マガジンのカバー画像

心に残るnoterさんの記事まとめ

27
僕が読ませていただいて心に残った記事を、その都度、勝手にアップさせていただきます。
運営しているクリエイター

記事一覧

ずぼらでも丁寧な暮らしはできる。実は簡単3ステップな毎日のお茶習慣。

今月の習慣化目標は「朝起きたら抹茶を飲む」こと。 月も半ばになりましたが、ちゃんと続いております。 毎朝、抹茶飲んでるなんて話すと、 「さすがお茶習ってる人はちがうな~」とか 「朝からよくそんな時間とれるね~」とか言っていただけるんですが、 実は抹茶飲むのってめちゃくちゃお手軽なんですよ。 茶道を習い始めた頃は、お稽古だけじゃなくてお家でも!なんて憧れがあったものの、道具はいろいろあるし、作法もいろいろあるしで、家で飲むのはとてもじゃないけどできないなぁと思ってた。 そ

コンビニ弁当チャレンジ - 毎日異なる選択で鍛える思考力

コンビニ弁当:日々の選択がもたらす思考の訓練 私たちの日常は、無数の選択に満ちています。特に昼食時、何を食べるかという選択は、一日の中で最も身近な決断の一つです。私は、この日常の小さな瞬間に、思考の訓練を見出しています。具体的には、コンビニ弁当を選ぶ際、意識的に毎回異なるものを選ぶようにしています。 新しい味の発見 コンビニ弁当は、その手軽さと多様性で私たちの生活に欠かせない存在です。しかし、同じものを選びがちな私たちにとって、新しい味を試すことは、日々のルーティンに新

【一日一文】ナイチンゲール「もっと子供に解放と自然を与え」

5月12日。 「クリミアの天使」と呼ばれたイギリスの看護師フローレンス・ナイチンゲールの『看護覚え書』から、一文をご紹介します。 フローレンス・ナイチンゲールは、近代看護教育の母を呼ばれています。クリミア戦争のただ中に、多くの看護師を率いて、自ら負傷兵の看護にあたりました。 また看護の思想を構築し、統計学にもとづく医療衛生の改善に尽力した人物として知られています。それまで地位の低かった看護師を、健康にたずさわる専門職として引き上げた功績は大きいのです。 実際に『看護覚

有料記事のハードルを下げたら見えたこと

最近、2つの記事を有料記事として投稿しました。 私は過去の記事でいくつか有料にしているものがあって、有料にすること自体に特に抵抗はありません。 例えばこの記事を有料にしているのですが これは昨年の創作大賞のために書いたもので、とてもエネルギーを使って必死に書きました。文字数はいつもの何倍もありますし、内容も自分の病気や家族のことにもかなり踏み込んでいます。内容も量も他のものより重めです。 そんな記事ということもあり、だんだんと赤裸々なこの記事を全世界誰でも読める状態は

夜8時、フォートナイトで会おうね

すごい時代になったと思った。 こどもの遊び方が進化している。 僕がこどもの頃は「学校終わったら、公園に集合ね!」とか、そんな約束をすることがほとんどだった。でも、今は違う。 「○時に、フォートナイトで会おうね」 なんと!そんな待ち合わせがあるのか。 8歳の息子と友達のやりとりを聞いた時は、思わず「今なんて?」と聞き返した。 フォートナイトというのは、オンラインで出来るゲームのことだ。ダウンロードもプレイも無料。息子はNintendo Switchを使ってやっている。友

平凡な人生を送りたくなかった私が今思うこと

若い頃、平凡な人生を送りたくないという気持ちが人一倍強かった。 両親にも普通に愛され、幸せな子供時代だったと思うけど、学校を卒業して、就職、結婚、子育てという一般的な既定路線を歩むことはしたくない、と中学生の頃から漠然と思っていた。 自分の能力を過信していたわけでも何でもないけど、人とは違うエキサイティングな人生を送りたかった。 誰もが色々なストーリーを持っていて、唯一無二の人生を生きている、というのを今は理解できる。 ただ、実社会をTVや新聞を通してしか知ら

自分で蒔いた種

一粒の良い種を蒔いたら たくさんの良い実をつけ たくさん収穫でき さらに良い種となってまた循環していく。 一粒の悪い種を蒔いたら 芽が出なかったり 変形したり 実を結ばなかったり 手に負えなくなったりする。 でも、その種蒔いたの誰だっけ? 時を経ても 種の見分けがつかず 収穫が安定しなくて 天気のせいにしてみても 土地のせいにしてみても 誰かのせいにしてみても 状況は変わらない。 でも、その種蒔いたの誰だっけ? 自分で蒔いた種は 巡り巡っ

