Knight 7128

美しいもの、心躍るもの、力強いものを具現化させていきたい。

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祖父と父の話

父方の祖父 今まであまり語ってきませんでしたし、 私には実際に対面した記憶はありませんが、 私が物心ついてきた頃から、 周りの人に色々な話を聞かされた存在です。 父方の祖父は、 私が生まれ育った東京下町の世話役のような存在で かなり名の知れた存在だったようです。 私が生まれる10年ほど前に亡くなっているのですが、 祖父を慕う厳つい男たちが、 祖父が死んでしまった我が家を気にして 出入りしていただいていたことを何となく記憶しています。 その厳つい男たちは、 私たち家族には

    • 大雪の中

      新しい仕事 この半年間、 残りの自分の人生にとって 何を成すべきか?考え続けている。 前回もお話ししたように これまで30年近く生業としてきた仕事を 思い切って捨てた。 捨てたと言う言い方は良くないかもしれないが、 あと30年の生業を 新たな可能性を信じてみようと思ったからだ。 可能性を発見してくれた人 この可能性は、 思いもしない 自らの体験から導き出した朧げになっていたものを ある方が引き上げてくれた。 「あなたにはこう言う仕事がとても合っているかもしれません

      • 2024年始動

        2024年スタートしました。 昨年は、自分の脇の甘さから ハイエナのような人間に 搾取された一年になってしまいましたが、 後半は自分の立ち位置を再認識し、 素晴らしい出会いを通して、 自分自身を立て直すことに集中することが出来ました。 今年からは、 新たな可能性を信じて邁進したいと思います。 今年は元旦から大きな災害や事故があり、 被災された方には心からお見舞い申しげます。 お亡くなりになられた方、ご親族御関係者の方には、 心よりご冥福をお祈りいたします。 今年の抱負

        • 蟷螂現れる

          2023年11月、久しぶりに日本に一時帰国した。 イタリアナポリとローマでの仕事は、 とても充実し刺激的だった。 人、街、食べ物、店、建築物、服、酒、 どれもこれも純粋な日本人である 私にとっては眩しすぎる。 「毎日ワクワクしながら仕事に向かう」 こんな感情をとても愛おしくありがたく思えた。 でもやはり日本が好きだ。 帰国後アトリエで ボケっと時差ボケを楽しんでいたある日、 テラスの窓から 「ボコっ」「ガサガサッ」「ガリガリl」と音がする。 覗いてみると大きな蟷螂だった

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        祖父と父の話

          入れ墨の話

          祖父の背中 祖父の背中を生で見ることは叶わなかった。 しかし、祖父の写真が数枚残っていて、 厳つい兄さんたちが、頼んでもいないのに、 幼い私に説明してくれた。 身体に絵を描く と子供心に単純に思ったけれど、 その異様な世界観の「絵」は、 一般人には絶対に受け入れられるものではないし、 私自身も恐ろしさを感じた記憶がある。 私の身体には、真面目な父の教えもあって、 一才の絵は入っていない。 無論そんな必要がないから当然だ。 私が教えていただいた任侠の世界では、 入れ墨(

          入れ墨の話

          裏日本

          久しぶりに日本語を聞いてホッとしている。 やっぱり根っからの純粋な日本人であることに、 我ながら気がつく。 「やっぱり日本って良いなあ〜」 と思う今日この頃だ。 先日とある年配の品の良いご婦人から 久しぶりに「裏日本」という言葉を聞いて とても嬉しく懐かしかった。 母の生家 母の生家は、 富山県の石川県にだいぶ寄った港町。 私の祖父、母にとっての父は、 鰤と蛍烏賊 漁と稲作で 大きな財を成した。 漁師と農家のダブルヘッダーで 働き詰めの祖父は、 厳しいながらも いつ

          くっそー、、、、、、!!

          汚い言葉からのスタート恐縮です。 今回は下世話なお話です。 不快に感じる方は、スルーしてくださいね。 ハイエナにやられた 今週は悔しい出来事がたくさんありました。 まさにハイエナ。 どうしてそんな言動が取れるのか? 金の亡者っぷりに言葉が全く出ません。 世の中ってこれが当たり前なのかなあ? まさか自分が愛した人が こんな人間だった?変身した?なんて、 周り回って自分の馬鹿さ加減に腹立たしいですね。 だけども 彼女は私を見誤っています。 私はお金が欲しいわけではない

          くっそー、、、、、、!!

