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変わりたくない病

以前のわたしです。
慢性的と言うくらい、変わることへの恐怖心が凄かったです。

環境や人付き合いもそう、自分の行いによって変わる状況にも恐れていた。
その恐怖心を抑えるのに有効だったのが、「変わらないことへのこだわり」です。
(そう、現状維持のこと)

わたし自身、目に見えない障害と、自閉的な両親の元で育ったことにより、(過干渉の母親と無関心な父親)心が幼いまま歳を重ねました。このような幼い大人は、人間関係や仕事に生活と、あらゆる面で支障をきたします

とにかくデメリットが大きい・・のですが、メリットも同じように大きいです。

変わらないことで得たメリットは、
■これ以上に傷つくリスクを避けられる
■責任回避もできる
■同情という優しさを与えられる
これらを言い換えれば、幼児的な甘えです。

生きづらさの中にも、そのような蜜の味に似た甘味がある。病気や環境が生きづらさの原因ではあるものの、こだわり続けると決めたのは自分自身。
つまり、半分は自己責任なのです。

以前の自分自身をこう評価できるようになったのは、変わることが必須の環境に入ったからです。その環境に入ると決めた理由は、変わることのメリットが変わらないことのメリットを上回る可能性を感じたから。

底に沈んだ「自立心を持つわたし」の直感を信じた。変わりたくない病という精神疾患の進行を止める最初の一歩がきっかけとなり、その後の大きな変化に繋がった。
(自分軸の成長・体質やコミュ力の改善)

おかげで入ってから1年経った現在、変わりたくない病が寛解されました。

どこかで再発する可能性は否定できないものの、進行させない自信はあります。
なぜなら、視線の先を数年先の未来にまで広げる大局観を育てているからです。

未来の自分を望む形で生かすには、自分と向き合い理解すること。そして、自分の責任で変わることに「投資」をすること。

やらないはその場しのぎになるけど、後悔はするだろう。この後悔を残して死ぬのは避けたい。だから、これからも変わることを選ぶつもりです。(損得の程度によっては、変わらないことも必要です)

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