地震くるみる参考情報

阪神大震災の直前に気づいた繰り返す微動を追って、地震動ではない低周波の微動を研究、20…

地震くるみる参考情報

阪神大震災の直前に気づいた繰り返す微動を追って、地震動ではない低周波の微動を研究、2005年からのブログ記録やTwitterやXでの投稿記録でこれまでの大地震の兆候に関しての記録、参考情報を発信しています。noteでは思いをまとめたり理論を説明する場として試してみます。

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第一章 01阪神大震災前の奇妙な微動

1995年の阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)はM7.3の激震となり6000人以上の死者となった大災害ですが、いまでは30年近く前の地震となりその記憶が大きく残る最も若かった世代の人も40代に差し掛かっている。 この地震の前年1994年の12月ごろから、学生だった私は京都の伏見で奇妙な揺れが繰り返していることに気づいた。 その当時で築50年を超える古い家の二階を下宿としていた、夜中、机に向かっている時にふと微かな揺れに気づいて、畳の部屋の壁際に作った棚の上のラジカセのアンテナ

    • 第二章 02 他の情報参考を経て

      2007年の能登半島地震以降、その後も東京で新たに微動や家鳴りを捕捉し始めた記録がある。この当時はすでに地震の予知を目指すとする他の人々が情報発信、こうした情報を受容しながら発信を試みていた。それらを参考にすることで精度が高まるだろうと考えていた。 まだこうした情報を根本否定するほどの根拠も理由もなく、それぞれの発信者において何かこれは、と確信をもって観察しているのだろう、との思いもあった。 ただ、次第に微動に関するさまざまな特質が明らかになるにつれて、微動のみの知見の累積か

      • 第二章 01 セオリーを外れた地震

        2004年の新潟中越地震、その年末のスマトラ沖地震を経て、2005年3月の玄界灘地震。 相次ぐ地震は、さらなる大きな地震につながるのでは。世の中の疑念はその度に再燃した。 また、新潟、玄界いずれも原発のリスクを否応なく突きつけられる現実的なケースとなった。 1986年のチェルノブイリ原発事故でニュースに接して、原発の危険性をはじめて意識し、原発推進は間違っていると考えていたが、日本の経済を支えるということでは不可欠な面もあると認めざるを得ない。。。むしろ予知は原発を抱える電力

        • 第一章 05 M7.0福岡西方沖地震2005

          スマトラ沖地震津波の頃はまだYouTubeの動画はなかった。 YouTubeの設立が2005年2月だが、すでに手ごろなビデオカメラやデジカメは2000年代から普及していてスマトラやその周辺では旅行者によって多くの映像が記録されていた。これまで静止画やわずかな動画での津波しか知らなかった人々が津波の驚異的な威力や挙動の一部始終を知ることとなり今では多数の動画を見ることができる。日本人旅行者にも犠牲者が出ていた。 日本でもそうした地震がありうるのか?という疑問が沸き上がりこれに対

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        第一章 01阪神大震災前の奇妙な微動

          第一章 04 スマトラ沖地震M9.1と巨大津波

          新潟中越地震のあと、微動は阪神大震災後ほど出ていなかった。もし微動が続いていれば更なる地震に警戒していたはずが、その記録はなかった。このことで微動が大型地震に「先行して」発生するものであるという確信は強まった。阪神大震災後には、より震源に近い吹田市に居住したため半年後までその微動が減衰するのを確認できたとも考えられる。地震の規模の違いもある。ただ、キュキュ。。という家鳴りだけは、地震後に一時的に弱まったものの散発的に出ていた。(このキュキュ。。という家鳴りには微動は全く伴わな

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          第一章 04 スマトラ沖地震M9.1と巨大津波

