可愛い〜！！！！！！！

ってどことなくいっぱい聞こえてくる街中。
女子達を筆頭に、声を揃えてよく言っている、気がする。
私自身もよく使う言葉。

洋服が可愛い、あの女優さんが可愛い、こういう性格が可愛い、このイラストが可愛い、サイズ感が可愛い、建物の、食器の、あれ、これ、それ。

そこらじゅういっぱいに広がる可愛い。

よく、会話の中に出てくるのは、

『これ、可愛くない！？』
『え、可愛い〜〜〜〜！！』

の類。

今、私が思うのは、その可愛いの共有は本当に一緒の可愛いの共有なのか否か。こういうとそんな細かいこと、毎回気にすんなよ、って聞こえてきそうだけど、毎回気にしているわけでもなければ、これはただの一例に過ぎなくて。

私が伝えたいのは、同じ言葉でも同じ感情かどうかはまた別なんじゃないかって事で。じゃあ、可愛いの理由はどこ？っていう。

きっと、私達は生まれた場所や生きていく中で出会った人々、環境、心に残っている出来事など、いろんな事が積み重なって今の自分がいて。きっと、自分と全く同じ人生を歩んでいる人なんていなくて。だから、自分の抱くいろんな感情、それは世間体的にはよろしくないかもしれない感情だって、それは特に間違っていないというか。人様に害が加わるようなことはもちろんよくないけど、感情を持つことはなんら悪くない。

どこをどうとっても、
いだく感情はその人自身のもの。
誰のものでもない。

ましてや、
小馬鹿にしていいものなはずがない。

ただ、違うだけ。私とあなたの関係。

同じじゃなくていい。
お互いにリスペクトする。尊重する。

そうしたら、お互いに感情を殺し合わずに、仮面を被らずに、もっともっと生きやすくなるんじゃないかなって。相手を受け入れて、私も受け入れてもらう。でも、それでもやっぱり、分かり合えない人、傷つけようとして傷つけてくる人って、いる。そういう時は、離れる。

ただ、それだけ。

自分を殺していい理由にはならない。唯一無二同士で生きていく。息をしていたとしても、ただ息をしているだけでは、それはきっと、あなたを生きる事ができていないと、私は思う。喜怒哀楽しっかり自分自身を通して、感じて私を生きる。

そうしたいと私は今、思う。

今日食べた野菜炒めが美味し過ぎた。