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自己紹介 coffee teacherとしての私

こんにちは。コーヒーが好きなcoffee teacherと申します。この記事では、わたしの簡単な自己紹介とcoffee teacherについて書いていきます。この記事で自分の人となりをイメージしてもらえたらと思います。


1公立小学校教諭について

ちょうど今年で小学校教員をはじめて10年になります。節目の年ということで、今までの実践について振り返ってみようと思います。私は小学校の中でも、通常学級、知的障害特別支援学級、情緒障害特別支援学級の3つの担任をしてきました。

それが今の自分のキャリア形成に大きな影響を与えていると感じています。この三つの担任はそれぞれ共通点はあるものの、結構違います。どれも今の自分にとっては欠かせないものであり、自分の独自性みたいなものを生み出すきっかけになりました。

通常学級では、初任者の頃から環境に恵まれました。素敵な先輩がたくさんいました。子ども主体の授業にどうしたらできるかということを校内研究で行い、研究授業後の飲み会で教育について熱く語ることもありました。

算数の研究を3年ほど行い、全国レベルの先生方が指導に来てくれて非常に刺激になったことは間違いないです。私も、知的障害特別支援学級の研究授業を2回行いました。そのあたりから、子どもたちに合わせて教材を考えていくというスタンスが自然と身についてきました。

知的障害特別支援学級の担任は5年間でした。その中の実践で大きかったのが、展覧会です。結果的に「和」をテーマに展示をしました。当時の6年生で歴史が好きな児童がいたので、茶の湯や墨絵などを絡めて「和」のイメージになっていきました。

外部講師として、ぺぺぺ日めくりカレンダーでお馴染みの渡邉知樹さんには、紙粘土で和菓子を作るということを一緒にやりました。自分たちで抹茶碗を作り、2畳の間も作り、展覧会の前にはその場で二人一組になってお茶会もしました。


渡邉知樹さん

実際に、お茶を相手のためにたて、礼を大切に適切な距離感で。お茶会の中に子どもの自立活動で大切な要素がたくさんありました。子どもたちも、いい緊張感の中お茶を立てることができました。中には、クリスマスプレゼントに茶筅をお願いしたという子もいたそう笑

当時の担任の先生に、ちょうど大正琴が近くにあったので夏休みに特訓してもらって披露もしてもらいました。大正琴で弾く「パプリカ」は非常に良かったですね。

そのときあたりから、学校の外部からゲストの先生を呼んで授業をしてもらうということが本格化していきます。たいてい、学校でゲストティーチャーを呼ぶときは、企業の方を呼んで〇〇講座などパッケージ化された授業を行うことが多いと思います。

私の場合は、自分がカフェやその方の作品展に出かけて「たまたま」授業する流れになったということが多いです笑

2コーヒー・カフェの素晴らしさ

ここで、コーヒーやカフェの素晴らしさに改めて気づいていきます。もともとコーヒーは好きで、24歳くらいからほとんど毎日豆から挽いてコーヒーを楽しんでいます。

毎日飲んでいるうちに、コーヒーの嗜好というか好きな味も変わっていきます。20代前半は深煎り一筋で浅煎りは「酸っぱい」から嫌でした。ただ、だんだんと中深煎り、中煎り、が美味しいと感じるようになり、最近は嫌だった浅煎りも美味しいと感じることできています。歳のせい?笑

コーヒーの引き出しの多さを楽しみつつ、コーヒーから生まれる出会いもだんだんと増えていきました。様々なカフェに出かけて、そのカフェが持つ文化を感じたり、そこにいる人とばったり話したりと面白い出会いが増えていきます。

国分寺にある胡桃堂喫茶店主催の「カフェから時代は創られる」の読書会に参加してからは、店主の影山さんをはじめまた新たな出会いがあり今でも続いています。

コーヒーだけでなくカフェなどコーヒーを取り巻く全てのことが魅力的で、それが今の自分を創る原動力になっていることは間違い無いです。それが自分の仕事にも人生にも大いに影響しています。


最近は手動エスプレッソにはまっています。

だからこその、「coffee  teacher」なのです。

3カフェから教育へ

なんとなくカフェで話す中で、学校にきても会う流れになることが不思議と多いです。そして今や私が異動して他の小学校に行ったときでも、その関係性は続いています。毎年同じ授業をやるこもとあれば、チャレンジングな授業をすることもあります。それは関係性があるからできることだと思っています。

