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人はなぜ不正をするのか。止めることはできないのか。その3―荀子の「性悪説」
人の本性は「悪」である
なぜ人は不正をしてしまうのか。
それは、もって生まれた性質と、どう関係しているのか。
企業において、弱い立場にある社員が、組織的な圧力に屈して、自らの良心に反して、不正に加担してしまう。それを防ぐには、どうすればいいのか。
古代中国の人間観、思想をおさらいすることで、組織において立場の弱い人が不正に加担してしまう理由を探るシリーズ。第3回。
孟子の「性善説
人はなぜ不正をするのか。止めることはできないのか。その2ー孟子の「性善説」
なぜ人は不正をしてしまうのか。
それは、もって生まれた性質と、どう関係しているのか。
企業において、弱い立場にある社員が、組織的な圧力に屈して、自らの良心に反して、不正に加担してしまう。それを防ぐには、どうすればいいのか。
古代中国の人間観、思想をおさらいすることで、組織において立場の弱い人が不正に加担してしまう理由を探るシリーズ。
第2回
孔子の教えと孟子の「性善説」との関係について
人はなぜ不正をするのか。止めることはできないのか。その1ー孔子の「仁」
なぜ人は良心に反して不正をしてしまうか
なぜ人は不正をしてしまうのか。
それは、もって生まれた性質と、どう関係しているのか。
企業において、弱い立場にある社員が、組織的な圧力に屈して、自らの良心に反して、不正に加担してしまう。それを防ぐには、どうすればいいのか。
人は過ちやミスをするし、判断も間違えます。無意識にルールを破ってしまうこともあります。
一方で、ミスや誤りを修正し、間違いを犯さな
息子、最愛の弟子の逝去…孔子を襲った晩年の悲劇と「従心」の境地―『論語』
心の欲する所に従いて、矩を踰えず
自分の人生をどう振り返るのか。
20代、30代の道なかばだとしたら。
人生の勝負がついたかどうかというくらい、第3コーナーにさしかったところだとしたら。
第一線から身を退いき、次のステップへ移ったところだとしたら。
74歳で亡くなった孔子が、70歳の心境について語ったことばを、人生をどう振り返るのかの参考にしてみたい。
70歳になったときの境地は
自分をどう磨けば、人間的に成長できるのか―禅「瓦を磨いて鏡となす」
禅問答「瓦を磨いて鏡となす」。「南岳磨甎」とは
古典や人生哲学を読んで、人の生き方をアタマで理解しているときは、立派な人間になったように錯覚してしまうのですが、いざ自分を磨くとなると難しいです。
そんなことをある経営者の方と話をしていたら、そういうときには、自己修練とはどうあるべきなのか、ある禅問答を思い浮かべて、自分なりに答えが出るのを待つようにしている、とのことでした。
教えても
他人のせいにしても、何も解決しない。自分の内なる声に素直に従う―『呻吟語』
書が下手なのは、筆のせいでも、紙のせいでもない
失敗したときやモノゴトがうまくいかないとき、ついつい他人のせいにしてしまいます。政治や世の中がよくないからだ、と不満をぶちまけて、やり過ごすこともあります。
そこに一面の真理はあるにしても、正義をふりかざしたからといって、ましてや世の中のことをいくら憤っていても、問題は解決しません。
かえって、あの人はいつも正義漢ぶっているけど、不満をぶ