八燿堂/kotaro

長野県小海町の一人出版社「八燿堂(はちようどう)のアカウントです。 ▼BOOK mah…

八燿堂/kotaro

長野県小海町の一人出版社「八燿堂(はちようどう)のアカウントです。 ▼BOOK mahora #1~5、宮沢賢治『農民芸術概論』、アマゾン資料館『アマゾンの民具』 ▼HP https://www.mahora-book.com/

マガジン

  • sprout!

    「sprout!」は、信州・長野県の東、「東信」でサステナブルな活動をしている人たちのインタビューを通して、ローカルなアクションからグローバルに地球環境を考えたり、その人の活動の土台となった大切な「本」を紹介したりしています。►インタビュー全編は、このnoteで公開[一部有料]►ダイジェストはpodcastで無料公開 ●spotify https://open.spotify.com/show/2W5DEeJI4ry1du0DE45UQt ●apple podcasts https://podcasts.apple.com/jp/podcast/sprout/id1692465714

  • 日日月月

    標高1000mの小さな集落で浮かんだ、思考の前の言葉。八燿堂の中の人の日々のことを綴っています。原稿以前のまとまりのなさゆえ、とっ散らかっている旨、ご容赦ください

  • mahora編集後記+

    八燿堂から刊行している、人と自然と宇宙の豊かさを祝福する本『mahora』の編集後記と、『mahora』のプロトタイプであるテキストを収めています

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    『mahora』第6号

    土と人と宇宙の豊かさを集めた本、『mahora』の第6号のご案内です。今号では、創刊以来初めて特集を設けました。テーマは「芸術以前」。ここで言う「芸術」とは、貨幣経済・後期資本主義や学術的権威との結びつきや文脈化、それらによって生じたヒエラルキーと、それを前提につくりあげられた制度そのもの、構造全体を指します。本特集では、3人の論者と4人の創作者の表現を通して、そうした「芸術」が生まれる前の姿を探ります。人間にとって、創作とは、美とは、何か、生命はなぜ、生命以外の存在を生みだしたのか、無から有が立ち上がる瞬間に、何が起こっているのか――何らかのヒントになれば幸いです。その他、美術家・安野谷昌穂さんによる詩の創作、音楽家・アーティストの蓮沼執太さんによる長野県小海町の滞在制作記、耕作放棄地を「100年続く森」へと野生化を図る上原寿香さんのエッセイなどを収録。また、本をめぐる取材記事では書店をはじめとする「本のある場所」の歴史と現在を探りました(取材協力=曲線、白線文庫、普遍と静謐、MOUNT COFFEE)。そして編集後記では、編集・発行人が生まれて初めて詩を書きました。ご笑覧ください。刊行は、2024年3月20日、春分。萌えいずる季節に合わせ、若草色の紐で「稲穂結び」を施しています。多くのみなさまとご縁が結ばれますように。►『mahora』第6号・目次(敬称略)■私の光安野谷昌穂=文■一〇〇〇年の森の一日上原寿香=文 中緒公志=写真■見えない海蓮沼執太=文[特集]芸術以前■むすひのみこともち――藝術以前の「藝術」について江尻潔=文■グレート・コックスウェルの納屋とウィリアム・モリス土田眞紀=文■世界認識としての藝術 人の歴史の階梯を辿る芳賀満=文■創作の風景榊仁胡、居相大輝、伏木庸平、榊智子=文・アートワーク■本のある場所岡澤浩太郎=文・取材■[連載]Memoriae第三回 父と庭といくつかの会話ジョアンナ・タガダ・ホフベック=文・アートワーク金沢みなみ=翻訳・編集協力■[今号の結び]稲穂結び関根みゆき=文編集後記に代えて 判型=四六判変形頁数=120頁定価=3,800円(消費税/送料別)ISBN=978-4-908636-07-3発行=八燿堂編集/発行人=岡澤浩太郎結び監修=関根みゆきデザイン=須山悠里
    ¥4,180
    八燿堂
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    FOREST GARDEN vol.1 入門編

