カイネ♪あのん

完全趣味の素人目線でクラシック音楽のコンサートの感想を書いてます。というか、ほぼピアニ…

カイネ♪あのん

完全趣味の素人目線でクラシック音楽のコンサートの感想を書いてます。というか、ほぼピアニスト務川慧悟さんについて書いています。2022&2023ピティナ特級公式レポーター。

マガジン

  • 務川慧悟さん公演2023後半

  • 2023ピティナ特級

    • 90本

    2023年ピティナ・ピアノコンペティション特級に関するnote記事です。公式レポーター6名の方の記事も合わせてご紹介しています。演奏、文章で特級を丸ごとお楽しみください。

  • 2022ピティナ特級

    • 157本

    2022年ピティナ・ピアノコンペティション特級に関するnote記事です。公式レポーター6名の方の記事も合わせてご紹介しています。演奏、文章で特級を丸ごとお楽しみください。

  • 務川慧悟さん演奏会記録2023前半

  • 反田恭平&務川慧悟2台ピアノ全国ツアー2023

最近の記事

務川慧悟氏 演奏会記録2023年10月ー12月

(文中敬称略) 🎹10月 ⑴1日(日) 東京フィルハーモニー交響楽団 in Ichikawa 国際コンクール覇者が贈る協奏曲の夕べ ▪️会場:市川市文化会館 大ホール ▪️開演15:00 (開場14:00) ▪️共演:岡本誠司(Vn) 、出口大地(Mo.)、東京フィルハーモニー交響楽団 🎵ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18  ※出口 Mo.指揮 東京フィルハーモニーと競演 🎵(Ec)グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番第2楽章 ※岡本誠司(Vn)

    • 崇高な輝きの果てを見た ー務川慧悟氏のAプログラムを振り返る

      充実のABプログラムを携えての秋・冬公演もこの日はいよいよ最終日、ラスト公演でした。しかも務川さんが〈思い入れのありすぎる街 浜松〉のアクトシティ中ホールでのリサイタル。このコンサートについて、そして改めてAプログラムを振り返りつつレポートしたいと思います。 ✍️務川さんのプログラム解説動画 🎤まずはご挨拶から始まった 「こんばんは。本日はお越し頂きありがとうございます。 ここ浜松は、僕にとって特別な意味を持った場所です 2018年に開催された第10回浜松国際ピアノコン

      • 芸術の秋ー務川慧悟・ピアノリサイタル(於コピスみよし)&ちょっとだけマスタークラス

        2023年11月最終土日の2日間に亘り、務川慧悟さんによる〈公開マスタークラス〉と〈ピアノリサイタル〉が行われました。 幸いにも両日とも足を運ぶことができたので、そのレポートをお送りします。 25日(土)は北風が冷たかったが、抜けるような青空に紅葉が輝く美しい晴天、26日(日)は朝から細かな雨が降っていたが公演前後は止んでおり、伝説を軽ーく更新できる「晴れ男」効力発揮の両日でした(笑)。 今回のレポートは、26日のリサイタルを中心に、間にマスタークラスのこぼれ話を挟むという形

        • 第41回横浜市招待国際ピアノ演奏会 <交流会>および取材会レポート

          毎年秋に横浜市で開催されている「横浜市招待国際ピアノ演奏会」。後述の公式HPによると、この演奏会は世界中から将来を嘱望される才能を発掘し広く紹介することを目的に、故山岡優子先生の熱意により1982年に横浜市及び横浜市教育委員会の主催で創設された。今年で第41回となるが、これまでに紹介してきたピアニストは200人近くに上り、その多くの方が今も各国で華々しく活躍されているそうだ。 また期間中には演奏会の他にも交流会やマスタークラス など、市民との交流を大切にした企画も多数実施

        務川慧悟氏 演奏会記録2023年10月ー12月

        マガジン

        • 務川慧悟さん公演2023後半
          7本
        • 2023ピティナ特級
          90本
        • 2022ピティナ特級
          157本
        • 務川慧悟さん演奏会記録2023前半
          13本
        • 反田恭平&務川慧悟2台ピアノ全国ツアー2023
          4本
        • 務川慧悟全演奏会記録2022
          4本

