今回は歩き方と人の性格タイプの関連性について話していきます。

表情の変化やボディランゲージによって相手の心理状態を見抜けるように、 その人の歩き方を見て性格や気持ちを見抜くことができるという心理学研究があります。

アメリカの心理学者であるニーレンバーグ博士によると、歩き方を見るだけで歩いている人の気分や性格を見抜くことができるそうです。博士は、歩き方で分析する性格を大まかに5つのタイプに分けています。

早足で腕を大きく振って歩くタイプ

このタイプの人は目標志向型の人で、仕事をバリバリこなすのが好きで、結果を得るために努力を惜しまない性格の持ち主です。勤勉家であることが多く、起業家のような性格であると言えます。自分に自信があり、外向的で積極的な性格の人にも多く見られるしぐさの一つです。

ポケットに手を突っ込んで歩くタイプ

この歩き方をする人は、批判的で捻くれ家が多いのが特徴です。他人や物事のあら探しが得意で、ささいな欠点も見逃さないようにしています。分析が好きな批評家タイプですね。また現実主義者でもあり、あまり挑戦的な仕事をしたくないと思っています。そのために革新的な変化には手を出さず、旧態依然を行動の指針にして選択肢を決定しがちです。この歩き方をするタイプには保守的な性格の人が多いのです。

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腰に手を当てて歩くタイプ

目的地を最短距離、最短時間で行くことを考える性格で効率主義者です。打算的であり、損をするようなことがとても嫌いな傾向があります。そのために品質やデザイン等にはあまり興味がなく、とにかく安ければ買うという行動をとりがちになります。付き合い等もシンプルで、そっけない性格の人という感じですね。

俯きながら後ろで手を組んで歩くタイプ

これはいつも何らかの問題を必死に考えている学者や芸術家に多い歩き方です。考え事が好きな人はこういう歩き方をよくします。また、落ち込んだ時にも見られる歩き方で、悩みを抱えているときにもこのような歩き方をします。悩みがあるときには悩みを自分一人で解決しようとするタイプに多い傾向があります。不安傾向が強く、あまり外交的に人と付き合えない人はこういう歩き方になりがちかもしれません。

胸を張って堂々と歩くタイプ

堂々としている人は自己満足に浸っており、極めて頑固であることが多いそうです。早足で歩く人とはまた別の起業家タイプとも言えますね。こちらのタイプはより権威的でワンマン経営をすることに向いています。

ただ、どうやらこういうタイプを説得する時には、あえてこちらの弱さをアピールする泣き落としや同情を使うことでうまく気持ちを動かせることが多いようです。人に頼られるのが好きなタイプという感じで、人に頼られると相手に親身になって手助けしたくなる性格のようですね。

というわけで、歩き方で見抜く5つの性格タイプの紹介でした。この分析方法を他人の性格を当てるのに使っても良いですし、自分の心理状態を確かめることに使っても良いです。

ただし、このような心理分析も他の心理テクニックと同様に絶対的なものではなく、組み合わせ方のほうが大切です。

なので、今回紹介した歩き方性格診断を使う時には他の情報と組み合わせて仮説や暫定的な答えを補填する形で利用してみてください。

人の心は環境や気分によって変化することを忘れないようにしましょう。答えを決めつけることが自分の心に一番悪いですからね。

参考資料
・幸せは散歩から！歩き方を少し変えるだけで幸せになる方法
・成功する言葉遣い！リーダーシップがある人たちの会話の特徴が判明！