    ※八燿堂が編集を担当した本です(版元=Permaculture Design Lab.)---FOREST GARDEN 暮らしに豊かな森をつくるフォレストガーデンとは、すべての生き物たちにとって「食べられる森」のこと。蜜を舐めに虫が来たり、虫を食べる鳥が来たりさまざまな獣が来たり、人間が暮らしたり......人も自然も生き物も互いに支え合い、ともに豊かに、生命を生かし合う森。これは、そんなフォレストガーデンをつくる学びを一緒に体験し、分かち合うための本です。 目次森の仕組み観察する収穫する多様であること持続可能であることフォレストガーデンについてパーマカルチャーについてパーマカルチャーデザインラボ について著・発行:Permaculture Design Lab.編集・構成:岡澤浩太郎デザイン:高松賢汰イラスト:川村若菜サイズ :46ページ 14.8×19.5cm発行(年月): 2023年2月
    ¥1,200
    八燿堂
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    『mahora』第6号

    土と人と宇宙の豊かさを集めた本、『mahora』の第6号のご案内です。今号では、創刊以来初めて特集を設けました。テーマは「芸術以前」。ここで言う「芸術」とは、貨幣経済・後期資本主義や学術的権威との結びつきや文脈化、それらによって生じたヒエラルキーと、それを前提につくりあげられた制度そのもの、構造全体を指します。本特集では、3人の論者と4人の創作者の表現を通して、そうした「芸術」が生まれる前の姿を探ります。人間にとって、創作とは、美とは、何か、生命はなぜ、生命以外の存在を生みだしたのか、無から有が立ち上がる瞬間に、何が起こっているのか――何らかのヒントになれば幸いです。その他、美術家・安野谷昌穂さんによる詩の創作、音楽家・アーティストの蓮沼執太さんによる長野県小海町の滞在制作記、耕作放棄地を「100年続く森」へと野生化を図る上原寿香さんのエッセイなどを収録。また、本をめぐる取材記事では書店をはじめとする「本のある場所」の歴史と現在を探りました(取材協力=曲線、白線文庫、普遍と静謐、MOUNT COFFEE)。そして編集後記では、編集・発行人が生まれて初めて詩を書きました。ご笑覧ください。刊行は、2024年3月20日、春分。萌えいずる季節に合わせ、若草色の紐で「稲穂結び」を施しています。多くのみなさまとご縁が結ばれますように。►『mahora』第6号・目次(敬称略)■私の光安野谷昌穂=文■一〇〇〇年の森の一日上原寿香=文 中緒公志=写真■見えない海蓮沼執太=文[特集]芸術以前■むすひのみこともち――藝術以前の「藝術」について江尻潔=文■グレート・コックスウェルの納屋とウィリアム・モリス土田眞紀=文■世界認識としての藝術 人の歴史の階梯を辿る芳賀満=文■創作の風景榊仁胡、居相大輝、伏木庸平、榊智子=文・アートワーク■本のある場所岡澤浩太郎=文・取材■[連載]Memoriae第三回 父と庭といくつかの会話ジョアンナ・タガダ・ホフベック=文・アートワーク金沢みなみ=翻訳・編集協力■[今号の結び]稲穂結び関根みゆき=文編集後記に代えて 判型=四六判変形頁数=120頁定価=3,800円(消費税/送料別)ISBN=978-4-908636-07-3発行=八燿堂編集/発行人=岡澤浩太郎結び監修=関根みゆきデザイン=須山悠里
    ¥4,180
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    FOREST GARDEN vol.1 入門編

    ※八燿堂が編集を担当した本です(版元=Permaculture Design Lab.)---FOREST GARDEN 暮らしに豊かな森をつくるフォレストガーデンとは、すべての生き物たちにとって「食べられる森」のこと。蜜を舐めに虫が来たり、虫を食べる鳥が来たりさまざまな獣が来たり、人間が暮らしたり......人も自然も生き物も互いに支え合い、ともに豊かに、生命を生かし合う森。これは、そんなフォレストガーデンをつくる学びを一緒に体験し、分かち合うための本です。 目次森の仕組み観察する収穫する多様であること持続可能であることフォレストガーデンについてパーマカルチャーについてパーマカルチャーデザインラボ について著・発行:Permaculture Design Lab.編集・構成:岡澤浩太郎デザイン:高松賢汰イラスト:川村若菜サイズ :46ページ 14.8×19.5cm発行(年月): 2023年2月
    ¥1,200
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    『mahora』第5号

