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人間的な「おもしろさ」を求めるなら、普通からちょっと外れた生き方もいいんじゃない、と学んだ【読書メモ】

「普通」でいることに価値がなくなる世界

プロ奢ラレヤーさん(プロおごさん)の著書『嫌なこと全部やめても生きられる』に書かれたものです。

この章がすごくおもしろい。

著書の中では明言していませんが、プロ奢さんが指す「普通」とは、

良い大学に行って、
良い企業に入って、
結婚して、子どもを育てて(産んで)、
そして定年を迎えたら、余生を過ごそう。

このように世間一般に当てはめた「こうするべき」という固定観念だと想像します。

ただし、プロ奢さんは「普通」を否定するのではなく、むしろ子孫を残せるように最適化された生き方が、今の普通であると述べています。

ちょっと意外でした。

もっと一刀両断に「普通であること」を否定するのかなと思っていました。言葉の端々にやさしさを感じます。

この章からの学びは、人間的なおもしろさを求めるなら「普通」から一歩、二歩はみ出したほうがいいということ。

お笑い芸人さんの話がおもしろいのは、話術の部分もあるけれど、そもそも「普通」ではない生き方をしているからです。

この章を読んでみて、僕は思いました。普通から外れた人間的なおもしろさを身につけたいなと。

自分の希少性を高める

人が行きたいけれど、なかなか行けない道を探すことが自分の価値を上げ、希少性を高めてくれます。

その道を探すためには、とにかく「体験すること」が大切だと思いました。

TBS『クレイジージャーニー』には、ある一つの分野で突き抜けた人ばかりが出演しますよね(僕は丸山ゴンザレスさんの大ファン✨)。

あの番組だから聞くことができる話があるからおもしろいんです。

つまり、いろんな体験を通じて得た経験から、自分だけにしかできないことを見つけることが希少性につながると思いました。

弱みが強みになる時代

一昔前は、モデルといえば背が高く手足も長いスラッとした体型というイメージでしたよね。

でも今は、渡辺直美さんのような体型のプラスサイズモデルが、たくさんのブランドで見るようになりました。

「みんな違って、みんないい」という多様性が認められつつある時代。

これまで弱み(コンプレックス)だと感じていたことにも光が当たるようになったのかもしれません。

もっと自分を信じていい

もちろん、まだまだ多様性は認められていないのも事実です。

「多様性を認めよう」という風潮だけが先走っていて、世間の目があったり、社会の受け皿がなかったり、法律が整っていなかったりします。

人と比べて優劣をつけてしまうときがあるかもしれません。

でも忘れないでほしいのは、そもそも自分と他人の違いはおもしろいということ。

人にはない自分の個性をどう発揮してやろうか?と考えてみるとワクワクします。

だから、もっと自分を信じてみてもいいのかなと。

プロ奢さんの生き方はすごい破天荒に見えます。

でも、彼の生き方を知っていると人生で瀕死の状態に陥ったとき「なんとかなる」と前を向けるかもしれません。

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