        記事

          務川慧悟氏 演奏会記録2023年7月ー9月

          ※文中敬称略 🎹7月 ⑴8日 Recital de Piano par Keigo Mukawa ⑵9日 Recital de Piano par Keigo Mukawa ▪️会場:Mas Brunet(France) ▪️開演:8日 20:00 / 9日 17:00 (1896年製のエラールグランドピアノで演奏) 🎵モーツァルト:ピアノソナタ第2番ヘ長調K.280 🎵モシェレス:性格的大練習曲集Op.95より第7番ト長調「優しさ」 🎵ショパン :ノクターン第6

          務川慧悟氏 演奏会記録2023年7月ー9月

          秘曲と驚嘆と。〈田所光之・マルセル ピアノリサイタル in 多治見〉

          2023年9月17日(日)バロー文化ホールに行われた「田所光之・マルセル ピアノリサイタル」についてのレポートです。考え抜かれた珠玉のプログラムを、いつものように素人オブ素人の私の感想を絡めながら書いてみました。 🎹今回のプログラム 会場はバロー文化ホール・小ホール。 今回のコンサートは<たじみ音楽でまちづくり市民協議会>さん主催の2023・たじみ中之郷音楽祭の一環として行われました。 驚いたのだが、多治見にはベーゼンドルファー、スタインウェイ、ベヒシュタインの「世界

          秘曲と驚嘆と。〈田所光之・マルセル ピアノリサイタル in 多治見〉

          バロックから印象派まで。務川シェフのフレンチ・フルコース<務川慧悟:クローズドコンサート>

          2023年8月28日、29日の両日、東京「渋谷美竹サロン」にて務川慧悟さんのクローズドコンサートが行われました。2日ともプログラムはアンコールまで同一だったので、今回は両日をまとめて1本の感想記事にしてみました。既に前半の務川さんによるフランス古典派作品についての講義内容を記事にしていますが、今回はいつもながら素人がすみません(汗)の感想と、後半プログラムについて。よろしければ両方お読みいただけると嬉しいです。 ☆プログラム 特筆すべきなのはなんといっても前半のプログラム

          バロックから印象派まで。務川シェフのフレンチ・フルコース<務川慧悟:クローズドコンサート>

          真夏の夜の大阪、メンデルスゾーンに癒されに行く

          メンデルスゾーンは好きな作曲家の1人だ。今回推しである務川慧悟さんがソリストとして演奏することもあり、大阪フィルハーモニー交響楽団の<メンデルスゾーン・チクルス~メンデルスゾーンへの旅 Ⅱ>公演に伺った。 <メンデルスゾーン・チクルス~メンデルスゾーンへの旅 Ⅱ> ♦開催日時:2023.8.25 (金) 19:00 ♦会  場:ザ・シンフォニーホール ・指揮:尾高忠明 ・ピアノ:務川慧悟 ・管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団 ♦︎曲  目:メンデルスゾーン/交響曲 第5

          真夏の夜の大阪、メンデルスゾーンに癒されに行く

          貴重な務川先生の講義をメモしてみた・・・

          2023年8月28日(月)29日(火)クローズドコンサート。特に前半は務川さんが「フランスの古典派を知って欲しい」という思いを込めて選曲した、あまり耳馴染みない曲ばかり。しかも曲の背景説明に多くの時間を割いたことから、前半はトーク付き演奏というよりも、務川先生の特別授業が行われたと言っても過言ではなかったと思います。マイクを握り、時々手にしたメモに目を配りながら熱心に聴衆に講義してくださったことで、見知らぬ曲ばかりでしたがより親しみを持って演奏を楽しむことができました。 とい

          貴重な務川先生の講義をメモしてみた・・・

          グランプリ受賞者の褒賞コンサート🎵

          (トップ画像 撮影:石田宗一郎/写真協力:ピティナ) こんにちは、2023ピティナ特級公式レポーターのカイネ♪あのんです。 熱狂の2023ピティナ特級もファイナルが行われ、今年のグランプリは鈴木愛美さんに輝いたことは、既に皆さんご承知かと存じます。 鈴木愛美さん、改めてましておめでとうございます! これからのグランプリ受賞者としての1年、鈴木さんにはどんな日々が待っているのでしょうか。2022年ピティナ特級グランプリ北村明日人さんの受賞後半年のご活躍を振り返ることで、鈴木

