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図書館事情

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記事一覧

図書館員をやっていて辛いこと

みなさん、こんにちは。
2月になりましたね。
2月3日は恵方巻き。皆さんは食べますか?
私はたぶん食べます。田舎巻きというやつが一番好きです。楽しみですね。

恵方巻きを知ったのは確か「さよなら絶望先生(久米田康治著/講談社)」というコミックだった気がします。うちの家族はあまり行事ごとをする習慣がなかったんですね。

そういえばコンビニバイト時代に売ってたことを思い出しました。(店長に毎年、友だち

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良い図書館員もいれば悪い図書館員もいるよという話。

皆さん、こんにちは。

先日ツイッターをしていると、とあるつぶやきを見ましてそれを元ネタにいろいろ書こうかなと思っています。

簡単に申し上げますと、図書館で借りた本を返したはずなのに、その図書館から督促の電話がかかってきて、図書館員の方から「まだお返しできてませんよ!」とわりと語気を強めにして言われたため、すごく嫌な気分になられた方がいたようでして。

正直な話そのつぶやきを見て、一図書館員と

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図書館で働く図書館員に司書の資格は必須なのか?

みなさんこんにちは。
最近、風邪やらインフルエンザやらが流行してきてとても怖いですね。(この季節は定番ですが。)

公共図書館という場所はたくさんの人が集う場所であり、それらには特に注意していかなければなりません。(マスク着用に越したことはないですね。)

私もちょっと喉いたと鼻水が出るので風邪気味かもしれませんヘ(´д`ヘ)(ノ´д`)ノ アーコリャコリャ

ところで公共図書館に司書

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公立図書館は無料貸本屋です。

公立図書館は無料貸本屋という風に言われることに対して批判的に捉える人たちがいる。
確かに無料貸本屋というのは公立図書館を揶揄するような表現とも取れなくもない。

しかし公立図書館は誰もが無料で利用できることに公立図書館としての価値があり、存在意義がある。

無料貸本屋というのは公立図書館の一面にすぎない。公立図書館が提供するサービスの一部である。
公立図書館のサービス全てを表す言葉としては不適

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公共図書館のルールと利用者のクレームについて

公共図書館によって様々なルールや決まりがある。
それらルールや決まりというのは図書館毎に決められていて一律ではない。

例えば貸出期間や貸出冊数も図書館毎に異なる。
本を借りるためには基本、図書館カードを作らなければならないが、図書館毎に図書館カードを作れる対象の範囲も決まっていたりする。

時にこうしたルールに対して利用者の方が意見を述べれられることがある。

貸出期間が短い
とか

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図書館は戦場です 予約資料確保編

公共図書館は戦場です。

図書館戦争(著者 有川浩 ,出版社 KADOKAWA/アスキー・メディアワークス URL https://promo.kadokawa.co.jp/toshokan-sensou/arikawahiro/ )
という本がありましたが、実際に私たちが戦っているのは利用者です。

図書館員vs利用者

こんな風に書いてしまうと界隈の方々からお叱りを受けそうですが

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今年一年を振り返る

今年ももうすぐ終わりですね。早いなぁ。

あっという間の一年でとてもびっくりです。(なんだかんだ毎年言ってる気がする。)

今年は自分にとって変化と成長の年だったと感じます。

いい上司に出会えたこと。
周りとの雰囲気がとてもよくて、今までで1番いい感じのチームワークが生まれたこと。というよりみんながそれを意識して日々、努力していたように感じます。

みんなが協力しあって楽しい雰囲気ながら

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図書館の本に線引いたり、自分の意見書いちゃいけないんですよっ

図書館の資料は公共の資料でして、皆に利用していたいただくものであって、誰かが利用すればその後にまた違う人が利用する、それが図書館にある資料なのです。

決して借りて帰ったからといって自分のものになるわけではないのです。あくまで図書館から貸出してるものなので私物ではないんです。

なので本に線を引いたり、自分の意見を書いたりするのはやめてほしいのです。

でも...
一図書館員が言うのもあれな

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図書館とAI。図書館にAIが導入されたら図書館員は不要になる?

みなさん、こんにちは。ロコです。
外はずいぶん寒い季節になってきましたね。夜になるのも早いです。
この時期は北海道に旅行に行ったことを思い出します。

冬の北海道は最高です。おススメです。
空気が冷たく、とても澄んでいて気持ちいいです。

服屋さんでも続々とお洒落なセーターやアウターが出始めていますね。
超欲しいのですが、図書館員は貧乏ですのでお財布と相談です。

この前、niko and..

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図書館でも利用者からのクレームは日常茶飯事です。

図書館で働いてる方でカウンターで利用者の対応をされたことがある方なら一度は経験があるかと思いますが、公共図書館では利用者からのクレームやご意見というのは日常的にあります。

クレームという言い方はその印象も良くないですし、あまりしたくないのですが...
こちら側のミスや不備のため利用者の方に迷惑をかけてしまって明らかに悪い時もあれば、利用者側の一方的で理不尽な要求や意見というのも存在するのです。

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公共図書館は誰でも利用できますよ!

公共図書館で働いてるとよく「ここ入っても大丈夫ですか?」と聞かれることがある。

公共図書館という場所は入館をお断りしてるところは一切なくて(しかも無料で利用できますし)、学校にある図書館はその学校の生徒や先生だけに利用を限定していたり、大学図書館なんかも一般の人は利用ができなかったりすることもあるけど、
公共図書館であればどなたでも入館はok。

ただし本の貸出をしたい時は図書館カードを作る

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梅雨はトラブル多発注意報 公共図書館編

このじめーっとした梅雨の時期、暑い上にじめじめしてて少しイラッとしてしまう、そんな季節ではないでしょうか。

むしろ本格的な夏の方がカラッとしていてまだ過ごしやすいかと。

家の中ではさすがに扇風機さんが必須となりました。外はまだ涼しかったりするのですが、それでもじめじめとしてて少し不快に感じます。

公共図書館でもそんなじめーっとしたイライラしやすい時期のせいでしょうか。利用者とのトラブルがいつ

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公共図書館は自習スペースをもっと設けるべきだと思う

子どもの頃は図書館といえば勉強をするところというイメージがありました。
実際、高校生の時や大学生の時にも図書室、大学図書館を自習のために利用していたことは多かったです。

大学図書館に関しては自習のためのスペースとしての機能も持つ図書館が多いとは思いますが、公共図書館では自習スペースのないところやそもそも自習NGなところも多いです。

なぜかというと公共図書館では基本的にその図書館にある資料を

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図書館に文庫本がある意味。一図書館員が思うこと。

公共図書館には小説などのハードカバーの本が文庫化された本も置いてあるのですが、以前そういった状況に対して出版業界の販売不振につながるということで話題にも上っていたかと思います。以前の記事ですが参考までに一応↓
https://irorio.jp/nagasawamaki/20171012/421446/

確かに文庫本は内容としてはハードカバーのものとほぼ変わらないことも多いですし、なぜそれを

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