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運動は乳がん治療の副作用を軽減できる

放射線治療中の自宅でのレジスタンス運動と有酸素運動が、がんによる疲労からの回復を加速し、健康関連の生活の質を改善する上で安全で実行可能で効果的であるようだ、という豪州エディス コーワン大学からの研究報告。

放射線療法は乳がん治療の重要な一部だが、がんに関連した疲労を引き起こし、患者の感情的、身体的、社会的健康を含む健康関連の生活の質に悪影響を及ぼす可能性がある。 今回、研究チームは、運動によって放射線療法が患者にとってより耐えられるようになる可能性があることを報告した。

研究チームは、89名の乳がん患者を対象にランダムに2群に分け、うち43名が自宅で12週間の運動プログラムを完了した。残りの患者は、運動しない対照群とした。

介入の結果、運動を行った患者は、対照群と比較して、放射線療法中および放射線療法後にがん関連の疲労からより早く回復し、放射線療法後の健康関連の生活の質が大幅に向上したことを研究チームは発見したという。

運動による悪影響は報告されなかった。

研究者は、放射線治療中の自宅でのレジスタンス運動と有酸素運動が、がんによる疲労からの回復を加速し、健康関連の生活の質を改善する上で安全で実行可能で効果的であることを示した、と述べている。

「在宅プロトコルは、低コストであり、旅行や直接の監督を必要とせず、患者が選択した時間と場所で実行できるため、患者にとって好ましいかもしれません」と彼は述べた。

「これらの利点は、患者にかなりの快適さを提供する可能性があります。」

出典は『乳がん


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