNoteでは、オールドレンズを中心に、自分が購入したレンズのポートレート撮影での使い心地を書いていくものとなります。特にフレアやゴーストの出方について、作例とともにお見せしたいと思います。  これまで作成した記事と購入したレンズの一覧表を以下の通りまとめておりますので、本Noteの目次としてご活用ください。  また、この記事に新しく購入したレンズとそのレビューのリンクも追加していきたいと思います! ○ これまでの記事#1 はじめましてと早

          (目次)これまでの記事と購入したレンズ一覧

          追加のレンズたち

           昨年12月以来の投稿となりますが、この4ヶ月で、ニョキニョキと12本も生えてきましたので、追加レビューいたします!ただ、まだ作例が十分ではないものもあるので、今後も適宜追記していけたらと思います。作例は冒頭のtwitterの埋め込みだけでなく、関連の記述に画像のリンクを貼っていますので、そちらも適宜ご覧ください!  なお、これまで購入してきた、その他のCarl Zeissのレンズはこちら、ミノルタ等の日本レンズはこちら、になります。 1 Carl Zeiss(8本)(1)

          追加のレンズたち

          レンズ概要 3/3 その他レンズ編(旧ソ連、ライカなど)

           長くなりましたが、第一回(カールツアイス編)と第二回(日本レンズ編)に続いて、最後に旧ソ連やライカ等のレンズを紹介したいと思います!  特に旧ソ連のレンズは、戦前のカールツアイスの流れを汲んでいるので、その比較という意味で集めてみました。  なお、旧ソ連のレンズは、年代によって製造している工場やコーティングが異なるため、同じモデルでも必ずしも同じ色のフレア・ゴーストが出るとは限らないので、ご注意ください。ポイントとしては、好きな作例があったら、使用されたレンズがいつ・どの工

          レンズ概要 3/3 その他レンズ編(旧ソ連、ライカなど)