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ボイストレーニングとともにあった私の12年

 2018年12月、わたしはボイストレーニングから離れる決意をした。
 スタートの2年間は、「おとなの習い事ブームの時代」に大手音楽教室で個人レッスン。それ以降は、もっと本格的に技術を習得したくなり、個人の先生が開いているプライベートレッスンへ(数年かぶって、司会者向けの発声教室へ行った時期も)。


 結論からいうと歌うこと以上に、発声という分野に惹かれ、こんなにも年月とお金を費やした自分にビックリした。まさに夢中だった。
 今でも自宅で行う発声練習(極小さい声で)やカラオケはとても楽しい。


 ボイストレーニングを主催する場所や人によって、「得意なこと(特に音楽ジャンル)」「教え方」など方針や考え方がさまざまで、自分が目指す方向に導いてくれる人がみつかるまで、正直探すしかないのだと感じる。


 そこに一度通うと、体がその指示された癖を覚え、指導者が変わるとまた、体が新しい指示に従うようになるまで時間を要する。ボイストレーニングというもの「ひとくくり」で判断するのは非常に危険だ。


 習い事は、「上達をはかるために利用する場合」と、「改善をはかるために通う場合」があるとおもう。
 どちらも生まれ持った自分をフルに使い理想に向かっていくだろう。結果が理想の自分にはなれなくても、それなりの結果がだせるようになる。


 指導者につくということは、満足のいく結果を相手に求めすぎてはいけないということを知るべきだろう。
 習い事も、人と、人との、コミュニケーションだ。長く通った生徒と指導者の間柄にも、ギブ&テイクが成り立たなくなれば、いずれ破綻する。


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 いろんな経緯はあったのだが、この12年間はわたしにとって人生初めての習い事だった。挑戦して続けられるだけやった甲斐があってとても満足している。


 最後に、ボイストレーニングとは。

 ボイストレーニングとは、「声を自在に操れるようにするためのもの」です。


おしまい



※画像はpixabay.comより

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