志和浩司

その人がそこにいる、ということを撮りたい。

志和浩司

その人がそこにいる、ということを撮りたい。

最近の記事

SHE's the ONe/しおん

しおん SHE's the ONe

    • 雨あがる

      写ってくれる人 鎌田ありさ/Arisa Kamata

      • スシだぜ♪ベイビー

        困ったもんだぜ こんな写真 モデルのことなんて考えちゃいねえ なんでもマジで受け止めるやつらから 脅迫まがいのDMくるぜ でもハラ減ったろ 飛び込むんだスシローに ほらレーン 流れてくるスシ スシ スシ スシ スシ スシだぜ ベイビー 遠慮なんていらねえぜ だってハラ減ったろ 飛び込むんだスシローに 目の前 積み重なってくスシ スシ スシ スシ スシ スシだぜ ベイビー レーンのスシ見逃す シャレのわからねえやつら スシ スシ スシ スシ スシだぜ ベイビー 写って

        • real one -うばいあい-

          愛することは与え合うことではなくて奪い合うこと 奪って 奪って 奪い尽くす model:Hikari Yamagami

        SHE's the ONe/しおん

          記念写真

          家庭の事情なんかがあって幼い頃から家族や友達と撮る記念写真がほぼ残ってない。そのぶん記念写真への憧憬と渇望が深い。 私は文章が好きで子どものころから小説やらエッセイやら書いていたけど、そうした作品より小学校の頃の日記とか、銀行員のころ行ったお店なんかをメモった手帳のほうが今、はるかに大事だったりする。良子と初デートの待ち合わせのメモなんかが残ってるんだからね。 写真もそうじゃないかな、と気づいたんだ。自分にとっては。 だからそんな写真を撮りたいな、と思ってる。 有名人

          距離感ってなんだ

          人物撮影には距離感が出るとか。 一時、たしかにそんなことを考えていた時期もあったけど最近はこだわらなくなった。距離感って心の距離感とかそういう意味なんだろうけど、どっちみち物理的にカメラで写る範囲の距離にいてくれればそれでいいわけで。距離感なんて、そんなに気になることかな? 撮りたい人を撮ればそれでいいじゃない。 レジの前にいる後ろ姿が尊かったのでまず1カット撮って。 そして振り返ってこちらへ戻ってくるところで1カット撮る。 物理的に何メートルか近寄ってきてくれたんだからと

          距離感ってなんだ

          楽しいね

          会って、話をして、なんだか楽しいね。 ファストフードの2F。 あの頃もちょうどこんなふうにして。 なんでだろうね、たいした話題でもないのに何時間でも一緒にいられた。 まさか同じお店が40年以上経ってもここにあって、すっかり歳を重ねた自分がモデルさんを連れて同じように座ってるだなんてね。 で、写真家になれたのかって? 曲がりなりにも写真は撮ってるよ、とだけ答えておくよ。 そして「人生捨てたもんじゃない」ともね。 写ってくれる人 鎌田ありさ/Arisa Kamata

          トランジスタラジオな通学路

          そのむかし私は写真家になりたかったんだ。あのころは、今いる場所から世界中につながってる気がしてた。大人になったら何にでもなれてどこへでも行ける気がしてた。 毎朝乗った新京成は、旧日本陸軍鉄道連隊が演習用に敷設した軌道敷で急曲線が多数あるのを民間に転用したんだって。当時乗ってた車両はつり革のバンド部分が長く、カーブのたびガシャガシャ音を立ててたの覚えてる。その音を聞くとあと30分もすれば退屈な教室にいるんだなって、憂鬱な気分になった。 最寄り駅は2つあって北習志野からはスク

          トランジスタラジオな通学路

          お仕事帰りの雨あがりの夜空に

          たまたま待ち合わせた場所がお互いそれぞれに想い出のある場所だった。 写真には想い出は写らないけどこの写真が新しい想い出になることはあるのかもしれない、そんなふうに思いつつ。 うだつの上がらない私としては、バレンタインチョコGETのため2月に入ったとたんこんな写真をSNSにあげてアピールしていた。 今どきバレンタインにチョコというのも……てな時代にあさましくもチョコを求める自分のダサさにいささかの疑問も感じずに。 そして仕事帰りにありささんは待ち合わせの場所にやって来た。

