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エッセイ

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2019年8月の記事一覧

木挽唄に交錯されて。

木挽唄に交錯されて。

交錯する音楽会を、観に行きました。

一番印象が残り、自己解釈ができた「管弦楽のための木挽唄」のみの考察、感想です。

アナログであるラジカセより「(管弦楽のための)木挽唄」 の歌詞が、流れる演出から始まる。

「管弦楽のための木挽唄」の場面毎の解釈を、デジタル演出によりイメージの共有&強化がされることで、アナログ(木挽唄)が元々持っていた情景に対して、わたしは理解を深めていくことができる。
ここ

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アートによる《創痕}と、世界

アートによる《創痕}と、世界

アートとは、人類に宿る、変貌する概念体。
時折、人類が何かを悟るために{創痕〉を、作品というカタチで残す。
これは、アートが持つ特性であり、存在意義でもある。

世界との境界膜がアートによって、破られた途端。
その“創痕〕は、世界を覗く垣間となる。
虹か闇か、それともか。
世界の色は、未知である。

そっと覗き込んで、何かを悟るも良し。
ふかく潜り込んで、あるがままを生で、感じるのも良し。
アート

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夜の細やかな、ありがとう。

夜の細やかな、ありがとう。

星はゆっくりと、動いているらしい。
今夜はゆっくりと、動いて見えた。
夜雲がゆっくりと、そばで動いていたから。
星はゆっくりと、相対的に動いて見えただけ。

ただ、それだけ。

けど、すごく、満足しています。
飲みかけの、この缶コーヒーを。
なんだか、夜空に差し上げたい気分です。

細やかではありますが、ありがとう。

夏のじりじりと共に、生きている。

夏のじりじりと共に、生きている。

たくさんの蝉が、木に止まって、鳴いていた。
そう、蝉は木に止まって鳴く。
今はあまり、意識しなくなった。
鳴くのはオスだけ。メスは鳴かない。

地面のブロックをどかせば、ダンゴムシとワラジムシがいる。
休憩所のツタを揺らせば、カナブンがたくさん落ちてくる。
トノサマよりも大きい、ショウリョウバッタを必死に追いかけた。
虫のにおい、というものがある。

鉄棒がもう、とにかく熱い。滑り台なんかは、まさ

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