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冬の必需品は英語で何て言う?


カリフォルニア、サクラメントにも短い冬到来

今日から12月。カリフォルニアのサクラメントにもようやく冬がやってきたと言っていいような… 
冬です!と自信をもって言い切れないのはこの見た目のせいかな。👇👇👇

こうやってみると結構アメリカンな近所の風景


2,3日前に撮った写真ですが、これだけ見ると冬より秋の風景に見えるようでして。でも、これでも冬。赤や黄色に染まった木々も、紅葉のピークは過ぎさり、今はバサバサと葉っぱが落ちている真っ最中。ちなみに落ちた葉っぱはこうなります。

たまたま止まっていたトラックの写真を撮らせていてだきました

こんな感じで、半端ない量の落ち葉がシートにくるまれて運び出される風景は、私にとっては「アメリカの冬の一場面」です。
アメリカと言っても、東部と西部でも全然違いますが、少なくとも西海岸カリフォルニアのサクラメントの冬は、私の感覚では、12月が一番寒いですね。1月になると「あれ?もう春になるの?」みたいな陽気になるので、冬らしい冬は本当に一瞬。しかも寒いのは朝夜のことで、日中は相変わらずカリフォルニアの太陽が燦燦としていて、12月でもTシャツ姿の人が珍しくないんですよ。

とにかく短い冬なので、毎年冬物を買い揃える必要もなくここまで来ていますが、それでもあると助かる冬の必需品ってありますよね。実際のアイテムは日本であろうとアメリカであろうと同じようなものですが、日本語と英語で、その呼び名には意外と違いがあったりします。
いくつか紹介していきたいと思います。

①英語で「ニット帽」は何て言う?

まずは、タイトル上の写真にもある「ニット帽」です。少し古風に言えば「毛糸の帽子」かな。そのまま英語にして「Knitted hat (ニッティッドハット)」と言いたくなるかもしれませんね。それでも通じますが、通常、ニット帽は「Beanie (ビーニー)」と呼ばれます。何でも、20世紀頃のアメリカのスラングでは、頭 のことを「Bean (ビーン:豆」と言ったそうです。なので、頭にぴったりとしたニット帽が「Beanie (ビーニー)」と呼ばれるようになったのですね。ちなみに今ぐらいの季節になるとBeanieを被る人は一気に増えます。でもその理由は、「寒いから」とか「冬コーデ」というよりは、もっと単純に「冬だから」という印象を受けます。クリスマスにサンタハットを被ったり[過去の記事:クリスマスにはサンタハットを。その心は?]、クリスマスカラーのセーターを着たりするのと同じで、「冬だからBeanieを被ろう!」みたいな、アメリカ人的感覚の季節の楽しみ方なのかもしれません。

②英語で「マフラー」は何て言う?

続いては「マフラー」です。これは知っている人も多いかもしれませんが、「Scarf (スカーフ)」と言いますね。日本で「スカーフ」と言うとキャビンアテンドの制服の一部でもあるアレのこと。ちなみに、英語で「Muffler (マフラー)」と言うと、車のマフラーのことになりますのでご注意を。
サクラメントあたりでは、冬でも「Scarf」をしている人はほとんど見ないような… まず第一にそこまで寒くないし、基本的に日常のファッションに気を使わないというのもありますかね。寒がりな私が、大判のストールを羽織っていると「寒いの?」とか「暖かそうだね」など、とにかくよくコメントをもらいます。私の姿は、それはそれで浮いているのでしょうが、とにかく着たいものを着るのがアメリカ流。冬にサンダルはもちろん、パジャマで外出もアルアルですからね。自分がどう見られているかなんてお構いなし。アメリカのいいところ。ラクチンですよ~。

⓷英語で「カイロ」は何て言う?

お次は「カイロ」。日本では「カイロ」は冬の必需品。貼るタイプなんていう素敵なものもあるし、安いし、どこでも買えるし。一方、アメリカでは「カイロ」というものはあるにはありますが、どこにでもあるレベルではないし、おそらくは使ったことがある人の方が少ないでしょうね。ニワトリと玉子かもしれませんが、需要がないから気軽に毎日使える値段でもありません。よって、アメリカでは決してメジャーな冬アイテムではありませんが、英語だと「Hand warmer (ハンドウォーマー)」とか「Heat pad (ヒートパッド)」のように呼ばれます。最近では、使い捨てではなく充電式のHand warmerがありますが、やっぱり「カイロ」とは違いますよね。便利ではありますが、ツルンとした硬い感触がなかなかしっくりこないものです。やっぱりポケットの中でクシャっとできる、あの「カイロ」がいいんだよなぁ。

④英語で「モコモコ靴下」は何て言う?

最後は、おまけ的に「モコモコ靴下」。日本には、それこそたくさんありますよね。靴下はもちろん、パジャマとかも。あのモコモコ製品自体、残念ながら、私のアメリカ生活ではほとんどお目にかかることがありません。モコモコ靴下が欲しいと思ったらDaisoに行くしかないですね。という訳で、これと言った英語はありませんが、「フワフワの」という「Fluffy (フラッフィー)」を使うのがいいかと思います。「Fluffy socks (フラッフィーソックス:モコモコ靴下)」とか「Fluffy gloves (フラッフィーグラヴス:モコモコ手袋)」のようになりますね。日本でおなじみのモコモコグッズは、アメリカ人にとっては、初めての感覚がある場合が多いと思うので、プレゼントに喜ばれるかもしれませんよ。「Soooooo fluffy!!! (超モコモコ!!!)」って感激されそう。

溢れ出す日本らしさ

改めて思いましたが、例えば、梅雨の時期には傘や長靴でおしゃれを楽しんだりする感覚は、とても日本人らしいものなのでしょうね。日本に旅行に行ったアメリカ人が「日本の女の子たちは、みんなおしゃれ!」と感激していますが、納得です。部屋着のまま出てきちゃいました~みたいな人は、まずいないですからね。なんてしっかりしているんだろう、と感激するのも分かります。
気合の入った時はお気に入りのジーンズをはく程度のセンスしか持ち合わせていない私ですら、アメリカで日本のお友達からいただいた服やバッグを身に着けていると、結構な割合で「それいいね!」と言われます。どうやらこんな私にも、日本らしさ、またはアメリカではないっぽさが、溢れ出しているいるようです。

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