二極化する世界

「二極化」

スピリチュアル好きな人には、
なじみ深い言葉だと思います。

ですが、どういうことなのか、

よくわからないという印象を受けるかもしれません。

今回は世界が二極化するということの意味について考察していきます。

主体的か受動的か

二極化というと、
2つに分かれるという意味になりますが、
何と何にわかれるのでしょうか？

それは自分で世界を創造しているか、

外側に確固とした世界があり、
変えられないものと捉えるか。

この2つです。

順に見ていきます

自分で世界を創造しているというのは、
量子力学の「観測者効果」の理解が必要になります。

量子力学の実験で二重スリット実験というものがあります。

この実験によって分かったことは、
観測者によって現象が決まるということです。

つまり 外側に確固とした事象があるのではなく、
観測することによって事象が確定するということです。

言い換えると、
自分が世界を作っている。

世界は自分の(観測の)内側にあるということになります。

対して、外側にある確固としてある世界に対し、私たちは変えることができない。
与えられた世界の中で生きるという認識です。

おそらく、現在の常識的にはこちらが正しいと思われています。

私たちの目の前に広がる世界は、
あまりにも精巧にできていて、
とても自分で作り出したとは思えません。

こんなにも緻密な世界は、
神や、何らかの大きな力によって生み出されたものであり、
そこに私たちが生を受けたという考え方です。

世界を主体的に作って現実を体験している人と、
あらかじめ存在する世界に生まれ、受動的に現実に参加している人で二極化しているのです。

天動説が誤っていて、
地動説が正しいとわかった時のように、
この2つの認識は大きなパラダイムシフトになります。

世界が自分の外側に確固としてあるという認識の上に成り立ったことは正しくないことも多いからです。

前提が変われば、
その前提から生み出された理論は信頼性を失います。

世界の成り立ちという基盤の前提が変われば、大きな変革が起きることになります。

私は現在、そんな激動の瞬間を目の当たりにしています。

自分の作る世界でどう生きるか？

「世界を作っているのは、観測者である私」

というのが 、現在最も確からしい理論と考えられています。

では、これを採用し、
人類がより発展していくための極を選ぶなら、
なにをすべきでしょうか？

それは、目の前の現実に対して、

この現実出起きる出来事は、

何かに気付くために自分が生み出したもの。

自分は何に気付けるだろうか？　

と自分に問いかけ、
主体的に物事を解釈していくことです。

反対は、受動的に物事を解釈する場合です。

常識に縛られたり、

現実で起きる出来事は自分のコントロールできる範囲を超えていてどうしょうもない。
と考えるのが、これに当たります。

前者は、解釈は無数にあり、好む解釈を採用することができます。

反対に、後者は、解釈が1つしかなく、しかもそれは与えられたものだと考えます。

量子力学や哲学、
スピリチュアルのレベルが高まった今、

物事を色々な角度から見れるようになり、
認識が広がったのです。

しかし、認識が広がっている人はまだ少数派です。

そして、認識の差が個人個人であまりにも大きいので二極化と言われるのです。

差が広がっているので、
合う人はとことん合うし、
合わない人はとことん合わないといったことが起きます。

そんなときに重要な心構えは、

人に合わせようとしないことです。

合わせようにも、
差があまり無ければできますが、

差が広すぎると、合わせることはできません。

もしくは、できても非常に疲れます。

なので、いっそ合わせられないことを認めて諦めてしまった方が、元々合っている人と一緒にいることになりますので有益です。　

合わない人に頑張って合わせようとするより、

元々波長が合う人と一緒にさらなる発展を楽しんだほうが有意義でしょう。

ここで重要なのは、
合わない人を否定しないことです。

解釈が広がった世界を認識するのが、
発展した人類だと述べました。

であれば、
合わない人にも、その人なりの世界があることが理解できるはずです。

もし合わなくても、

あなたはそうなんですね。
わたしはこうです。

で良いのです。
すると勝手に接点がなってきます。

他人を尊重することと自分を尊重することは同じことです。

1つしか解釈が存在しないと見るか、
無数に解釈が存在すると見るかということが2つの極を分ける要素であり、

人を尊重できないのは、
世界が1つと解釈していることになるからです。

これから二極化はますます進むでしょう。

AI、フリーエネルギー、災害、戦争など、

影響力の大きい出来事が二極化を更に加速させていきます。

出来事に対して、どう解釈、対応していくか試されているのです。

これは自分の選んだ世界をより選択しやすくなるということで、ネガティブに捉えるようなことではありません。

自分に素直に楽しく生きていくだけです。

その結果、
人それぞれの自分を表現していくことになるのです。