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オランウータンの「力」は、人間の8倍あるらしい

昔、ボルネオ島のローカルガイドさんがそう教えてくれた。

ボルネオ島のことをご存知ない方も、オランウータンは知っているのではないだろうか。

今では、ボルネオ島とスマトラ島の熱帯林にしか生息していないオランウータン。違法伐採や農地開拓、ペットにすることを目的にした違法な密猟や密輸、地球温暖化の影響で、過去100年の間におよそ80%減少したと見られているそうだ*

私がかつて暮らしていたボルネオ先住民ドゥスン人の村でも、昔は狩りに行くと彼らを見かけていたそう。村では、先住民の言葉で「コギ(kogi)」と呼ばれている。

ドゥスン系の人々は「コギウ(kogiu)」と呼んだりするそうだが、同じドゥスン系の言葉でも地域によって異なったりすることもあるため、ここでは「コギ」と記しておく。

ボルネオ島の北部、マレーシア・サバ州でオランウータンを見られる場所といえば、州都コタキナバルから一番近いところでいうと、「ロッカウィ・ワイルドライフパーク」だ。車で30分ほどで行くことができる。

チケットカウンター

外国人の入場料は、約600円ほど。17歳までの子供は半額だ。ちなみにマレーシア人の入場料は約、大人300円、子供150円、60歳以上の方と障がい者の方は無料である。

ボルネオゾウ

こちらでは、オランウータンの他、ボルネオ島にしか生息していないテングザルやボルネオゾウ、そしてマレーグマやマレートラといったマレーシアの動物も見ることができる。

パーク内の最大90%もの動物は、怪我で保護されたり、違法なペットや野生動物の取引により没収された動物だそうだ*

パークでは、一頭のオランウータンに出会うことができた。この子が、どのような事情によりここにやってきたのかはわからなかったが、ずっと出入り口を行ったり来たりしたり、布を被って顔を隠したりしていた。

ところで、オランウータンといえばオスの一部には、「フランジ」といった肉ひだが発達する個体がいる。勇ましくてかっこいいが、一方で、赤ちゃんオランウータンは、中々かわいらしい。

Rasa Ria Reserveにて

ロッカウィ・ワイルドライフパークだけではなく、以前はコタキナバルにある「ラサリア・リザーヴ」という保護施設で、オランウータンの赤ちゃんに出会うことができた。

こちらでのオランウータンのリハビリテーションプロジェクトは、2016年に終了し、現在はサンダカンのセピロックにあるリハビリテーションセンターに移ったそうだ*

そんなボルネオを象徴する動物の一つである、オランウータン。その赤ちゃんを描いたTシャツを、この度、マレーシア在住の日本人画家と共同で制作させて頂いた。

マレーシアで活動されている水彩画家、山田さなえ氏が描いた「オランウータンの赤ちゃん」。木にぶら下がりながら、南国フルーツの「ランブータン」を採る姿がなんとも愛らしい。

ライチと同じムクロジ科のフルーツ
ランブータン

Tシャツの素材には、オーガニックコットン100%を使用させて頂いた。こちらは、オーガニックコットンを通して、みんなで”ちょっと”ずつ地球環境と社会に貢献しようという想いから始まったプロジェクト「ORGABITS(オーガビッツ)​」のオーガニックコットンを使用している。

柔らかく、肌触りがよいので、毎日でも袖を通したくなる着心地だ。

カラーは、ナチュラルの他、ピンク・グリーン・ブラックも少数ご用意させて頂いている。

さらに、キッズサイズも少数ご用意させて頂いたので、親子でお揃いを着てお出掛けやファミリーショットなどにもお楽しみ頂ける。

水彩画で描かれた優しい風合いのオランウータンと共に、この夏のコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。



〈参考資料〉


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