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〜しながらの行動

どうも
精神科病院勤務
専門学校外部講師脳神経学
をしてる者です

さて

注意機能の話

ニーチェの
ツァラトゥストラはかく語りき
にて
喜び方がぬるい事を指摘してます

やはりどこかで
当たり前
当然
ふつう
と脳内処理をしているからでしょう

しかも無自覚に

これは
注意(Attention)という視点が大事かと考えます

Attentionの使い方は大事
自分で使いこなせるのはもっと大事

その前に理屈でAttentionの種類

まあ俗に集中力とかで呼ばれてますな

で、それぞれの解説がこれ

 人間は慣れてきて
順応適応してくると
その事にAttentionを向けなくなります

最初は誰もが
食物を味わい
飲料を飲み込み
食べていける事に感謝するものです

つまり飲食に対して
Attentionを向けてる状態です

が、
そのうち
誰かと会話しながら
飲食をするようになり
もはや食事にAttentionを向ける事も忘れていきます

せっかくそこに
食物があるのに!
それよりも誰かとの会話にAttentionが向いている

 会話に限らず、食べながら
学校勉強
パソコン
スマホ

 味わう事や
飲食への知識や
感謝は分散されてしまってるようです

うーん(゜-゜)
人間のメカニズムがまだまだ分かってないと言えそう

確かに
上記の理屈写真で見せた通り
人間はAttentionを
配分したり
転換したりは
できます

が、
それは本来1方向に向けるAttentionを
削減させて
他にも向けてるだけの話なんです

つまり
俗世間的に言うと

1つの事に集中できてない

って状態です

車の運転で例えましょう

初心者の時は
ガチガチにハンドルを握り
運転にフルでAttentionを向けないと
怖かったりしますね
助手席の人にフォローしてもらいながらやったりします

慣れてきたら
助手席の人間と世間話しながら
運転が可能になります
Attentionを
運転と会話と目的地の道と道路状況と
他方に向けられる事になります

能力としては上がったように勘違いします

が、
結局は
かなり危険な事をやってるんですよ

人と会話しながら運転できてるように見えても
Attentionを分散してる時は
咄嗟の事には対応できにくい

子供やボールが飛び出てくる事やったり
わずかな対向車の動きやったり
前方の車のブレーキランプやったり

そのちょっとした危険に気付けなかったりします

そりゃ当然です

運転とは違う事にAttentionを向けてるからです

それが最悪な例えでいけば
スマホ操作運転
飲食片手運転
電話運転

最悪ですね(笑)

ということで
Attentionは分散すると
能力は下がります

Attentionの絶対数は決まってますからね

それを1つに向けるのか?
他方に分散するのか?

それだけです

ってことで
質を求めるなら
結局は超シンプルで

注意は1つにしっかり向けるべき

ってことです

〜しながら
は、常に危険という事を
運転という行為を通して
常に意識してみてください








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