クスオのフクオ

鹿児島生まれの長崎育ちのメンズスタイリスト。九州の北部エリアを中心に活動しています。大…

クスオのフクオ

鹿児島生まれの長崎育ちのメンズスタイリスト。九州の北部エリアを中心に活動しています。大げさだけど【世界平和】を願ってます。主に専門のファッションビジネスについて世の中で起きているデキゴト 、妄想するミライをnoteします。

マガジン

  • 洋服屋の自分史

    自分が出会って、大事にしている洋服、服飾品などをを紹介。

  • アパレル業界の話

    アパレル業界に起きている出来事についての考察

  • 世の中の話

    気になるニュースやトピックスについて考察

  • メンズスマートカジュアルの基礎と応用

    ドレスコードのひとつであるスマートカジュアルに必要な最低限の知識。基本公式を軸に解説します。さらに応用のスタイルも加えています。

  • ファッションアイテム探訪

    専門家の目線で、様々なファッションアイテムを取り上げ、その魅力などについて語ります。

最近の記事

【洋服屋の自分史⑦】たかが洋服であっても、その人にとってはかけがえのないものがある。ネクタイ編

質問ですが、 「たくさんのファッションアイテムの中で好きなアイテムはなんでしょう?」 私は、コート、セーター、そしてネクタイです。 当然、これらを身に着けづらい今の季節はあまり好きではありません。それまでは、ガマン。まわりが引かない程度にギリギリまで身に着けていますが、最高気温が30℃を超えてくるとさすがに無理。一般のみなさんと同じように軽装が中心。開き直って半袖とショートパンツなどの盛夏のファッションを楽しんでいます。 さて、今回取り上げるのは、大事にしているネクタイ

    • 【アパレル業界の話⑩】ブルックスブラザーズの破綻に思う。

      驚くべきニュースが飛び込んできました。 https://www.wwdjapan.com/articles/1096188 アメリカントラッドのシンボル的なブランドは、今後一体どのような道をたどって行くのでしょうか。ブルックスブラザーズはアメリカ最古の洋服店であることには変わりはなくその価値を今までと同じように維持したまま、変革、進化していくことを期待するばかりです。 アメリカの破産再生チャプター11は、買収前の手続きにはよくあるケースです。新しい買収先がどこになるかは

      • 【世の中の話⑬】スポーツ選手のファッション

        コロナ禍の影響で、随分と開幕が遅れていた野球のメジャーリーグが今月末からはじまります。 私は、昭和生まれの典型である野球ファン。最近ではめっきり日本の野球よりもメジャーの野球に関心が強まり、当然ですが日本人選手の動向はいつもチェックしています。 今期はなんと言っても大谷翔平選手の二刀流の復活。先日の練習試合ではストライクが全く入らず大乱調でしたが、徐々にマウンド感を取り戻して投打ともに活躍してほしいものです。 さて、身体が一般人とまったく違うスポーツ選手の場合ユニフォー

        • 【アパレル人の本心⑬】洋服は組み合わせを考えず買ってはいけない

          九州は、豪雨で緊急警報が出される事態になってしまいました。明日の朝まで降り続くそうです。 豪雨による災害はここ数年続いています。河川の決壊や土砂崩れは多発しているので、政府には最も積極的に治水事業に予算を投入してほしいものです。我々人類が想像する以上に地球環境は悪化しているのかもしれません。 さて、今回は洋服の買い方のお話。 みなさんは「かわいい」「かっこいい」と子供心に踊らされて洋服などを買うことが多いと思いますが、そんな時はちょっと待ったです。気持ちはとっても分かり

        【洋服屋の自分史⑦】たかが洋服であっても、その人にとってはかけがえのないものがある。ネクタイ編

        マガジン

        • 洋服屋の自分史
          7本
        • アパレル業界の話
          10本
        • 世の中の話
          12本
        • メンズスマートカジュアルの基礎と応用
          4本
        • ファッションアイテム探訪
          11本
        • アパレル人の本心
          13本