          第一章 03 新潟中越地震までの記録

          関東大震災の前にはこんなふうな揺れが出ていたのではないか? 2004年、久々に出てきた奇妙な揺れを、その当時はまだ微動とは言わず記録していた。これが阪神大震災前の当時と同じ経過をたどるなら一か月ほど継続や停止を繰り返すはずで、ラジカセアンテナが揺れたり造花が首を振るような様子が出現し、その後まったく何事もなかったような静穏な期間を経てから大地震が発生するはず。 ラジカセは処分してしまい、アンテナのついたものは何もない時代になっていた。造花はあったものの、それが揺れる様子はな

          第一章 03 新潟中越地震までの記録

          第一章 02奇妙な微動、再び

          1995年の阪神大震災以降では、気象庁の被害地震の記録を見ると少なからず発生していることが確認できる。 1997年、鹿児島薩摩地方で震度6弱 M6.6 1998年、岩手内陸北部で震度6弱 M6.2 2000年、新島神津島で震度6弱 M6.5 2000年、三宅島近海で震度6弱 M6.5 2000年、鳥取県西部地震 震度6強 M7.3 2001年、芸予地震 震度6弱 M6.7 2003年、宮城県沖 震度6弱 M7.1 2003年、釧路十勝沖 震度6弱 M8.0 東京に居住するこ

          第一章 02奇妙な微動、再び

          火山性微動。

          2005-07-04 13:37:30   くるみる地震参考情報ブログ くるみる考える から(一部改変) 火山学でいわれるところの火山性微動というものがあります。噴火活動などに先立ってマグマが動くときに地震計で特徴的な紡錘形の波形を作ることが知られています。ただ、体感でこれが火山性微動だ、と体験したことはありません。 これまでに地震の兆候である微動を観察している中で、偶然に火山が噴火する前に観察した揺れがあり、それが火山性微動なのではないかと推測しています。特徴としては直

          地震参考情報の試み

          阪神大震災という都市型の直下地震を経て国を挙げて 防災と地震研究に取り組みが進み耐震化も進んだが 経済後退のなか手つかずで来ている建物がまだ多い。 緊急地震速報や津波警報もその都度、進化を続けている それでもやはり家屋などの財産やインフラを崩壊から守ない。 地震研究も進んだものの予知だけは誰もが可能性を否定する。 予兆としての微動を見つけてから30年近く追い求めて その間に掲示板、ブログ、Twitterと発信媒体を変えて 予知まではいかずとも参考情報を発信し続けてきた 2

          2024.02.29、千葉東方沖で群発している様子。千葉県や茨城県では深い地震が良く発生するのですが、今回は沖合の浅いところで発生している。傾向が変化している可能性があります。差し迫った状況ではないと推測しますが、注意して様子見。

          2024.02.29、千葉東方沖で群発している様子。千葉県や茨城県では深い地震が良く発生するのですが、今回は沖合の浅いところで発生している。傾向が変化している可能性があります。差し迫った状況ではないと推測しますが、注意して様子見。

          岐路または折り返し地点

          阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)の前の12月ごろ 繰り返し出てくる奇妙な揺れに気づいて 気象庁や気象台に電話をかけて確認、 1月17日の地震を経て明らかに兆候であったと確信。 当時それを発信できる手段は何もなかった。 やっとインターネットの夜明けを迎え、当初は掲示板への投稿、 しばらくして「地震くるみる」は ブログでの記録を2005年から始めた。 2011年の東北地震の後からTwitterを開始し、もうすぐ13年。 当初は国内の地震だけを兆候から追いかけていたものは 今では

          岐路または折り返し地点

          正常性バイアスについて。

          2005-08-03 13:25:06 地震くるみる  ブログ記事より   (この記事は当時の考察をそのまま掲載しており、現在明らかになった知見や理論と異なる場合があります)  「正常性バイアス」とは 異常な事態が起こっている最中に、 事態を異常と認知しているにもかかわらず 「大丈夫だろう」と妙に落ち着いてしまう心の状態をいうらしいです。 正確な定義はまた調べてみようと思いますが だいたいこういうものだそうです。              * たとえば仮にですが、今、政治

          正常性バイアスについて。