          お仕事帰りの雨あがりの夜空に

          自信作

          「自信作」。 自信作を撮りたくて写真を撮っているわけではない私にとっては、いささか厄介な言葉です。 とくにネットでは「これでどうだ!」という意気込みで自信作を選び、出しているわけではありません。適当に流れ行くように写真を楽しめるところがネットっぽくて好きだし、ある意味写真的な感じがするんです。 ポートレート(?)ならこういう写真なんか好きです。 「いいね!」についてもいただければもちろん嬉しいですけど、数的にどうのではないので1でも10でも100でも1000でも嬉しさが等

          優愛の4年分

          2020 初夏。プロフィールの「趣味 アイドル」ってのが面白そうで、六本木界隈でお会いいただいた。記念すべきファーストショット。 なんなんだよせっかく六本木で会ってるのに、貸し駐車場で撮り始めてしまったよ。すみません。 写真撮り慣れてる人なら彼女の髪でこの日の蒸し暑さがわかるよね。なのにたくさん歩かせてしまった。基本、私はモデルを歩かせる。 足繁く通ったデ・プレがミケランジェロに変わっていたことに衝撃を受けつつ(このミケも今や閉店)、ライカなど持ってもらったり。 こ

          優愛の4年分

          真夏の辻堂

          夏の写真は寒くなった頃に見返すのがいい。 この日なぜそうしたのか思い出せないけれど、あしゅらさんと茅ヶ崎で待ち合わせて電車で3分、隣の辻堂へ移動したのだった。 あのさ最初っから辻堂で待ち合わせろよと自分で自分に言いたい。だけど、きっと茅ヶ崎から辻堂へ移動する3分間のあしゅらさんを撮りたかったに違いない。移動しているところを撮りたくなるモデルさんって、いるのだ。なぜかはわからないけれど。 何はともあれ辻堂へ着いた。 暑い。真夏だから。 連写したりとか。 カメラの画質

          真夏の辻堂

          クリスマスってどこにあるの

          12月24日。人々はいろんなことがあってこの日を迎える。僕はといえば、今年から写真に写ってもらっている鎌田ありささんと過ごす。いつものように写真を撮りながら。 あの頃みたく僕の目の前には笑っている人がいて。 いや別に笑顔である必要もないのだけれど、自然に出た表情が笑顔ならそれに越したことはないと思っているだけで。 ミルワード先生もデーケン先生もリーゼンフーバー先生も帰天して、なんとなく遠く感じるSJハウスとクルトゥルハイムを久々に訪れた。クリスマスだし。 誰とでも来るわ

          クリスマスってどこにあるの

          たどり着いたんです

          私にとってアイドルを撮ることは、アイドルをモデルにポートレートとかグラビアを撮ることではないと思っていて。別にアイドルじゃなくても同じなんですけど。 写真についてああだこうだ理屈をこねくりまわすのも嫌なんで最近は本当簡単に考えてるんですが、誰を撮るんでもそこにいるその人を撮りたいだけなので、プロとしてどうたら写真家としてどうたら、ましてや表現者としてどうたらなんてのは一切なくて……ですね。 だからスマホで撮ったりもします。こんな志和の写真が良いと思ってくださる方なら撮影の

          たどり着いたんです

          Other Scenes こころ

          model:こころ こころさん、おめでとう!!

          Other Scenes こころ

          カメラ遊びに連れてって

          カメラで遊ぶのが好きだ。 写真と真剣に向き合った時期もあるけれど、今はもうただ、カメラで遊びたい。そんなカメラ遊びに付き合ってくれるノリの人にしかモデルは頼めないし、なんならモデルと思っていなかったりする。失礼ながら。 モデルじゃなかったら友達? もちろん恋人や家族ではないわけだし? いやいやそんなのはどうでもいいんだ、めんどくさい。人が人といる。会いたい人と会って、そのついでに写真も撮る。それでいいじゃない。 手羽先が食いたきゃ手羽先を食う。 そんなふうに食ってること自体が

          カメラ遊びに連れてって