小説はもっと肩の力を抜いた方が良い

小説を書いている人、読んでいる人は小説を大切なかけがえのないものだと思っている人が多いと思います、僕もそうですが。 小説がないと暮らせない、子供の頃から何冊読んだかわからない人もいるでしょう。 でも、世の中にはそう思っていない人もいます。小説がなくても普通に生きていける人、そういう人の方が多数派なのかもしれません。 昨年、商業デビューして「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」を出版したとき、多くの知り合いから祝福の言葉をいただきました。読んでくれた人もいましたが、読ま

ゆっくりの方が難しい。書道5か月目の壁。

「きれいに書けるようになってきたね。でもさっさと筆を運んでいるでしょう。もっとゆっくり書いてみなさい」 そう言われたのが先月のお稽古の時。 書道を始めて5か月。 大きくてふにゃふにゃな制御不能文字しか書けなかった私も、それっぽい字が書けるようになってきた。 力んで太すぎる線にならないように、 かといって力が抜けすぎて線がガタガタしないように、 変に止まらず、流れのある文字を書けるように。 素早く書くことで、これらの課題を解決できることに気づいて、最近はさっさっと書いて

アントワーヌ・コンパニョン『寝るまえ5分のモンテーニュ 「エセー」入門』

アントワーヌ・コンパニョン『寝るまえ5分のモンテーニュ 「エセー」入門』を読み終える。もちろん、昨晩に。 本書のもととなったのは、2012年7月2日から8月24日まで、月曜日から金曜日までの12:55〜13:00に、フランスで放送された「モンテーニュと過ごす夏」というラジオ番組。放送台本がそのまま書籍として刊行されると、フランスでは約1年で17万部も売れたという。 わが国で翻訳するにあたり、エセーの入門書にふさわしい題名にしたとある。「誠実さ」「他者」「羞恥と芸術」という

「キッカケ」をつかみたい あなたへ。

はじめに こちらのnoteは、3月27日に発売された、ponpocoさんの新刊『66歳、まずやってみる。』のブックレビューです。 著者さんとの出会いはこちらのnoteをご覧ください。 著者のponpocoさんからご恵贈いただくと共に、出版社からの依頼をもとに記事を作成しています。ご了承のほど、よろしくお願いします。 さて、本題に入りましょうか。 『66歳、まずやってみる。』は、整理収納、シニアライフ、終活に興味を持っている方へオススメしたい本です。 読むと得られる

【読書コラム】とどのつまり、文体ってなんなのだ?! プロとアマチュア、男と女、人気のあるなし。その差はいったいどこにある? - 『数字が明かす小説の秘密 スティーヴン・キング、J・K・ローリングからナボコフまで』ベン・ブラット(著),坪野圭介(訳)

 高校生の頃、幸運にも、大江健三郎さんとお話しする機会を得た。最初、有名な小説家ということで、 「大江先生」  と、お声かけしたのだが、「先生はやめてくれ」と言われたことが印象的だった。 「大江さんと呼んでください」  当時、大江さんの初期作品にわたしはハマっていたので、どうしてこんな現実離れした設定を書くことができたのか、いろいろ質問させて頂いた。「そんなむかしの話を聞かれても」と言いつつ、大江さんは現実に経験した出来事がきっかけになっていると丁寧に教えてくれた。

【note習慣】無理に型にはめこまなくてもいいんじゃない?

巷には文章の書き方の本があふれ、 さまざまな書き方が提唱されています。 どれも意識すると確かに書きやすく、 読みやすい文章になっていることは間違いない と思います。 私もものキャンでPREP型、リスト型など 型をいくつか学びましたし、 わかりやすい投稿ができたと実感できた ポストもありました。 でもね、型を意識してしばられすぎると、 あなたらしさがなくなってしまう気がするんです。 Xも伸びるポスト、 バズるポストの作り方ばかり 誰かのをまるごとを真似しても、 あなたらしさ

言語は人生を変えるのか。物語も人生を変えるのか。

ある詩集をもとめて、独立系書店をさまよっていた。書名とたたずまいに惹かれて手に取ったのが、温又柔[文]きたしまたくや[絵]『日本語に住みついて』というエッセイ集だった。 温又柔。いちども著作を読んでいないのに、懐かしさを覚えた。台湾で生まれ、3歳で来日。台湾人だが、中国語や台湾語よりも日本語に馴染んでいて、小説やエッセイも日本語で書いている。だが、自身も台湾人と日本「人」、そして母語と母国語のはざまで揺れていたり、そのことで謂れのない暴言を浴びせられたりして、Twitter