料理の基本・こつ|8月31日はや(8)さ(3)い(1)の日
■野菜食べてますか?
本日8月31日は、や(8)さ(3)い(1)の日。
厚生労働省が策定した「健康日本21」では、成人1日あたりの野菜の目標摂取量は350g(うち緑黄色野菜120g、その他の野菜230g)となっていますが、残念ながら現在約7割の方が目標に達しておらず、特に20~40代の方が野菜不足という結果が出ています。
■じゃがいもは野菜?
ポテトチップ、フライドポテト、マッシュポテト、肉じゃがといった、じゃがいもを使った料理が好きな方も多いと思いますが、じゃがいもは「いも類」に分類されるため、残念ながら野菜の摂取量には加算されません。
じゃがいもの他、さつまいも、いも加工品、でんぷんやでんぷん加工品も同じく「いも類」に分類されています。
個人的にじゃがいも好きなのでちょっと残念ですが、こればっかりは仕方ありません。
ちなみに、野菜ジュースは野菜の摂取量に加算されます。
調理も不要で手軽ですので、朝1杯飲むようにするなどして、習慣的に飲むようにするといいですね。
■野菜をたっぷりいただくには
おすすめの食べ方は汁物です。
今日は冷蔵庫にあった里芋を使って、山形風の芋煮にしました。
たくさんの野菜を入れればそれだけでバランスがよくなり、スープに野菜の栄養や旨味が溶け出すので栄養を逃さず摂ることがができます。
また、食材が増えることでしっかりと奥行きのある味わいになり、調味料を使う量も減らすことができ減塩にもなります。
さらに、野菜は大ぶりに切ると噛む回数が増え、少量の食事でも満腹感を得られるので、食べすぎを防ぐことができ、肥満の予防にもつながります。
噛む回数が増えることで唾液の分泌が促進され、唾液に含まれる消化酵素により、栄養が吸収されやすくなります。加えて、唾液は口中の細菌を洗い流すので、口の中が清潔に保たれ、虫歯・歯周病の予防ができます。
単に野菜を摂取するだけなら、極端な話、野菜ジュースだけでいいのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、咀嚼は体にとって大切な役割がありますので、手軽さばかりに頼らないようにしましょう。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
みなさんの日々の料理の参考になりましたらうれしいです。
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