        記事

          【アパレル人の本心⑫】パンツの仕上げは恐ろしく重要

          40歳以上のおじさんにお伝えしたい。 あなたのパンツの仕上げは長すぎる!仕事柄、街歩く人のファッションは常にチェックすることが習慣となっているのは業界人あるあるですが、習慣を通り越して病気じゃないかと思うぐらいいつも自然と目がいってしまいます。 大体、足元から見ていることが多いでしょうか。長年のルーティンのひとつでもあるので、足元を見ればその人の性格や生活だけでなく経済力や洋服へのこだわりまである程度の想像ができ、自分で言うのもなんですがなかなかの確率で的中しているように

          【アパレル人の本心⑫】パンツの仕上げは恐ろしく重要

          【アパレル人の本心⑪】ブランドロゴ

          今日は東京都知事選挙。 「コロナでかつ梅雨のこの時期にわざわざ投票所まで出向かなければ投票できないこの国ってどうよ」と思うのは私だけでしょうか。 選挙がネットでできないなんてまさに時代遅れも甚だしいと思います。当然政府はそんなこと百も承知でしょう。インターネットが普及している世の中でその気になれば導入することは簡単なハズ。ゆえに選挙支援の開封作業や事務作業を担う業者との癒着や改ざんが背景にあるのではないかと疑ってしまいます。 さて、話しが大きくそれてしまいました。 今

          【アパレル人の本心⑪】ブランドロゴ

          【ファッション アイテム探訪⑪】レインブーツ

          今日、私の地元である九州の南部は集中豪雨。恐ろしいほどの雨が降り続き被害が拡大しています。本当に梅雨はイヤです。 普段愛用しているウールパンツもレザーシューズも真っ白なスニーカーも雨に濡れることは避けたいのが正直なところ。そもそもファッション的に最もおしゃれを楽しむことができない時期でもあり、農業を営む方には悪いですが、一刻も早く明けてほしいものです。 しかし、こんな時期であっても活躍するアイテムがあります。それはレインブーツ。おじさんが履いた場合、一歩間違えると田舎で畑

          【ファッション アイテム探訪⑪】レインブーツ

          【アパレル人の本心⑩】アパレル販売員の人生

          今日はちょっと哲学的な話。 「洋服が大好き。人と話すことが大好き。」そういう動機からアパレルの販売員となった人は多いと思いますが、その人生はどんなものでしょうか? 今回のコロナ禍の影響で、販売員は休業や失業の目に合うことになりました。私の知り合いにも派遣契約が終了となったり、リストラされたりした販売員がいます。残念ながら今後売上が伸び悩み、企業の収益が落ち込むと店舗の閉鎖だけでなく倒産するケースも増え仕事を失う人が増加することなるでしょう。 つい先日もTSIホールディン

          【アパレル人の本心⑩】アパレル販売員の人生

          【洋服屋の自分史⑦】たかが洋服であっても、その人にとってはかけがえのないものがある。リネンパンツツ編

          今回は、今年でちょうど11年目の夏を迎えたパンツの話。現物これ⬇⬇ アイリッシュリネンヘリンボーンパンツ 洋服屋の悪いクセでいつものように色違いで購入してしまいました。でもとても良かったです。 このパンツに使用されているアイリッシュリネンとは、アイルランド地方のフラックスという亜麻科の植物を使い潤紡という細番手の糸を紡いで織ってつくられた素材のことです。繊維がとても細いため独特な滑らかさがあり、多種多様な麻素材の中でも王様と言えるものです。 麻といえば「チクチク、ザラ

          【洋服屋の自分史⑦】たかが洋服であっても、その人にとってはかけがえのないものがある。リネンパンツツ編

          【ファッション アイテム探訪⑩】シャツとポロシャツとTシャツ

          経済活動が徐々に活発になりつつあります。休日は今までと違いドライブやショッピングなどを楽しめるようになり、街を見ても随分と人が行き交うような光景を見るようになりました。みなさんの中でも休日を外で楽しんだ人は多かったのではないでしょうか。 さて、久しぶりの外出で着たものはなんでしょう。 Tシャツですか? ポロシャツですか? シャツですか? 全部シャツというワードが使われていますがまったく別物です。当たり前ですが・・・。 と言ってもそれぞれ首周りのデザインが違うだけです。

