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無条件に自分を肯定する

自己肯定感


より良い人生を生きる上で、
高い自己肯定感をもつことが重要になります。

自己肯定感というのは、

自分を無条件に肯定する感覚のことです。

無条件にというのが難しく、
自分を肯定する場合、
条件をつけるということを無意識のうちにしてしまいます。

それは幼少期から、
学校であったり親であったり
特定の行動や結果に対して評価されるという仕組みがあるためです。

しかし、
本来私たち一人一人が無条件に価値があり、
尊い存在です。

今回はよりよい人生を送るための、
自己肯定感について考えます。

自己効力感、自己有用感


自己肯定感といった時、
条件をつけてしまいがちです。

勉強ができる。
コミュニケーション能力が高い。
身体能力が高い。
容姿がいい。

などです。

これらは学校教育で点数化されることなどによって、染みついてしまう思考です。

ですが 条件をつけるということは、
その条件を失った時には無価値になってしまうという意味でもあります。


人生をより良くするため、
自分に対して持つべき感覚はそういったものではありません。

無条件になされる自己肯定感が重要です。

似たような概念で自己効力感や自己有用感といったものがあります。

自己効力感とは、
自分の能力に対する自信。

自己有用感というのは、
所属する集団に対して、
自分が役に立っているという感覚のことです。

これらが自己肯定感と混同されがちな概念です。

自己効力感や自己有用感を高く保つということも人生をよりよく過ごすためで重要ですが、
これらの2つは条件つきの感覚です。

〜〜だから、自己効力感、または自己有用感が高い。

ということになります。


対して自己肯定感というのは、

〜〜だからという条件が存在しません。

ただ無条件に高く保つべき感覚なのです。

自己肯定感と自己効力感、自己有用感を混同すると、
他人や自分を条件に合わせて評価するという癖がついてしまいます。

評価軸に自分が合っていれば、
自己効力感や自己有用感を高く保つことができますが、
評価軸と自分の性質が合っていない場合、
自己効力感、自己有用感は下がってしまいます。

個人で特性が違うため、
自信がある能力、
集団にとって役に立てる分野というのは、
人それぞれです。

つまり、環境によって上下するものが自己効力感と自己有用感なのです。

対して自己肯定感というのは条件がないのでいつでも高く保つことができます。

また人生をより前向きに過ごすためには、
そうする必要があります。

言葉は似ているので、
この3つの概念は混同されがちですが、
区別する必要があります。

そして最も重要なのが自己肯定感であり、一番最初に高くする意識を持つことが重要です。

自己効力感や自己有用感は環境によって上下するため、それらを高く保つ以前に、
自己肯定感を高く保ちどんな状況でも自分を無条件に肯定するという心のあり方が求められます。

自己肯定感と行動


自己効力感と自己有用感は行動の結果、
高くなっていく傾向があります。

そして、
行動を起こす最初の一歩は自己肯定感が高いことで踏み出しやすくなります。

自己肯定感が高ければ、
自己効力感が高くない分野においてもメンタルを健康に保つことができます。

未知の分野や、不得手と感じる分野です。

自分はこの分野に関しては自信がない。
しかしどんな自分でも価値がある。


苦手なものを前にしても、
存在を無条件に肯定することができます。

結果より挑戦に焦点を当て、
自分を肯定することができるのです。

存在を無条件に肯定できれば、
自分が合う分野を見つけることができます。

自己肯定感が高いことによって行動に制限をかけずどんどん挑戦することができ、
自分に向いている分野をいずれ見つけることができるからです。

まず最初にすべきことは、
自己効力感や自己有用感を高めるのでなく、
ありのままの自分を受け入れ肯定する自己肯定感を高めることなのです。


参考

宮崎直子 著『鋼の自己肯定感 最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣から開発された”二度と下がらない”方法』

https://a.r10.to/hNh5kP


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