「ツキの粉をどうぞ」(船の冒険の作品紹介1)H18 x W18 x D2.2 cm
船の冒険の作品群の作品を紹介していきます。
全部で6点、順番は関係ありません。
写真は後で入れます。
こちらの作品は、今回の個展の出展作品のうち、最初に制作したものです。
船の冒険の制作は、私も冒険しました。アルキド樹脂が使われた「アキーラ」という名前の絵具を主に用いました。これまでも少しずつ使ったことはありましたが、あまり使ったことのない画材でした。
3つの作品群を全然違う感じにというリクエストをいただいていたため、画材を替えることによっても違いを出すことができるのではと考えました。アキーラは乾燥に時間がかかるので、早めの時期ならではの画材です。2つめの作品群からは、アクリルをメインにしました。
「海原をゆく」とか「ごきげん」とか色々名前を考えましたが、「ツキの粉をどうぞ」にしました。
この船は、とてもラッキーな船で、ごきげんなときにツキの粉を振り撒いて進みます。ツキは月ともかけてあります。ご覧になる方の益々のご多幸を祈念しつつ制作しました。この絵に限らず、基本的にご多幸を祈念しつつ制作しています。
私は天然石粉末を画面に振り掛けるなどして制作しているのですが、そのときのことを重ね合わせてつくりました。私はこの技法を「キラキラの儀」と名付けています。
「キラキラの儀」をしていると、とても幸せな気分になります。
私は、石が好きです。
アナログの制作を再開し、色々調べているうちに「キラキラの儀」は、浮世絵の雲母摺のうち撒き雲母の応用ではないかと思えてきました。偶然ではありますが、なんだか嬉しいです。
使用した素材(のうち思い出せるもの)
木製パネル、水性アルキド樹脂絵具、天然石粉末、ヒマラヤ水晶、他
支持体には直径18cm(0号の長辺)のエンパネを用いました。
ありがとうございます。それでは、また。
その後、Instagramのリールにキラキラの動画を投稿しました。
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