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「2000万円報告書」に揺れない国づくり

すっかり話題になってしまった「2000万円報告書」ですが、多くの方が指摘されている通り、国民が一律に2000万円分老後資金が足りなくなるということではありません。老後に至るまでの収支バランスや貯蓄の額が家計によって大きく異なることは想像に難くないはずです。

しかしこれだけ話題になるのはお金への関心の高さとともに、それに対する迷いが背景にあると考えています。金融業界関係者ではなく、消費者または一般市民への金融教育の必要性は近著でも言及しています。

ただ金融教育は難しいという先入観を持たれる方が多いかもしれません。ましてや子供に教えるとなるとさらにハードルが上がるように感じる方もいらっしゃることでしょう。しかしそれを身近なものに捉えられるように、と活動している団体「フィナンシェの会」の会合に最近お邪魔しました。

フィナンシェというと焼き菓子を思い起こされると思いますが、その語源は金融家を意味するフランス語です。フィナンシェと一口にいっても最近はいろいろな形がありますが、伝統的な台形のものが色・形とも金塊に似ているからという一説があります。会合では焼き菓子のフィナンシェをつまみながら、活動に関する検討を進めていました。

今のところ、外部公表されている活動にはフィナンシェ・タイムズという季刊誌の発行があります。その第1号を上記のリンクからも見ることができますが、その最初のコラムのタイトルは「『お金の4つの使い方』を知っていますか?」です。おそらくそのうち2つは多くの方はすぐ分かると思いますが、残りの2つが何なのか、ぜひ上記のリンクで確認してみてください。

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