    太古の自然や秘跡、現代の日常や暮らし、宇宙の営為や人間の手仕事などあらゆる生命の豊かさや美しさ、時代に寄らない本質的なあり方をホリスティックな観点で集め、祝福する本、『mahora』の第5号です。第2号でも寄稿いただいた音楽家・青葉市子さんへのロングインタビューをはじめ、一企業家であり気候変動に対するアクティビストでもあるeriさんへのインタビュー、音楽が生まれる瞬間を綴った、音楽家・文筆家の寺尾紗穂さんの書き下ろしエッセイ、日本人唯一のチベット医・小川康さんによる薬草「ムラサキ」についての談話、大分在住の写真家・野口優子さんによるフォトストーリー、そして連載陣による充実した記事を加えました。カバーは黄土でつくられた天然顔料をシルク印刷し、今号は「あわび結び」と呼ばれる結びを小豆色の紐で施しました。表紙には今号も「ヲシテ文字」を記し、誌面では「神代文字」を掘り下げます。どんな時代にあっても、ゆるぎない本質とは何か。生命が織りなす豊かさや美しさとは、どのようなものか。そんな途方もない問いと、今号も静かに向き合いました。刊行は2023年の旧正月、1月22日。新月とも重なる吉日に、誌面でお会いしましょう。 ■目次ほどけて、かえる青葉市子=インタビューempathyを、誰かへeri=インタビュー夢の綻び野口優子=写真伝えなければ寺尾紗穂=文“ロストプランツ”――ムラサキと薬草小川康=談ヲシテと神代文字岡澤浩太郎=取材・文[連載]Memoriae第二回 パンデミックとTGDCと生きるということジョアンナ・タガダ・ホフベック=文・アートワーク金沢みなみ=翻訳・編集協力[連載]食と芸術をめぐるノート第五回「山になる」「私は我々に食べられる」石倉敏明=文[今号の結び]あわび結び(別名:葵結び・淡路結び)関根みゆき=文編集後記寄稿者プロフィール 判型=四六判変形頁数=128頁定価=3,800円(消費税/送料別)ISBN=978-4-908636-06-6発行=八燿堂編集/発行人=岡澤浩太郎結び監修=関根みゆきデザイン=須山悠里
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長野県の一人出版社・八燿堂(はちようどう)のこと

八燿堂のnoteへようこそ。まだまだ工事中ですが少しずつ充実させていくので、どうぞお楽しみに。それでは簡単に自己紹介を。 八燿堂について2018年に活動を開始、2019年11月に東京から長野県南佐久郡小海町にある小さな集落に移住しました。いわゆる「一人出版社」ですが、法人化していないので「一人出版レーベル」が正確な言い方になるのでしょう。 大量生産・大量消費・大量廃棄の現在の出版業界の構造とは異なる、適切な部数・直接取引の形態をとりながら、文化的・環境的・地域経済的に持続

    • [special contents]朗読と音楽

      今月は[special contents]として、朗読と音楽のプログラムをオンエアします。参加してもらった現役のクリエイターは長野県東部=東信在住者ばかりです。何かと忙しく慌ただしい春ですが、一服の息抜きにでも、最後の余韻までのんびりとお楽しみください。 写真(top)=林光 プログラム前半演目 宮沢賢治「やまなし」 宮沢賢治「農民芸術概論」 出演 詩=宮沢賢治 朗読=岡澤浩太郎 音楽=駒場拓也 ※プログラム前半はポッドキャストで公開しています 出演者プロフィ

      • #9[特別編]蓮沼執太さん/音楽家・アーティスト(東京都目黒区)

        音楽家・アーティストの蓮沼執太さんとは、実は10年以上の付き合いで、これまで何度となくインタビューする機会に恵まれました。その間に私は長野県の小海町という地方に移住、蓮沼さんは東京をベースに活動していましたが、2022年、蓮沼さんが小海町に来るという驚きの知らせが舞い込みます。久々に再会した本人から「小海には何度か来ることになる」と聞き、せっかくなのでその滞在記を八燿堂が刊行する『mahora』第6号に綴ってもらうことにし、さらに「sprout!」にも登場いただくことに。さて

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        • #8[特別編]上原寿香さん/camino natural Lab(山梨県北杜市)

          camino natural Labの上原寿香さんは、山梨県北杜市で耕作放棄地を100年続く森にする「Rewildingの森」という活動をしています。私がその森を初めて訪れたのは2023年の春。森の3種の野草から植物香水を仕立ててもらったのですが、この体験が衝撃で……。詳しくはテキストを見ていただくとして、その感動から、八燿堂が刊行する『mahora』第6号への寄稿を依頼したばかりか、sprout!のインタビューにも出ていただくことになりました。森をつくるとは、どういう行為な

