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日米中で食に対する意識の違いを紐解く②【グローバルリサーチ 事例Vol.1】

こんにちは、Koeeruで営業・マーケティング、広報を担当しています岡崎です🌞

街中に訪日外国人の姿が復活してきていて嬉しい気持ちと、グローバルリサーチの必要性を改めて感じているこの頃です🌍

前回のnoteで、日米中の3カ国におけるベジタリアンの割合、世帯年収や年代についてお伝えしました。

今回は、『ベジタリアンと非ベジタリアンで食品を購入する際に意識すること/チェックする成分の違い』 についてお話したいと思います。



食品購入時に意識する項目

デイリーフーズ

こちらはデイリーフーズ(チーズ、卵、バター、ヨーグルトなど)を購入するときに意識する項目を表したグラフです。
ベジタリアンと非ベジタリアンで、かなり違いが出ました。

非ベジタリアンは価格を最も重視するのに対して、ベジタリアンは「オーガニック」「加工方法」「カロリー」など健康に関わる項目を意識する傾向が見られ、反対に「価格」は3割弱という結果になったことから、【多少高価でも身体に良いものを選びたい】という思考が見えてきます。

購入時に意識する項目(MA):デイリーフーズ(チーズ、卵、バター、ヨーグルトなど)


炭水化物

こちらは炭水化物(パン、お米、パスタなど)を購入するときに意識する項目を表したグラフです。
デイリーフーズほど違いは見られませんでした。

炭水化物では、ベジタリアンか否かに関わらず「価格」「生産日・消費期限」が最も意識されています。

またベジタリアンにおいては、デイリーフーズで上位だった「オーガニック」「加工方法」「カロリー」は、いずれも非ベジタリアンよりはスコアが高く、特に「オーガニック」「カロリー」はデイリーフーズと同様に上位という結果となりました。

購入時に意識する項目(MA):炭水化物(パン、お米、パスタなど)


食品購入時にチェックする成分

デイリーフーズ

非ベジタリアンは「特に気にしない」が突出しているのに対して、ベジタリアンは「糖質量」「プロテイン」など健康に関する項目をチェックする傾向があります。
「プロテイン」のスコアが高いのは野菜が主食だとタンパク質が摂取しづらいという課題があるからでしょうか。

購入時にチェックする成分(MA):デイリーフーズ(チーズ、卵、バター、ヨーグルトなど)


炭水化物

デイリーフーズ同様に、非ベジタリアンは「特に気にしない」が突出しているのに対して、ベジタリアンはほとんどの項目で非ベジタリアンのスコアを上回っていて、改めて食への意識の高さ、拘りの強さがうかがえます。

購入時にチェックする成分(MA):炭水化物(パン、お米、パスタなど)

まとめ

総じて、ベジタリアンの人の食への意識の高さがうかがえる結果となりました。

「オーガニック」や「加工方法」といった安全性に関する項目への関心が高いこと、「糖質量」「プロテイン量」をチェックする人の割合が高いことは、野菜を主食としているため、納得できます。

と言うのも、野菜が主食だと「プロテイン」や「糖質」などを補いづらいことから、その点を特に注視しているのでは?とも推測できます。

昨今、大豆ミートなどの代替肉や、植物性タンパク質が注目されていますが、そういった商品はベジタリアンのプロテイン摂取には一役買っていそうですね。

食品を販売する際、想定される購買層の食への関心の高さや、食品選びに重視するポイントにも目を向けておくと、より深い顧客理解やマーケティングに繋がると考えています。

また海外に進出する際には、上記に加え、現地の食事情や宗教観、気候、働き方なども食事の嗜好性につながるため把握しておくと良いと思います。

※上記データに関して※
デイリーフーズ、炭水化物以外にも、そのほかの食品や飲料品についても、同様のデータがございますので、気になる方は、1ヶ月後にHP上でリリースを予定しているホワイトペーパーをご覧いただくか、こちらからご連絡ください。

日本にいると海の向こうにいる人の生活がなかなか分からないので、食だけでなくあらゆる場面で、グローバル調査を実施する意味は大きいと思っています。

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<調査概要>
対象国:日本、中国、アメリカ
サンプル数:日本 500s、中国・アメリカ 505s
手法:ネットリサーチ
対象者:一般消費者
実施期間:2022.8.22 ~ 2022.8.30

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