くちなし

さみしさ置き場

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うちの猫が死んだ

うちの猫が死んだ もう十分生きた、往生だったと思う 死の瞬間を見た 青い目の美しい子だった その目を開いたまま亡くなった 複雑に光る青い宇宙が、 静かに濁っていくの…

くちなし
4年前
5

例えばこのさみしさを集めて
ちいさな砂粒のような欠けら達を集めて、
丁寧に集めて
星屑にでも、石にでも、もやにでも、
なんでもいい、何か形あるものに出来るなら
できればうつくしいものに出来るなら

どこにも行けないこのさみしさ達も救われるのに

くちなし
4年前

夏に食べるアイスの
体に悪そうなブルーのような

くちなし
5年前

人に、環境に、楽しませてもらおうと考えている人生なんてつまらないよね
自分で自分を楽しませること、わくわくさせることの大切さ

くちなし
5年前

ヒールのある靴を履く、ただそれだけで魔法がかかったようにわくわくした、あのころがなつかしいなあ。

くちなし
5年前
2

ここ2日ほど前から、どこを歩いても金木犀を感じる
桜が一斉に咲くみたいに、街のどこでも、ちがう街でもおなじく香る秋の報せをきいて、わたしよりもよっぽど正しく生きてるなぁなんて思った

くちなし
5年前
3

私は自由な人(自由に見える人)への憧れがすごくあって、キラキラしてて、羨ましくて、なんなら妬ましくさえ思う
けどそうじゃないよね、私にとってなぜその人が自由に見えるの?私がその人に対して感じている“自由”って?その憧れの“自由”のためにどう行動するの?ってのが大切だよね

くちなし
5年前

完璧な程に美しいもの
美しいとはいつも閉じ込めたいある一瞬だ
美しいものを見ると、その一瞬になりたいと思う

この憧れのような切ない気持ちをそっと鋭利にしていけば、わたしも静かに美しく静止して、そのものになって消えていけるのではないだろうか

くちなし
6年前
2

暑いのと甘いのって似てると思う
少し空気の甘い夜

くちなし
6年前
6

暖かい季節で、天候は晴れ
凪いだ海の、一本だけ伸びた桟橋の先に座っている
静かな水面にそっとつま先をつけて、水紋が出来るのを見届けたあと
そのままするりと水に落ちて、私は人魚になる
そしてきっと、美しい獣になるように、何もかもを忘れて泳いでいくのだ

くちなし
6年前
1

大人になるのは楽しいらしい
それを希望にしている
少し落ち込む出来事があった
昔から変わらない、私のだめなところ
もっと大人になれば何か変わるだろうかと思っていたけれど、どうやらややこしい私はずっと私らしいし、そこに慣れや諦めが加わるだけのようだ
私が私に納得できるのはいつか

くちなし
6年前
3

なんで今更お正月の話してるんやろ…w

くちなし
6年前

お正月の静寂

私は郊外の住宅街に住んでいるのだけれど、お正月の街から受ける静かな賑やかさが好きです。 いわゆるベッドタウンと言われるような街。あたらしくはない街。 住宅街の中…

くちなし
6年前

感情が揺さぶられるほど美しいものを見ると、こわいと思う。いつも。

くちなし
6年前
1

てゆか適当に魚と書いたが魚でいいのか?笑

くちなし
6年前

にんげんが空に憧れるのは、昔まだわたしたちが魚だったとき、青い水の中を自由に泳げた名残なんですって。と、昔どこかで読んだことをおもいだす夜。

くちなし
6年前
2

うちの猫が死んだ

うちの猫が死んだ
もう十分生きた、往生だったと思う

死の瞬間を見た
青い目の美しい子だった
その目を開いたまま亡くなった
複雑に光る青い宇宙が、
静かに濁っていくのをただ見ていた

その次の瞬間に、恐ろしいほど大きな谷を見た
その子は、物になった
たった、あの一瞬で
腐るのを待つ物になった
10年以上を共にした時間の流れが、
断絶された瞬間を見た

数日後、荼毘に付した
とうとう姿さえ消えた

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例えばこのさみしさを集めて
ちいさな砂粒のような欠けら達を集めて、
丁寧に集めて
星屑にでも、石にでも、もやにでも、
なんでもいい、何か形あるものに出来るなら
できればうつくしいものに出来るなら

どこにも行けないこのさみしさ達も救われるのに

夏に食べるアイスの
体に悪そうなブルーのような

人に、環境に、楽しませてもらおうと考えている人生なんてつまらないよね
自分で自分を楽しませること、わくわくさせることの大切さ

ヒールのある靴を履く、ただそれだけで魔法がかかったようにわくわくした、あのころがなつかしいなあ。

ここ2日ほど前から、どこを歩いても金木犀を感じる
桜が一斉に咲くみたいに、街のどこでも、ちがう街でもおなじく香る秋の報せをきいて、わたしよりもよっぽど正しく生きてるなぁなんて思った

私は自由な人(自由に見える人)への憧れがすごくあって、キラキラしてて、羨ましくて、なんなら妬ましくさえ思う
けどそうじゃないよね、私にとってなぜその人が自由に見えるの?私がその人に対して感じている“自由”って?その憧れの“自由”のためにどう行動するの?ってのが大切だよね

完璧な程に美しいもの
美しいとはいつも閉じ込めたいある一瞬だ
美しいものを見ると、その一瞬になりたいと思う

この憧れのような切ない気持ちをそっと鋭利にしていけば、わたしも静かに美しく静止して、そのものになって消えていけるのではないだろうか

暑いのと甘いのって似てると思う
少し空気の甘い夜

暖かい季節で、天候は晴れ
凪いだ海の、一本だけ伸びた桟橋の先に座っている
静かな水面にそっとつま先をつけて、水紋が出来るのを見届けたあと
そのままするりと水に落ちて、私は人魚になる
そしてきっと、美しい獣になるように、何もかもを忘れて泳いでいくのだ

大人になるのは楽しいらしい
それを希望にしている
少し落ち込む出来事があった
昔から変わらない、私のだめなところ
もっと大人になれば何か変わるだろうかと思っていたけれど、どうやらややこしい私はずっと私らしいし、そこに慣れや諦めが加わるだけのようだ
私が私に納得できるのはいつか

なんで今更お正月の話してるんやろ…w

お正月の静寂

お正月の静寂

私は郊外の住宅街に住んでいるのだけれど、お正月の街から受ける静かな賑やかさが好きです。
いわゆるベッドタウンと言われるような街。あたらしくはない街。

住宅街の中、普段ない場所に車が止まっている。あのお家の人、実家に戻ってきたのだろう。
お昼間なのに大きな道路には車があんまり走っていなくて、テレビは普段と違う番組ばかり。
人なんてほとんど歩いていない街なのに、家族連れや夫婦とちらほらすれ違う。

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感情が揺さぶられるほど美しいものを見ると、こわいと思う。いつも。

てゆか適当に魚と書いたが魚でいいのか?笑

にんげんが空に憧れるのは、昔まだわたしたちが魚だったとき、青い水の中を自由に泳げた名残なんですって。と、昔どこかで読んだことをおもいだす夜。