          グランプリ受賞者の褒賞コンサート🎵

          2023年8月21日。熱い1日のレポート<ファイナル編>

          (トップ画像 撮影:石田宗一郎/写真協力:ピティナ) 2023ピティナ特級ファイナルが行われました。 開演時刻の16時半、会場のサントリーホール・大ホールにもどことなく緊張感が漂っています。舞台上には既に日本フィルハーモニー交響楽団の皆さんが着席し、チューニングも終わりました。 ここから始まるファイナルの様子を、4人のファイナリストを演奏順にレポートします。 ファイナルのレポートは、公式レポーターの山本知恵さん、寿すばるさんの記事を、インタビューは柚子と蜜柑さんの記事もご

          2023年8月21日。熱い1日のレポート<ファイナル編>

          2023年8月21日。熱い1日のレポート<ゲネプロ編>

          こんにちは、2023ピティナ特級公式レポーターのカイネ♪あのんです。2023ピティナ特級ファイナルが終わりましたね。どの演奏もとても素晴らしく感動的なファイナルでした。余韻はまだまだ冷めませんが、あの熱かった8月21日を思い起こし、<ゲネプロ編><演奏編>と2回に分け、各レポートをお届けします。 🎹ゲネプロ(最終リハーサル) 13時より本番と同じサントリーホールの大ホールで、最終リハーサルいわゆるゲネプロが行われました。ゲネプロについては公式レポーターのもちさんと柚子と蜜

          2023年8月21日。熱い1日のレポート<ゲネプロ編>

          セミファイナル、配信視聴レポート(後半)

          (トップ画像はピティナHPより) 🎹嘉屋 翔太 さん(演奏番号4番) •ハイドン/ピアノソナタ 変ホ長調 Hob.XVI:52 プログラムの幕開けを告げるような華麗な和音に続き、繰り広げられたのはまさに<嘉屋ワールド>。軽快なテンポで密度の濃い音が織りなす音楽は、心の澱を払うような爽快さ。煌めくトレモロや駆け上がるスケールなどあまりに美しく、バッグに入れてそっと持ち帰りたいほどでした。嘉屋さんは第1次予選でこの曲の第1楽章のみを演奏されたほど思いがある曲です。事前インタビ

          セミファイナル、配信視聴レポート(後半)

          セミファイナル、配信視聴レポート(前半)

          (トップ画像はピティナHPより) 🎹山田 ありあ さん(演奏番号1番) •ベートーヴェン/ピアノソナタ第30番 ホ長調 Op.109 まろやかな音が心地よい風のように感じられました。<30番はベートーヴェンの作品の中でも柔らかい印象が多いので、音色をさらに研究したい>と事前インタビューで山田さんが仰っていた通り、音色の多彩さにうっとり聴き入りました。第2楽章のラスト部分は気迫が伝わる演奏。第3楽章では、変奏曲が進むごとに弾むような明るい曲調へと変わる変化の過程と、一つ一つ

          セミファイナル、配信視聴レポート(前半)

          【第2弾‼︎】注目!セミファイナルの曲目は… & これからのプログラムから…<後編>

          (トップ画像はピティナHPより) ⭐︎前編はこちら ⭐︎セミファイナリストの最新インタビューあり! ⭐︎演奏曲の予習動画は、過去の特級グランプリ/セミファイナルに演奏があった場合は、その動画の演奏者名を記載しました。YouTube【ピティナピアノチャンネルPTNA】でご検索ください。セミファイナルでの演奏動画が無かった曲については「ピティナ・ピアノ曲事典」の演奏動画を中心にご紹介しています。 🎹演奏番号4:嘉屋 翔太 さん •ハイドン:ピアノソナタ 変ホ長調 H

          【第2弾‼︎】注目!セミファイナルの曲目は… & これからのプログラムから…<後編>

          【第2弾‼︎】注目!セミファイナルの曲目は… & これからのプログラムから…<前編>

          (トップ画像はピティナHPより) こんにちは。2023ピティナ特級公式レポーターのカイネ♪あのんです。 8月18日(金)に迫るセミファイナル! 前回の完全ファン目線のセミファイナル予習の記事に続く今回はその第2弾です。今回は演奏者別に、ピティナ最新インタビューによるセミファイナリストご自身のプログラム紹介の抜粋と、演奏曲の参考予習動画を前後編でお送りします。 前編は演奏順に、山田 ありあさん、小野田 有紗さん、三井 柚乃さんの3名です。 ⭐︎前回の記事はこちら ⭐︎セミ

          【第2弾‼︎】注目!セミファイナルの曲目は… & これからのプログラムから…<前編>