          【ファッション アイテム探訪⑩】シャツとポロシャツとTシャツ

          【ファッション アイテム探訪⑨】ビジネススーツ

          日本でいたるところで販売されていたスーツは今後本当に必要なものなのでしょうか。 コロナ禍の影響で在宅勤務が当たり前となりつつある状況は、スーツなどのビジネスウエアを主軸に展開するアパレル企業の業績を悪化させています。 男性にとって仕事には欠かせないアイテムであったスーツをわざわざ自宅で着用する必要はないでしょう。しいて必要とするならばズームなどの電話会議ぐらいでしょうか。在宅での仕事は、スーツそのものがまったく役に立たないことを知らしめるきっかけとなったのは間違いありませ

          【ファッション アイテム探訪⑨】ビジネススーツ

          【洋服屋の自分史⑥】たかが洋服であっても、その人にとってはかけがえのないものがある。プリントシャツ編

          今回は、ここ数年愛用しているプリントシャツを取り上げます。 男性のプリントシャツ姿は、女性にはまったく受けないものですが、気に入って着ています。このプリントシャツ、洋服好きの人はすぐに分かったと思いますが最近めっきり影を潜めてしまったリバティプリントです。 リバティプリントは、一時期大ブームとなりセレクトショップはこぞってそれを使った商品を展開していました。今はまったくのダウントレンドで、一般的には終わっているものですが、天の邪鬼な私とっては、むしろ誰も着なくなった状況の

          【洋服屋の自分史⑥】たかが洋服であっても、その人にとってはかけがえのないものがある。プリントシャツ編

          【アパレル業界の話⑨】声かけ不要バッグ

          聞いたことあるでしょうか? 「声かけ不要バッグ」 セレクトショップのアーバンリサーチが2017年に試験的に全国23店舗に「声掛け不要」バッグを導入しました。店頭に置いた青い透明の手提げバッグを持った客には、声をかけない仕組みのもの。 しかし、スタート当初はアンケートで約8割の人が賛成だったにもかかわらず、実際はそれを使用するお客様は少なかったようです。なにかしら、店内でそれを持ち歩く気持ちにならない人が多かったのでしょう。 個人的には、わざわざ持ち歩くのは面倒である上

          【アパレル業界の話⑨】声かけ不要バッグ

          【アパレル人の本心⑨】高齢者のファッション

          今日の九州は豪雨。実家の長崎で降り続く雨はまさにバケツをひっくり返したような状況です。佐世保市では観測史上最大の雨を記録しました。恐ろしい。いやはやなんとも梅雨はイヤです。 さて、今回は年を重ねていくとお洒落からはどんどん興味が離れていくというお話。 40代、50代になると若い時にかがやいていた肌も髪も衰えて体型までもが大きく変わっている人は決して少なくないと思います。経済的にも子供が大学に進学しようものならば、その負担は大きく、ファッションにかけるお金も限られくるのでは

          【アパレル人の本心⑨】高齢者のファッション

          【アパレル業界の話⑧】ニトリのアパレル参入

          ここ数年ずっと話題にのぼっており、最近いくつかの店舗を展開しはじめていましたが、先日の株主総会でM&Aを積極的の行う意欲をみせています。 https://news.yahoo.co.jp/articles/7dd9d83a0c181a7afdaf7244feb3669a24ac9795 ニトリは、実は日本で一番優秀な企業です。32年間連続で、売り上げも営業利益も増え続けています。 狙っているのは、ユニクロよりやや高い価格帯。実際に展開がはじまっているのは、ウィメンズのみ

          【アパレル業界の話⑧】ニトリのアパレル参入

          【メンズフォーマルの応用②】フォーマルスーツやビジネススーツ以外で結婚式に参加する時

          さて、結婚式に招待されてどうしてもスーツは着たくないという人がいると思います。 私も天の邪鬼な性格なので気持ちは分からなくもないですが、やはり正統派に勝るスタイルはないことを理解しておいてください。そこであえてハズすことをやってみましょう。 基礎を知らずにやみくもに人と違うスタイルにすることと、知っておいてあえて人と違うスタイルにすることはまったく違います。あくまでもあえてであることがとても重要です。 それでは、オススメのスタイルを。 個人的には、ネイビーブレザーの一

          【メンズフォーマルの応用②】フォーマルスーツやビジネススーツ以外で結婚式に参加する時