今まで呼んだゲストティーチャーは、日めくりカレンダー作家、スクラッチの絵描きさん、切り絵作家、落語家さん、昆虫博士、コーヒー焙煎士などなどなかなかの顔ぶれです笑


コーヒー焙煎士の益岡さんとオソロコーデ笑

個人的には、さまざま職業の方と子どもたちとを出会わせたいなと考えております。子どもたち、特に小学生が出会う大人の職業って学校の先生か親の職業がほとんどなんじゃないでしょうか。

そんななか、様々な生き方・働き方をしている素敵な方を学校に呼んで子供と関わることで、子供の世界は間違いなく広がると確信しています。「こんな生き方があるんだ「こんなふうに働けるんだ」これ以上のキャリア教育は無いです。

だからこそ、30歳くらいから学校をもっと外の世界に拡げていくということをテーマに意識するようになります。30歳の時にインドに一人旅に行きましたが、それも一つのきっかけになっていると感じています。それはまた別の記事に書いていきます。


インドの出版タラブックスでの写真

子どもに様々なことに触れて世界を拡げてほしい。それは、私自身の願いでもあります。私自身が様々な人やモノ・ことに出会い、自分の世界を広げて楽しんでいきたいのです。自分の人生のテーマは「好奇心と遊び」です。

「自分の興味の向くままに学び、遊ぶように学ぶ」このような学び方を今自分自身が実践しています。本当に今の仕事は楽しいです。それが、子どもにも刺激を与え、一人ひとりが自分の人生を楽しんでくれたらもう何も言うことはないです。

だからこそ、子どもに「教える」だけでなく、「任せる」だけでもなく、「共に」シンクロしながら一緒に学んでいけたらと考えています。

以前、「生きてて良かったこと」を振り返るワークショップに参加した時、私は「いのちが共鳴(シンクロ)」したときと答えました。人間だけではなく、動物・虫・鳥・植物など多様な生物と共鳴した時に生きてて良かったということを自然と話していました。

子どもと一緒に学び、遊び、悩みということを楽しんでいくことが私のスタンスです。そんなことを考えてながら今に至ります。

現在は情緒障害特別支援学級にいます。子どもの持ち味を活かした授業を常に考え毎日実践しています。このnoteにも毎日発信していますので、よろしければご覧ください。

私は、特定の教科を研究してきたわけではありません。算数はがっつりやったし、体育も好きなのですが深めるということはできませんでした。かといって、特別支援教育の専門家でもありません。

私と同じくらいの中堅の先生は、得意教科があり研究会の中心を担うこともあるのでたまに自分の専門がないことに焦ったりもします。実際に、一つのことを深めることはすごく大事だと思っています。深めるからこそ、周りのことも俯瞰して見られるというか。スペシャリストってかっこいいですもんね。

でもそれって、得意不得意もあるのではないかと思っています。私は興味関心が結構あちらこちらに飛んでいってしまいます。思考の多動傾向です。だからこそ、あえて広く浅くのジェネラリストのスペシャリストを目指してみようと思うのです。



好奇心と遊びを大切にしたい

いろいろなことを学ぶと、どこかでその知識がつながる場面が出てきます。点と点が線になって星座ができてくる。それを見つけるのが私は楽しいのです。だからこそ、様々な職業の方と繋がって話をすることは、私の中ではとても大切なことなのです。

この視点は、実は文科省が推している「探究学習」と相性がいい思うのですがどうでしょうか。様々な課題に対して自分の納得解を出していくためには、様々な角度から物事を見るという視点が大切です。ジェネラリストマインドで考えることができれば、自然と多面的・多角的に考えることができるのではないかと考えております。

だからこそ、去年は「探究学習を探究する」という目標の中、様々な実践を行ってきました。もうすぐ年度末。今までの実践の成果を発揮していきます。

私はコーヒーも探究していきたいと思います。それが「coffee  teacher」としての役割の一つです。なぜコーヒーはこんなにも人を惹きつけ文化を作っていくのか。自分がその文化に中に入りつつ、発信していきたいと思います。

ゆくゆくは、カフェをオープンしたり、コーヒーの魅力を伝える活動を行なっていくかもしれません。

また今年2024年は、去年以上に自分の実践を拡げていきたいとも思っています。教室の学習も大切にしながら、学習の場所を自然環境や地域・世界に広げていく。コーヒーでお世話になっているベトナムとの持続可能性を目指すコラボ授業も考えています。


2024年、楽しみながら拡げていきます!

以上が、私の紹介でした。今後ともよろしくお願いいたします。

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