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        長野県の一人出版社・八燿堂(はちようどう)のこと

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          14本

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          #7 塚原諒さん/mikko(佐久穂町)

          長野県・佐久穂町にある「mikko」は、南佐久で唯一のドーナツカフェ。ふわふわ系のドーナツは雑誌でも紹介されるほどの人気で、住宅地という立地かつ小さな店舗にもかかわらずファンが多く、地域のハブのひとつとして町に溶け込んでいます。そしてお店の店主である塚原諒さんは、「イエナプラン教育」で全国的に知られる大日向小学校・大日向中学校に関わっている一面も。お話によると、ドーナツ、学校、地域、という3つの要素が相乗的につながっている、ということが見えて来るのですが、果たして……? 編

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          #7 塚原諒さん/mikko(佐久穂町)

          12月19日、クリエイティブに優劣はあるか

          小学校中学年から浪人時代まで埼玉で、大学時代に東京に出て、東京のFMラジオ局に就職し、東京の出版社に転職し、東京でフリーランスの編集者になり、東京で八燿堂を開始し、2019年に長野に移住した。 人生の約半分を東京で過ごしたが、(サブ)カルチャー好きだったから都会暮らしは楽しかった。人、モノ、情報、お金が集まる都市は、クリエイティブの坩堝だ。あらゆるエネルギーの髄を集めた創作物には、見るものを圧倒するクオリティが備わっている。 と、思っていた。 間違っていた、ということでは

          12月19日、クリエイティブに優劣はあるか

          #6 井出ゆかりさん/四季の味 やまなか(小海町)

          山奥の集落にあるのに、全国からひっきりなしにお客さんが訪れる超人気店がある……という噂で持ちきりなのが、懐石料理店「四季の味 やまなか」。看板の懐石料理はもちろんですが、筆者が驚愕したのは、〆の近くに登場する漬物です。寒冷地の食文化と聞いて真っ先に連想するように、長野県は野沢菜漬けをはじめさまざな漬物で全国的に知られていますが、この店の漬物たるや……。詳しくは以下、店主・井出ゆかりさんのインタビュー記事をご覧いただきつつ、周辺の食文化や、気候変動との関係についても、発見のある

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          #6 井出ゆかりさん/四季の味 やまなか(小海町)

          #5 宇南山加子さん/SyuRo代表・SAMNICON(御代田町)

          「所有しない時代」になったとはいえ、まだまだモノがあふれる世の中。そんななかで宇南山加子さんのデザインは、モノ自体よりも「間の空気」を重視していると言います。森と自然に包まれた暮らしを選んで長野県北佐久郡御代田町に移住し、2023年に自宅横にギャラリー「SAMNICON」を始めた宇南山さん。お話に登場する円や縁、循環やつながりといったキーワードは、これからの暮らしのデザインに向けた、大きなヒントになります。 編集・取材・構成=岡澤浩太郎/八燿堂 写真=栗田脩、SyuRo(*

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          #5 宇南山加子さん/SyuRo代表・SAMNICON(御代田町)

          #4 中村圭佑さん・中村玲子さん/Nobara Homestead Brewery(青木村)

          長野県上田市の隣、青木村という小さな村で、「麦酒」をつくっている人たちがいる、と人づてに聞いたのは数年前。縁あって出会い、飲むことのできたそれは、とても清々しく、健康的で、しっかりとした味のあるお酒でした。その醸造所、Nobara Homestead Breweryが掲げる、里山との循環、人との循環とは何か。中村圭佑さん、中村玲子さんのご夫婦にインタビューしました。 編集・取材・構成=岡澤浩太郎/八燿堂 写真提供=Nobara Homestead Brewery(*)、渡部

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          #4 中村圭佑さん・中村玲子さん/Nobara Homestead Brewer…

          #3 柳澤真理さん/Maru Cafe(佐久市)

          古くから食文化が豊かな東信でも、「Maru Cafe」ほど食材を「商品」ではなく「人と自然のご縁の賜物」ととらえるお店はないでしょう。店主・柳澤真理さんが学生時代に発案し、2014年にオープン、いまや店のある通りや地域の界隈、さらには佐久市外・長野県外にまで「つながり」を広め、深めようとしているMaru Cafeの、現在と原点、そして今後について、真理さんにインタビューしました。 編集・取材・構成=岡澤浩太郎/八燿堂 写真提供(*)=Maru Cafe ※インタビューのダ

