その夢は、誰の夢?
「うちの子、合格したの」と小学校の委員会の帰り道、息子のクラスメートだったママが私に言った。
「わぁ、そうなんだ。おめでとう! どこ行くの?」と、私。
「○○中学。あの子がずーっと入るの夢だったところなのよ」
「すごい、名門じゃない! よかったね!」
と、言いながらも私は「それは、本当か?」と心の中でつぶやく。いや、「本当は不合格なのに嘘ついた」と思っているのではない。
「『ずーっと入るのが夢だった』というのは、本当にその子の夢?」と思ってしまう私は、意地悪だろうか(まぁ、意