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葬送のフリーレン

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『葬送のフリーレン』は、現在(いま)とても熱いマンガの一つだと思ってます。表面的には淡々と進んでいる雰囲気の時が多いですが、魂が熱く、奥が深い。原作マンガ、アニメいずれかを問わず… もっと読む
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「葬送のフリーレン」118話ネタバレ感想:壮大な恋物語

この物語は究極の「すれ違いの恋の物語」とも言えるし、「時を超えて気持ちを通い合わせる恋の物語」とも言える。 第118話「フィアラトール」のネタバレ感想です。 未読の方はご注意ください。 魔族の幻影に飲み込まれ、まさかの(ヒンフリ・ファン狂喜の)状態になったヒンメルとフリーレン。 そのあとの展開に深く感動したので、勇者ヒンメルの境地を想像してみた。 出会い フリーレンと初めて出会ったのは、暗い夜の森。花畑を出す魔法を見せたときに、とても綺麗だと思った。(6巻) 大人

葬送のフリーレンが面白い【読書】

マハトのシリーズが終わって、新シリーズではまさかの展開ですが、すっごく面白いです。 今までになかった切り口で漫画というより、小説に似た感じがします。よくこのアイデアを思いついたなぁーーって思います。 10巻超えてから今のシリーズに突入したのでだいぶ振りがきいています。物語の展開がすっごく速いので、まだ12巻なのかーーって思ったりもします。 週間連載で、お話がちょっとずつしか進まなくて巻数が多い漫画ってけっこうありますが、フリーレンはどんどん話が展開していって間延びが少な

【葬送のフリーレン】魔法について:結界魔法②

漫画「葬送のフリーレン」では、様々な魔法が登場します。 本記事では、本作品に登場する結界魔法について、関連する記述や描写を用いて考察していきたいと思います。 なお、議論は人類の魔法が中心であるため、女神様の魔法や魔物・魔族の魔法には、当てはまらない箇所もあることをご留意下さい。 本記事は以下リンクの続きになりますので、ぜひご確認下さい。 対象は単行本全13巻127話までですので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。 包囲系の結界魔法結界魔法(魔法名) ちょ

「勇者ヒンメルならそうする」

池袋でアニメ『葬送のフリーレン』の展示があったので、観に行ってきた。 こういうイベントがしょっちゅう開催されるのが東京のいいところ。 そして思い立ったらすぐに行ける。東京のいいところ。 人が多過ぎて入ってから出るまでに2〜3時間かかってしまうのは、よくない。 展示を見に行ったらアニメをまた見たくなって、2日ほどかけてアマプラで全話見返してしまった。 エルフの魔法使い・フリーレンが、かつて勇者ヒンメルの一行として冒険した旅路を再び辿りながら、仲間たちとの思い出や新たな出会い

葬送のフリーレン 5話~7話メモ書き

漫画版フリーレン読みながら、ストーリーとか演出について思ったこと殴り書きしたやつを載せます。 フリーレン好きなので分析してるだけでも楽しい ほぼ自分用のメモ書きなんで読みたい人だけ… 第五話「人を殺す魔法」フェルンが魔法史を読んでない理由:若さゆえ …というのもあるが、実際には、魔法史を読者に説明するため フェルンに説明するという体で自然とゾルトラーク(魔法史、および人類の特徴である”継承・発展”)の説明をすることができる それプラス、フェルンを読者の視点と重ねることで没入

フリーレン 感想 一話・二話

殴り書きです、申し訳ない 1話 最初のエーラ流星のシーン 音楽が消えて、歓声も消えて、どんどんヒンメルたちだけの空間になっていく感じが良い 作品通してだけど、いちいちやり取りが軽いのがめちゃ良い バグパイプかわかんないけど笛系の楽器とか弦楽器使ったトラディショナル?エスニック?な音楽 ファンタジーとしての世界観を補強してくれてる 最初の「人とエルフの差異」「時間間隔のズレ」が、フリーレンの涙につながるんですよね… ヒンメルの葬式 ゴスペル、かな キリスト教的、西洋

【葬送のフリーレン】魔法について:結界魔法①

漫画「葬送のフリーレン」では、様々な魔法が登場します。 本記事では、本作品に登場する結界魔法について、関連する記述や描写を用いて考察していきたいと思います。 なお、議論は人類の魔法が中心であるため、女神様の魔法や魔物・魔族の魔法には、当てはまらない箇所もあることをご留意下さい。 対象は単行本全13巻127話までですので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。 結界魔法についてまず始めに、本記事では結界魔法をカテゴリとして扱います。 もし個別の魔法として表現する

