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まいにち、考える。

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日々の思考を書きとめるnote。
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#展示

「meiro」と呼ぶ声が聴こえ

「meiro」と呼ぶ声が聴こえ

原宿・VACANTで上映中の「帝国は今日も歌う」。現代美術作家、小泉明郎氏の映像作品である。

彼が幼い時に見た悪夢-父親がニワトリの餌に選ばれてしまい連れ去られるというシュールでショッキングな-が、現代の何とも言えない空気感と合わさり、静かに観客を圧倒していく。

怖くて息苦しい、でもそれはどこか穏やかに迫る。だから、ホラーが嫌いでもちゃんと見られる。最後まで目が離せなくなる。

作中で叫ばれる

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ロンドン・ナショナル・ギャラリー展での意外な遭遇

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展での意外な遭遇

少し前の話になるが、上野の国立西洋美術館で開催されているロンドン・ナショナル・ギャラリー展へ行った。本当は春の開催だったけれど、夏〜秋に会期が変更されたもの。

目玉はこのポスターの通りゴッホの「ひまわり」なのだけれど、さすが由緒正しい美術館の展示だけあって、ラインナップが豪華だった。モネもルノワールもあるし、レンブラントやラトゥールなんかも揃ってる。さながら画家のオールスターゲーム。

私のお目

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物の伏線

物の伏線

本日は知人の展覧会「物の伏線」へ(MAREBITOにて29日まで開催)。古道具や写真などに筆を載せた作品が並んでいました。時が止まったような場所で、物たちは静かに存在感を示していて、音のないハーモニーを奏でているように思えたのです。

奥渋でPARICODE!

奥渋でPARICODE!

渋谷の本屋、SPBSで開催中のPARICODE展覧会へ。モノの擬人化の愛らしさが炸裂してました。イラストレーターparicoさんとアートディレクター内古閑さんのタッグ、最強です。

「つづく」に宿る丁寧さ

「つづく」に宿る丁寧さ

昨日見に行ったミナペルホネン/皆川明「つづく」展のリーフレットを読む。私は特にこの箇所に見入ってしまった。展示も素敵だったけど、本当に細部まで行き届いている。

基本的な順路はありますが、会場内をご自身の順路で自由にご覧いただき、各章(注:展示ルーム)への想いを育みながらご鑑賞ください

吉田ユニ「Dinalog」🍌🍎🍋

吉田ユニ「Dinalog」🍌🍎🍋

アートディレクター吉田ユニさんの展示へ。明確なビジョンに一筋縄ではいかない可愛さとサプライズがもれなくついてくるから、中毒的にハマってしまうのだと納得。中条あやみが好きなのでさらに嬉しかった。

本や絵の影響力

本や絵の影響力

「〇〇」を読んで(見て)、この職業につきました、という人に憧れる。自分はそこまで見事に影響を受けたことはないからだ。ただ、自分の人生を多少進めたものというのはいくつかあり、今日見たものたちは、間違いなくそれにあたる。

なかよしは無敵

なかよしは無敵

弥生美術館で待望の「なかよし展」へ。小学生の時に走って買いに行っていた雑誌。今でも血肉になっていることをあらためて思い知らされました。

心を整理したがってるんだ

心を整理したがってるんだ

SNSに疲れた時にたまにやるのが、カメラロールの整理。不特定多数のメッセージに一喜一憂するよりも、写真を見直して減らす方が作業的にも精神的にも良い。けっこう心の整理にもなる気がしている。

山本美希原画展「JUNGLE」

山本美希原画展「JUNGLE」

マンガ作家、山本美希さんの原画展が9/7まで開催中。最新作「かしこくて勇気ある子ども」の絵素材も見られます。アイスティーを飲みながら、洗練された絵の数々を堪能し、満足して帰途に着きました。

人生の時間を考える

人生の時間を考える

「クリスチャン・ボルタンスキー Lifetime 」を国立新美術館に見に行った。見知らぬ人々の写真、服の山、心臓音で創り上げられた空間は、帰らぬ人たちとそこにいる生者が変わらないものだと教えるよう。ひかり飛び交う涼しさの中で、来し方とこの先に思いを馳せる。

生小畑健先生と、スープ

生小畑健先生と、スープ

マンガ家小畑健先生の展覧会「NEVER COMPLETE」に駆け込み。ほぼ流し見で終わってしまったが、生の先生が見られたので悔いはない。終わって、スープストックトーキョーの「とうもろこしとパプリカのチリビーンズスープ」、野菜たっぷりで冷えに良い感じ。

自分の心の中を見た

自分の心の中を見た

美術作家クリスチャン・ポルタンスキーの「アニミタスⅡ」を見る。日本とイスラエルの死海で撮られた風にそよぐ風鈴の映像と、その前に配置された藁とドライフラワーの絨毯。荒涼として、どこか落ち着く光景は、まるで今の自分の心象風景のようで、しばらくその場から離れられなくなりました。

りぼんのちから

りぼんのちから

「特別展 りぼん 250万りぼんっ子❤️大増刊号」(本当にそのままのネーミング)に行ってきました。平日なのに大行列……さすがりぼんっ子が民族大移動してるだけある。懐かしさと愛しさしか見つからない展示でした!