マガジンのカバー画像

洋服屋の自分史

7
自分が出会って、大事にしている洋服、服飾品などをを紹介。
運営しているクリエイター

記事一覧

【洋服屋の自分史⑦】たかが洋服であっても、その人にとってはかけがえのないものがある。ネクタイ編

質問ですが、

「たくさんのファッションアイテムの中で好きなアイテムはなんでしょう?」

私は、コート、セーター、そしてネクタイです。
当然、これらを身に着けづらい今の季節はあまり好きではありません。それまでは、ガマン。まわりが引かない程度にギリギリまで身に着けていますが、最高気温が30℃を超えてくるとさすがに無理。一般のみなさんと同じように軽装が中心。開き直って半袖とショートパンツなどの盛夏のフ

もっとみる

【洋服屋の自分史⑥】たかが洋服であっても、その人にとってはかけがえのないものがある。プリントシャツ編

今回は、ここ数年愛用しているプリントシャツを取り上げます。

男性のプリントシャツ姿は、女性にはまったく受けないものですが、気に入って着ています。このプリントシャツ、洋服好きの人はすぐに分かったと思いますが最近めっきり影を潜めてしまったリバティプリントです。

リバティプリントは、一時期大ブームとなりセレクトショップはこぞってそれを使った商品を展開していました。今はまったくのダウントレンドで、一般

もっとみる

【洋服屋の自分史⑤】たかが洋服であっても、その人にとってはかけがえのないものがある。リネンコート編

今回は、梅雨に突入してしまい、もうほとんど着る機会はないだろうアイテムをご紹介します。

いつものようにかれこれ10年近く愛用しているお気に入りのもの。福岡で購入してからその後、春先になるといつも着るのを楽しみにしています。

現物がこれ⬇⬇⬇

サンドベージュリネンモッズコート

http://sanctum.co.jp/company/

京都の坂井信吾さんという人がデザイナーのmerphとい

もっとみる

【洋服屋の自分史④】たかが洋服であっても、その人にとってはかけがえのないものがある。バッグ編

このシリーズ長年愛用している洋服達を紹介していますが、今回は昨年購入したばかりのバッグのお話。

昨年某セレクトショップで買った新参者です。

実物はこれ⬇

レッドブラウンの二つ折りのクラッチバッグです。

常日頃、一般の人には、ファッションの基礎としてベーシックカラーの洋服や服飾品をオススメしているので、「お前違うじゃないか?」とご指摘を受けてしまいそうですが、一応専門家なので色々とチャレンジ

もっとみる

【洋服屋の自分史③】たかが洋服であっても、その人にとってはかけがえのないものがある。パンツ編

トラディショナルなファッションが大好きな私ですが、そのこだわりは行き過ぎるとオタクぽくなってしまいます。

そうなるとお洒落からは遠のき、ただのトラッドおじさんみたく、まわりから「ファッションが好きなんだろうけどなんか違う」と言われるパターンに陥ります。一般の人にもよくありがちですが。

元来、トリッキーなもの、アバンギャルドなものも嫌いではなかったので、幸運にもそのパターンに陥ることはなかったで

もっとみる

【洋服屋の自分史②】たかが洋服であっても、その人にとってはかけがえのないものがある。シューズ編

前回は、恥ずかしながら、思い入れのコートのお話をしました。

今回は革靴のお話をします。

突然ですが、みなさんはアランフラッサーって知っていますか?知らないですよね。彼は、英国ウンザー公をレスペクトしており、クラシック、トラディショナルなスタイル重視のアメリカ人デザイナーです。日本では、オンワード樫山とリーガルがライセンスを取得生産していました。

Allan flusser

The duke

もっとみる

【洋服屋の自分史①】たかが洋服であっても、その人にとってはかけがえのないものがある。コート編

みなさんは、自分が死ぬまで持っておきたい洋服ってありますか?お金はないけど、欲しくて欲しくて買ったもの。

何気なく着ていたけど、まわりの人からとっても褒められて大好きになったもの。

何回も洗っていくうちに、クタクタしたその着心地が気に入ってずっと着てるもの。

着ているとなぜか仕事がうまくいく縁起のいいもの。

何か物足りないなあと思った時に、付け足すとシックリくるもの。

大事な人にもらって

もっとみる