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伝統産業DXで業績アップ↑残業ダウン↓

伝統産業、衰退産業といわれる染物屋がどのようにITを活用し、業務改善を推進しているのか、ポイントや具体的な内容を公開します。

努力は必ず報われる!?

2010年に事業継承して以来、とにかく死に物狂いで仕事をしていた私。
"赤字経営をなんとか脱出したい"
"早く楽になりたい"
当時のことを思い出しただけで具合が悪くなるくらい酷い経営状態。
事業継承のキッカケは、自己紹介の回をご覧ください
もがけばもがくほど、泥沼にハマって抜け出せない感じ。
まさに必死でした。
必…死…。必ず…死ぬ。って書きますね。
そう、必死になっている時ほど、視野が狭くなり、その末路は、死あるのみ。
努力に努力を積み重ね、これ以上の努力なんてあるはずがない!って思えるくらい努力してました。それなのに上手くいかない。報われない。

効果的に努力する

結論から言うと、"努力は必ず報われる"ではなく、"効果的な努力は必ず報われる"が正しい言い方なのではないかと思います。
つまり、闇雲に努力したって、成果が出るわけじゃない。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるかも知れないけど、ビジネスでこれをやったら、疲弊します。資源も底をつきます。
努力を積み重ねる前に、効果的に努力する方法を学び(または見つけ)力を尽くしていった方が、成果までの最短ルートだと思いませんか?
(効果的に努力する方法の見つけ方については、後ほど書きたいと思います)

ITを経営に活かさずしてどうする

効果的に努力する方法の見つけ方はいくつかありますが、その一つに情報共有(見える化)があります。
ちなみに余談ですが、ウィキペディアでDXを調べてみると、DXは3段階のデジタル化の最終形態みたいです(笑)

①デジタイゼーション:業務のデジタル化と効率化
②デジタライゼーション:ビジネスの変革
③デジタルトランスフォーメーション:ビジネスの変革を推し進め、企業風土自体を変革する

Wikipediaより

京屋染物店の場合は、kintoneを活用したらDXが促進された感じです。
ビジネスの変革が進み、企業風土自体も好転しています。
kintoneと出会えたことで、効果的に努力を積み重ねられるようになりました。

kintoneの活用

京屋染物店がkintoneで最初に作ったアプリは3つ。

  1. 顧客管理(顧客情報、履歴など)

  2. 販売管理(見積、納品、請求管理)

  3. 受注管理(工場指示、進捗管理)

具体的な事例はこちらをご覧ください ↓

初めは、簡単なアプリをまず作って、それを使いながらブラッシュアップしていきました。使っていくうちに、社員たちからも「もっとこういう使い方ができたら便利」とか「こんなアプリは作れないか」などの要望が出てきて、どんどん便利なツールに進化していきました。
今では、以下のようなアプリを活用しています。
(フロー図として紹介しているのは、たくさんあるアプリの一部です)

京屋染物店のkintoneアプリ構成(2022年3月現在)

kintoneを導入した結果、仕事の引き継ぎがスムーズになり、良品率アップ、残業削減につながりました。
仕事をしていると無駄な時間がたくさん発生します。
確認待ち時間、書類を探す時間、判断できず止まっている時間、電卓叩いてる時間、Excelに転記している時間、引き継ぎが上手くいかず仕事をやり直している時間、迷っている時間などなど。
こういう時間が無くなるだけで、残業は無くなります。

朝のkintone勉強会

kintoneって本当に使いやすいし、便利な道具です。ぜひ皆さんにも使ってもらいたい。そこで昨年から、初心者向けのkintone勉強会を不定期開催しています。(金曜日の朝に開催することが多いです)
朝6時〜7時までの1時間で、kintoneの基礎はもちろん、活用事例も参加者同士でシェアしあっています。

友人、知人にkintoneの活用方法を伝授
  • kintoneを使ってみたいけど、自社に活用できるの?

  • kintone導入してみたものの、イマイチ使いこなせていない。

  • 導入をサポートしてもらいたい。

いろんな悩みってありますよね。興味のある方はぜひ、ご連絡ください。
微力ですが、力になれるかも知れないです。
今後、具体的なkintone活用事例を書く予定ですので参考にしてくださいね。

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