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落語

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このマガジンは落語編をまとめたものです。
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記事一覧

【落語編】寿限無

【落語編】寿限無

こんにちはYouthです。
今回紹介する落語は、寿限無です。
寿限無は、とても有名なので話を知っている人も多いかも知れません。

あらすじ

上方落語でお馴染みの喜六が、生まれた我が子にめでたい名前を付けたいと考え、博識のお寺の和尚さんに相談に行きます。

お寺の和尚さんはいくつか縁起の良い名前を教えてくれたのですが、喜六はなかなか決めきることができません。

和尚さんの教えてくれた縁起の良い名前

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【落語編】釜泥

【落語編】釜泥

こんにちはYouthです。
今回紹介する落語は、釜泥です。

あらすじ

京の三条河原で釜茹でになった伝説の大泥棒石川五右衛門。「頭(かしら)は気の毒に……。あれも釜があったせい。釜が敵だ!」と手下連中は片っ端から大釜を盗んだから、標的となった豆腐屋は堪らない。二度も被害に遭った主人は「婆さん、いいこと考えた。今夜は釜の中で寝る」。
 「ところが、ぐっすり寝込んでしまいその夜三度目の泥棒が二人で入

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【落語編】不動坊

【落語編】不動坊

こんにちはYouthです。
今回紹介する落語は、不動坊です。

あらすじ

独身の吉兵衛は真面目でしっかり者だった。働いて得た金を遊びに散財することなくちゃんと貯蓄もしている。そんな吉兵衛を見込んだ家主は、ある縁談を持ちかける。

紹介しようとしてる女は長屋の裏に住んでいるお滝だった。お滝は講釈師・不動坊火焔と結婚していたが、不動坊が興行の旅の途中で腸チフスで急死してしまい、いまは未亡人になってい

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【落語編】猫の皿

【落語編】猫の皿

こんにちはYouthです。
今回紹介する落語は、猫の皿です。

あらすじ

明治の初年。

ある端師はたしが、東京では御維新このかた、あまりいい掘り出し物が見つからなくなったので、
「これはきっと江戸を逃げだした人たちが、田舎に逸品を持ち出したのだろう」
と踏み、地方をずっと回っていた。