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          #3 柳澤真理さん/Maru Cafe(佐久市)

          2009年9月、モロッコ

          新卒から数えて2社目となった出版社を退社した私は、有休消化の折に行ってみたかった国々を訪ねた。そのうちのひとつがモロッコだった。 フェズ、マラケシュ、サハラ砂漠、アトラスの麓、カサブランカの港、さまざまな遺跡、といろいろとまわった記憶があるが、当時の写真を引っ張り出してみたら、記憶が混濁していて、どの町でどの写真を撮ったのか、定かではない。結果、ランダムになると思うが、少し紹介しようと思う(持参したデジカメが故障しガラケーで撮った記憶がある。画質が悪いのはその理由ということ

          2009年9月、モロッコ

          9月8日、『mahora』最新号をつくり始めている

          編集ってどんな仕事か、よく聞かれることがある。もろもろの仕事のフローを逐一説明しても、そもそも出版界の構造そのものが「謎の存在」になってるから、あまり意味はない。 そんなときは、編集を料理で例えて説明している。 執筆者の書く文章、写真家の撮る写真、イラストレーターのイラスト、などが「食材」。編集者はそれを集めて編む=「料理」する。 編集者とは、言ってみれば料理家のようなものだ(ちなみに「盛り付け」はデザイン、コースとかセットとか提供される料理全体が本、スタッフが書店員ま

          9月8日、『mahora』最新号をつくり始めている

          8月31日、子どものやさしさと強さに触れた出来事

          以前、息子の流した涙に感動したと、少し書いた。 人の親なら誰しもわかりそうなものだが、子どもという存在は鏡のようで、親が学ぶことのほうが多い。 NVC(非暴力コミュニケーション)を実践し始めてから、うちの7歳の子どもとは、世の中の常識や理屈よりも、感情と感情で話すように心がけている。 そんな会話を通して、彼から美しい感情を何度も受け取った。 彼は、やさしさの固まりなのだ。 先日、こんなことがあった。 いわゆる「森の幼稚園」で3年間過ごし、問題や解決法を自分で見つけ、

          8月31日、子どものやさしさと強さに触れた出来事

          関西への小さな旅③7月30日の記録、急逝した彼女のこと

          2泊3日のわずかな旅の、最後の目的は、古い友人たちと再会することだった。 7月の中旬、関西行きを決めたあと、Tから数億年ぶりに連絡が入った。共通の友人であるNが、死んだというのだ。 死んだ。 意味がわからなかった。 あまりに突然すぎた。 驚くことしかできなかった。 20代の最後の頃、よく集まって飲んでいた6人組のひとりだった。看護師を辞めて、結婚し、ネイリストになって、子どもは確か3人いたと思う。 羽目を外したがって、向こう見ずにはしゃいだり、思い通りにならないことに

          関西への小さな旅③7月30日の記録、急逝した彼女のこと

          関西への小さな旅②7月29日の記録、星が星図を描いた夜

          kawoleさんとは長い付き合いで、かれこれ20年近くになるんじゃないかと思うと、年月の速さにぞっとする。 というのは半分冗談だが、彼女との経緯を端的に言うと、ブログ黎明期に私がkawoleさんをネットナンパして、数年後にリアルで会い、以降は東京と関西という距離もあって数度しか会わなかったが、そのたびに、なんというか、お互いを感じながら自分の位置を確かめる、みたいな間柄だった。 前にやり取りしたのはいつだっけ、というくらいの間が空いて、突然kawoleさんからメッセージが

          関西への小さな旅②7月29日の記録、星が星図を描いた夜

          関西への小さな旅①7月28日の記録、人から望まれる仕事について

          一日中、眠い日が、何日も続いていた。あれやこれやが積み重なって、なんだか気分転換したくなって、どこかに旅に行きたくなった。そんな話を、言ったか言ってないか、よく覚えていないが、古い友人であるkawoleさんに声をかけられて、行き先が関西に決まった(kawoleさんのことは次回)。 7月29日に神戸で仕事をすることになり(これも次回)、いい歳して弾丸ツアーは避けたいので2泊3日の行程とした。さらにこの機会に、長野に移住して以来やってみたかった、松本空港からの空便を実現した。

          関西への小さな旅①7月28日の記録、人から望まれる仕事について