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書評

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#書評

創造的脱力(プロい市民)

2021年4月16日
この本面白そうな予感!ちょっと読んだところでとりあえず作者の方全く知らなかったので検索してみたw(あるある) #創造的脱力 #若新雄純
この「プロい市民」というワードセンスに脱帽。
いわゆる「プロ市民」とは一生関与しないよう気をつけて生きていくつもりなのでそういう意味では問題ないんだけど、これからの時代(これまでも)気をつけなきゃいけない(いけなかった)のはこの「プロい市

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インテグラル・シンキング

2021年1月22日
#インテグラルシンキング #鈴木規夫
この本は本当に面白かった。
わかりやすかったし、具体的だと思った。
が、書評とか読んでいて、真逆の意見がいくつかあり…
で、結局どうなの?
わからない
とか
長い
とか
具体的でない
とか
あ~、現代ってこういう「病」なんだなぁということがわかった。
ビジネスにおいては「結局どうなの?」はありだと思うんだが
プライベートにはその論理は持

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資本主義と奴隷制

2020年12月9日 #エリック・ウィリアムズ #資本主義と奴隷制
先日の「銃病原菌鉄」
をひいこらいいながら読んだ直後にこれを読んでいるのは100%偶然なんだけど、あまりにも内容が密接に関連していて驚いた。
前回の本は、なぜユーラシア大陸(ヨーロッパ含む)文明がアメリカ、アフリカ大陸を抜いてしまったのか?を壮大なスケールで考察した本で
こちらはタイトルのとおりで、現在の資本主義の発達の礎は奴隷制

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ニュータイプの時代 山口周

ニュータイプの時代 山口周

2021年11月4日

例によって50ページぐらい読んでの感想。

(筆者の視点が素晴らしいからなのですが)読んでてイライラしてきたw
→ちなみに、筆者も文体は丁寧ですが内容は怒り充満してるように思いましたw

タイトルのとおりで、ニュータイプと比較するためにオールドタイプの例が列記されてるんだけどそれがもう(私にとっては)噴飯ものww

ニュータイプかオールドタイプかは残念ながら年齢、世代の話で

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書評のようなもの ビッグデータ・ベースボール

書評のようなもの ビッグデータ・ベースボール

2020年10月24日
こちらの本ホントに参考になるところが多くて、別なとこに長文書いたような気がするんだけど(うろおぼえ)
とにかく、「ピッチフレーミング」こそが最初の守備であると。
キャッチャーはそれができれば打てなくてもいいのだと。
「ピッチフレーミング」とはキャッチャーがストライクゾーン境界線のほんの少し外の「ボール」をストライクに見せる技術のことだそうです。
日本のキャッチャーであればき

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書評のようなもの:ファスト&スロー ダニエル・カーネマン

書評のようなもの:ファスト&スロー ダニエル・カーネマン

なかなか「めんどくさい」本で、下巻を読むことはないと思うけど分厚い本の中で1箇所だけはたと膝を打つ箇所があり、もうそれだけで満足したw

(以下ざっくり)

とある栄養飲料を飲み続けたらうつ病が劇的に改善した!みたいな広告宣伝を例にとると

この広告はウソはいってない。確かに、その栄養飲料を飲み続けるときわめて高い確率でうつ病は改善されるのだろうと思う。
でも、(身体に害を及ぼさない)どんなドリン

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身銭を切れ―「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質

身銭を切れ―「リスクを生きる」人だけが知っている人生の本質

2020年6月6日
シンクロ?リンク?のめも(乱筆だがホットなうちに残しておく)

先日ひぃひぃいいながらナシーム・ニコラス・タレブの"Skin in the game"を読み終わって
正直細部まではよくわからなかったんだけど強い印象だけは残ってて

でさっき、ふっとリコメンドに出てきた動画
「矢沢永吉×糸井重里 「お金のことを、あえて。」を振り返る。」

を観たらなんかつながった気がした。
永ち

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書評:USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

書評:USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門

んーこの本は面白かった。
面白かった…というよりも、うなずくところが多かったということかな。筆者も概ね同世代だし、考え方とか。

すごく身もふたもないこというと、同世代で同じぐらいの偏差値の国公立大出身となるとどうしても考え方似通ってくるんじゃないかなと。。笑

まず、技術者のつくりたいものと消費者が求めているものは合致しないと喝破してるところが。。(笑)
私も自分の仕事でこのあたり結構苦労してま

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書評:ビッグデータ・ベースボール

書評:ビッグデータ・ベースボール

じわじわと。。衝撃的というほどでもないが、面白い!よりは上、みたいな(笑)

乱筆だがホットなうちに感想を箇条書きしてみる。あとで追記するかも

50億の補強分をビッグデータ活用による守備の強化で。何点「失わなかった」というのが何勝ぶんに相当

何勝か上乗せするのに数十億かかるということ。まさにこれは企業のコスト削減に該当か

「守備防御点」という選手評価。守って点を防ぐのは点を取るのと同じ価値が

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