          山は越えた

          チームと共に半年間取り組んできたプロジェクト。 負けた。 悔しい。 申し訳ない。 痛烈な責任を感じている。 反省することは多々ある。 この悔しさをバネにして 次回にチャンスがあるのであれば活かしたい。 あーー それにしても チームの皆さんに申し訳ないことをしたなあ〜。 本当に申し訳ない、、、。 次 気持ちを切り替えるのは、なかなか難しいけれど、 もうすでに次の仕事が待っている。 動き出そう。自分。 次は、イタリア、ローマ、ナポリのプロジェクトだ。 負けるな!自分

          山は越えた

          色々と動き出した。

          悪夢の7月20日から、1ヶ月が経過した。 あっという間だったけれど、 今までと違った環境で、様々な人と交流し、 今まで知らなかった世界を体験し、 「人生ってなんだ」を毎日毎日考えた。 それでも気持ちを入れ替えて 自分が未来を見つめれば、物事が動き出す。 どん底の私でも支えになってくれる 沢山の人がいることが何よりも嬉しかった。 温かいご飯、規則正しい生活、 何にも邪魔されず、自分のペースで、 自分が掲げた未来を見据えて、 進むだけだ。 誰のためでもない自分のために。

          色々と動き出した。

          、、、、にしても。

          金の亡者、小判鮫、ハイエナ、、、、のその後。 もう終わったことだから、 いつまでも引き摺られてはいけないのだけど、 心を穏やかにさせるために吐き出させて欲しい。 金の亡者、小判鮫、ハイエナ、、、、のその後。 どこまでも意地汚かった。 なぜ早く気がつかなかったのか、 なぜ愛してしまったのか、、、。 自分の馬鹿さ加減に呆れてしまう。 私のものは私のモノ、あなたのものは私のモノ、 あなたの家は私のモノ、あなたの資産は私のモノ らしい。 そして、 私の大切なものは私のモノ あ

          、、、、にしても。

          祖父と父の話-2

          父が亡くなって、12年。 父とは会話をしなかった期間も長くあったけれど、 今では父から教えてもらった様々な事柄を思い出す。 突然連れ出された銀座の高級クラブ、 銀座のバー、 築地の寿司屋、 築地の料亭、 よく読めと渡された本、 真摯に仕事に向かう姿、 道具、神道、、、、、、、、。 挙げればきりがない。 私は一度人生を失敗してしまったけれど、 私の根っこにあることは、 もう一度整理して自覚すべきだ。 銀座の会社での出来事 15年ほど前。 銀座の中心にオフィスと店舗をいく

          祖父と父の話-2

          立て直し

          さあ。 立て直す。 自分の心と身体と人生を。 私は長く洋服の業界に身を置いていたので、 正直それ以外の世界を知らない。 経営者といっても、 MBAや何かの資格を保有しているわけではなく、 叩き上げてきた人間だ。 どう立て直すか? 心と身体は、自身の生活を律すれば、すぐに元に戻せる自信がある。 収入源をどうするか? まずは1年間、職種に拘らず、 収入と貯金を目的として何らかの仕事につくべきか? それとも「武士は食わねど高楊枝」 理想を高く持って挑戦すべきか? イタリア

          立て直し

          身体を整える

          さあ、やり直しの第一歩。 身体を整える。 体質もあるかもしれないけれど、 男女問わず身体が美しい人には理由がある。 規則正しい生活リズム、 よく食べよく飲む、 よく動きよく働く、 よく考え、行動に移す。 ことだと私は信じている。 そういう私自身も 30年近く体型が変わっていない。 体脂肪率は10%前後で30年近く推移している。 そして毎日10km近くを歩いている。 愛犬の散歩に始まり、 仕事中もほぼ座ることはない、 夜の愛犬散歩も毎日欠かさない。 ただ歩くだけでは

          身体を整える

          小判鮫論-最終回

          冷静に振り返るととても恥ずかしく壮絶な時間だった 私自身のことは、 きっと取り返すことができないのだと思う。 手続きの時間や労力、 そして弁護士に依頼するとしてもその費用 色々と考えると、力も湧いてこないし、諦めるしかない。 自分が大馬鹿だったと、 これからの余生の中で猛省し、 生きていくしかない。 そしてなんとかもう一度自分を取り戻したい。 自己中心的な共同生活 それにしても今思えば壮絶な共同生活だった。 私の交通事故の後、 私一人での生活が覚束なかったことで、

          小判鮫論-最終回

          小判鮫論-3

          お互い50歳を過ぎた男女。 若い時のようにお互いの肉体を貪りあうような関係ではなく、 特に私はただただ、彼女のために何がしてあげられるか? を考え行動することだけを考えていた。 気がつくと毎月200万円近い出費。 もちろんそれには自分自身も楽しんだ 会食もあるし、旅行もある。 ただそう言った個人的なものの他に 彼女が個人経営するお店の売上補填や家賃の立て替え、仕入れ代金の立て替えなど 少しずつ疑問がつくものの出費が重なっていったのだ。 最愛の人が弱っていたり困っていたら、

          小判鮫論-3

          小判鮫 論2

          前回からの続き あれほど気をつけていた小判鮫、ハイエナに 人生リセットのつもりで、 海辺の街の端の方に居を構え、 穏やかに静かに暮らすことを願っていた。 身体は元気だが、 まずは自分の心をもう一度整えて、 惑わされず、静かな生活を送ろうと。 ある女性との出会い〜 人は食わなければ生きていけない。 どちらかと言うと美味しいものを少しずつ食べること が唯一の楽しみだ。 静かにしていればよかったものの、 海辺の街の反対側の繁華街に行けば、 美味しく素敵なお店が沢山ある。

          小判鮫 論2