莉緒

美しいもの。美味しいもの。それを一緒にたのしんでくれるひと。これさえあれば、実は人生し…

莉緒

美しいもの。美味しいもの。それを一緒にたのしんでくれるひと。これさえあれば、実は人生しあわせなのでは?と発見した、35歳G.W.

最近の記事

図らずも30代最後の旅はまさかのインドネシアでした

2023年4月~6月まで2か月間、仕事を辞めてタスマニア島に滞在していたわけで。39歳最後の旅は、もちろんタスマニア島だろうと思っていた。 が、しかし。 思いもよらぬところからとんとん拍子に、インドネシアはバリ島、ジャワ島を旅することに。 目的は、世界三大仏教遺跡といわれる、ボロブドゥール遺跡。 ボロブドゥール遺跡は、欲界-色界-無色界の3界9層からなる階段ピラミッド。ピラミッド上には1,460面のレリーフと504体の仏像を中心に多数の神像やストゥーパ(仏塔)が祀られてお

    • 30代最後の旅 番外編~ATMにカードを飲み込まれちゃった話

      The ATM ate my card!! 人間、パニックを起こすのは一瞬。 全く英語が話せなくてもなんとかなる。 それは、タスマニア州の州都であるホバートへ3泊4日の一人旅に出たときに起きた。 海外一人旅と言っても、友だちのFarmでぬくぬくと日本語を話しながら働いていたわたし。ある日、友だちが一言。「このままずっとここで働くだけでいいの?」 ここに一人で来たことですでに大満足してしまっていたわたしに、行動派の彼女からの(せっかくここまで来たんだから安全地帯から抜け出

      • 30代最後の旅⑥~愛とはなにか~

        Netflixで映画を観ながら、あるいは料理をしながら愛について考えた タスマニア島での生活の一部に「Netflixで映画を観る」という時間が大いにあった。それは基本働き終わって食事もシャワーも終え、ゆったりとした静かな夜の時間。もしくは日曜の午後。 観た映画、ドラマを少し書き連ねると…「風立ちぬ」「First Love初恋」「Red dog」「Stand by Me」「Eat Pray Love」「LA FAMILLE BELIER」「耳をすませば」「ハウルの動く城」「カ

        • 30代最後の旅⑤~食べることが好き

          食べることが大好きなわたしとお料理上手な友だちの話。 ところでわたしは食べることが好きだ。 美味しいものには目がない。大食いではないが、美味しいものや美味しいお酒さえあればもうなにもいらない。その瞬間、すべてが満たされている。そして食べることは好きだが、つくることにはそれほど興味がない。 5年越しに会う友だちとは、以前勤めていた飲食店の正社員とアルバイトさんという関係だった。わたしはそこで出会った人たちのことを友だちとはカテゴライズしていない。むしろともに闘った戦友だと思

        図らずも30代最後の旅はまさかのインドネシアでした

          30代最後の旅④~嘘みたいな本当の話と「時間」について

          実はわたしがタスマニア島に着いたとき、誘ってくれた友だちは諸事情により日本にいた。なので、最初の3日間は、英語の話せないわたしと、日本語を話せない旦那さんとその息子の、謎のスリーショット生活!友だちが帰ってくるまでの3日間は、後にも先にも2度と経験できないであろう、面白イベントのようだった。 空港まで迎えに来てもらって、小一時間。ジェットコースターのような起伏の激しい山道を越えて辿り着いたのは、彼らの住むorganic farm。小さいファームだよと言いながら、ファーム内を

          30代最後の旅④~嘘みたいな本当の話と「時間」について

          30代最後の旅③~英語が話せないわたしの海外一人旅のはじまり。

          ひとことに「話せない」といってもレベルがあると思う。 単語つなげたらなんとでもなるとよく言われるが、わたしはその、「単語をつなげる」さえできない。 英単語(もちろんすぐには該当する単語が出てこない)とほぼ日本語を使って、とにかくいつもいつもなんでこんなに単語が出てこないんだ!と歯がゆい思いをしながら、困り果てている。さらにはヒアリングが抜群に悪い…。大体こんなこと言ってるんだろうなと、聞こえた単語と得意の妄想を繋ぎ合わせてどんな話をしているのかあたりをつけるも、勝率はだいたい

          30代最後の旅③~英語が話せないわたしの海外一人旅のはじまり。

          30代最後の旅②~「普通・常識を疑う、そして手放す」

          行くまでの話。 実際、考えれば考えるほど「いやでもな」「仕事がな」「英語しゃべれないしな」「家族どうしよ」などなどできない理由ばかりが浮かんできたりした。タスマニア島に行く可能性について、考え続け、2022年年越しを迎える。さて、2023年のテーマは何にしようと1年を振り返ると・・・ 七面倒くさい話をすると、2021年年末まで話を巻き戻すことになる。 2021年年末、わたしはある友だちとZoomで話していた。その頃わたしは、当時勤めていた会社の組織としての在り方や、直属の

          30代最後の旅②~「普通・常識を疑う、そして手放す」

          30代最後の旅①~inタスマニア島~

          人には必ず転機があると思う。 そして転機には大きく2つあると思う。 「ああ、あのときがわたしのひとつの転機だったなあ」と振り返ったときにわかるタイプのものと、 「ああ、確実に今このときがわたしの転機になるだろうな」とその最中にわかるタイプのものだ。 今回のタスマニア島の旅は確実に後者だった。 ひょんなことから、タスマニア島に行くことになった。自分の選択なので、なったというべきかどうか、言葉選びは難しいけれど。 きっかけは去年の11月。 5年も会っていなかった、そして連絡

          30代最後の旅①~inタスマニア島~

          わたしは、連絡をとり続けることができない

          ふいに15年近く会っていない友人に会いたくなった。 今どこで何をしているんだろう。 この時代、SNSでつながれないことはきっとないだろうと、検索をしてみた。 入手できたのは、北海道のある中学校に去年の4月から赴任していること。ただ、それだけ。 FacebookもおそらくInstagramもしていない。 LINEにも出てこないし。 連絡先を知っていたのはどの携帯までだろう。 わたしっていつもこうだ。 大好きな人なのに、ずっと連絡をとり続けることができない。でも、だからこそ会い

          わたしは、連絡をとり続けることができない

          本物のお手紙

          わたしの前職の先輩井上さん。通称いのさんは、自分の考えていることを忠実に(わたしにはそう思える)言葉にすることができる人で、思考を言葉で整理することに長けている人だ。 わたしはどちらかというと、とっちらかった心の模様のさまざまを整理するために文章をかくのだが、そうこうしているうちに、あぁ、そうそうわたしってこういうことが言いたかったんだなと、やっと自分の言わんとしていることに辿り着くタイプの人間なのだ。だからいのさんのように、客観的に物事を捉えて、今自分が考えていることを正

          本物のお手紙

          明治神宮みたいな感じだけど、明治神宮は厳かで、糺の森は優しい雰囲気の空気でした。

          明治神宮みたいな感じだけど、明治神宮は厳かで、糺の森は優しい雰囲気の空気でした。