中仙道は熊谷在の石原あたりを歩いていた時、茶店があったので休んでいくことにし、おやじとよもやま話になる。

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【落語編】粗忽の使者

【落語編】粗忽の使者

こんにちはYouthです。
今回紹介する落語は、粗忽の使者です。
粗忽とは、軽率で不注意なことを言います。

あらすじ

すぎだいら柾目正まさめのしょうという大名の家臣、地武太治部右衛門じぶたじぶえもんという、まぬけな名の侍。

驚異的な粗忽者そこつものだが、そこがおもしろいというので、殿さまのお気に入り。

ある日、大切な使者をおおせつかり、殿さまのご親類の赤井御門守あかいごもんのかみの屋敷にお

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【落語編】転失気

【落語編】転失気

こんにちはYouthです。
今回紹介する落語は、転失気です。
転失気とは、屁のことです。

あらすじ

ある寺の和尚が体調を崩したので、医者に診てもらったところ、どうもお腹が張っているようだが、転失気(てんしき)はありますかな?と聞かれた。

正直意味が分からない和尚。しかし負けず嫌いの和尚は知らないと言えない。『転失気はありませんな』と答えてしまう。


寺に帰った和尚は、珍念を呼びつけて『珍

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【落語編】粗忽長屋

【落語編】粗忽長屋

こんにちはYouthです。
今回紹介する落語は、粗忽長屋です。

あらすじ同じ長屋に住む、八五郎と熊五郎は兄弟のように仲がいい。

ある日、日課である浅草の観音様詣に来た八五郎はその帰りに道端の人だかりに気づく。人だかりに聞くところ、行き倒れだという。

死体を確認した八五郎は「こいつは今朝会った熊五郎だ」と言う。

しかし役人は「こいつは昨晩からここにいるから、お前が言ってるのとは別人だ」と説

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【落語編】悋気の火の玉

【落語編】悋気の火の玉

こんにちはkotaaaaaaaaです。
今回紹介する落語は、悋気の火の玉です。
まず悋気とは、男女間の事で(主に女が)焼くやきもちのことです。

あらすじ浅草花川戸で鼻緒問屋を営む立花屋の主人は、女房以外の女は知らないといった堅物な男。

ある日の事。仲間達に誘われて付き合いで吉原に行った主人だったが、案の定ハマってしまった。。中年になってからの女遊びは危険なんてよくいったものである。

帰ってか

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【落語編】初天神

【落語編】初天神

こんにちはkotaaaaaaaaです。
今回紹介する落語は初天神です。
まず、初天神とは正月二五日、天満宮へ当年初の参詣をすることです。

あらすじ新しく羽織をこしらえたので、それをひけらかしたくてたまらない熊五郎。

今日は初天神なので、さっそくお参りに行くと言い出す。

かみさんが、
「それならせがれの金坊を連れていっとくれ」
と言う。

熊は
「口八丁手八丁の悪がきで、あれを買えこれを買えと

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【落語編】芝浜

【落語編】芝浜

こんにちはkotaaaaaaaaです。
今回紹介する落語は、芝浜です。
正直この落語が今まで聞いた中で一番感動できる話だと思います。

あらすじ芝は金杉に住む魚屋の勝五郎。

腕はいいし人間も悪くないが、大酒のみで怠け者。

金が入ると片っ端から質入してのんでしまい、仕事もろくにしないから、年中裏店住まいで店賃もずっと滞っているありさま。

今年も師走で、年越しも近いというのに、勝公、相変わらず仕

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【落語編】ちりとてちん

【落語編】ちりとてちん

こんにちはkotaaaaaaaaです。
今回紹介する落語は、ちりとてちんです。

あらすじ

旦那の誕生日に近所に住む男がお祝いに訪ねてきます。

男は旦那を喜ばせようと世辞(べんちゃら)を言い続けます。

日本酒の「白菊」が出されれば「生まれて初めて頂戴いたします!」と喜んで口をつけ、一口飲めば「こんな美味しいお酒は生まれて初めてです!」と大袈裟に喜んで旦那を喜ばせます。

上記のような調子で「

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【落語編】まんじゅうこわい

【落語編】まんじゅうこわい

こんにちはkotaaaaaaaaです。
今回紹介する落語はまんじゅうこわいです。

あらすじ町内の若い男たちが集まって嫌いなものや怖いものについて話をしている。

ずっと黙っている辰さんに、どんなものが怖いかと聞いたら

「こわいものなんかない」

と答える。

腹が立った男たちが本当にないのかとしつこく聞くと、辰さんは「まんじゅうが怖い」と打ち明ける。

それを聞いた男たちは「ちょいといたずらを

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【落語編】死神

【落語編】死神

こんにちはkotaaaaaaaaです。
今回紹介する落語は、死神です。

あらすじあるところに、借金まみれの男がいました。彼は返済のために新たに金を借りようとしましたが、どこからも借りることができません。そんな姿を見た男の妻は、あんたなんか死んでしまえというひどい言い草ぶり。

悲惨な状況から本当に死んでしまおうと決めた男は、首を吊ろうとします。するとそこに、死神が現れました。はじめは「お前のせい

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【落語編】くっしゃみ講釈

こんにちはkotaaaaaaaaです。
今回紹介する落語はくっしゃみ講釈です。

主人公の男は彼女と夜半逢い引き中に、犬の糞を踏んだ講釈師によって逢い引きを台無しにされ、そしてそのことがこじれて彼女から一方的に別れを告げられてしまった。なので、仕返しに講釈師が語り始めたら、小さな火鉢(暖を取るために観客に配られている)でコショウの粉をいぶして、その煙を吸わせるというものだった。こうすれば、講釈師は

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