『葬送のフリーレン』を観終えて感じた人生の孤独と人との出会いが変えるもの

こんにちは。すうちです。 連休に入り、今年は遠出した方も多いかもしれませんが、私は前半に少し旅行した以外は比較的のんびり過ごしています。 noteでたまに映画やアニメの感想も投稿してますが、今回は『葬送のフリーレン』シーズン1を観たピンポイントな感想です。 ーーー はじめにあらすじ 視聴前は勇者が魔王との戦いに勝利した後の世界と知って「設定が斬新」という興味と同時に「平和な世界で何が描かれるのか?」という疑問もありました。 しかし、実際に観始めた所、思ってたイメー

葬送のフリーレン|魔法使い二人の魔法への思い「ただの趣味だよ」「ほどほどでございます」のうしろに

こんにちは。櫻子です。 高1男子、小2女子のママ、ADHD要素ありのHSP、ヨガイントラです。 『葬送のフリーレン』を買いました。 本当はKindleで買いたかったのだけど、息子くんが「(自分も読むから)それダメでしょ」というので本で。 フリーレンを知ったのは知ったのは数年前のアメトーク漫画芸人、数人が推してました。 しばらく経ってアニメが始まると予告を見かけて、初回を録画して、 (テレビはほぼ観ないから、珍しい)、 その後はアマプラで追いかけて、 好きなシーンは仕事から

Vol.071「物語を面白くするのは「新しい視点の提供」と「何を省略しているか」だ:『葬送のフリーレン』感想」

すこし前、新社会人以来の友人たちとのミニ同窓会に行き、そこで「葬送のフリーレン がものすごく面白い」と教えてもらいました。 単に「このアニメ推しだ」ということではなく、 ① 自分より若い世代で何が受けているか、自分の時間を割いて視聴して知るようにしてる ② 特に響いた部分をプレゼン資料などに引用することもある。表現しないと伝わらない ③ 今のアニメはとにかくレベルが高い。食わず嫌いはもったいない。 ④ 自分を更新したほうがいい。やらなければ取り残されるだけだ。 という話でした

『葬送のフリーレン』13巻が切なすぎないかい?

『葬送のフリーレン』12巻の破壊力にやられ、ほぼ毎晩のように12巻を読み続けている人間がいる。それは誰か。私だ。 何度読んでも素晴らしすぎる。楽しい旅のはずなのに、切なさと郷愁を感じてしまう。 そして先日、13巻が発売されてしまった。12 巻により情緒が乱れまくった人間は、続巻を読んだときどうなってしまうのか。 前回の感想は極力ネタバレなしで書いたので、今回はストーリーに触れながら感想を綴っていこうと思う。 13巻をまだ読んでない人――いないとは思うがもし仮に万が一い

『葬送のフリーレン』12巻の破壊力がすごすぎて頭を抱えている

今さらながら、『葬送のフリーレン』を読んだ。最新刊12巻(2024年3月時点)まで読んだ。そしてタイトルの通りである。 素晴らしい作品に出会って、頭を抱えた経験はあるだろうか。私は何度かある。最近では映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を観てそうなった。あの映画は、人の心をどろりとかき乱しては、行き場のない思いを植え付けてくるとんでもねぇ作品だった。 一方、『葬送のフリーレン』12巻は大谷翔平の163.2キロなみの剛速球で、僕の心のやわらかいところにダイレクトアタックしてきた。

葬送のフリーレン 13巻

おはこん世界の皆さん、まろんです。 待ちに待ったフリーレンの13巻読みましたので備忘録を書いていきます。以下ネタバレしか書かないので読んでない人は回れ右‼️ フィアラトール 勇者一行の戦闘シーンって回想が多くて割とすっ飛ばされがち。でも今回はちゃんと描いてくれた。 アイゼンは魔族の戦士と渡り合ってる、ちゃんと強い。ハイターもグラオザームの強力な精神魔法を跳ね返してる。こういうの見ると、ちゃんと伝説の勇者パーティーの一員なんだなって。 勇者パーティー大好きなんですよね。

(チラ裏レビュー) 葬送のフリーレン (アニメ 2023年〜)

※)これは”チラ裏”レビューです。あまり十分な推敲もしておらず、本来はチラシの裏にでも書いて捨てるレベルの駄文ですが、ここに書いて捨てさせていただいております。この先は期待値をぐっと下げて、寛容な気持ちでお読みください。ではどうぞ。 作品名:葬送のフリーレン (アニメ 2023年〜) リンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CJRHZC7H 評価:★5(★★★★★) 2023年9月〜2024年3月まで2クール連続で放送されて大ヒットしてい