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『元・喫茶店店員のひとりごと。⑲』

お久しぶりです✨真美です🍀

もう11月ですね🌙
1年もあっという間です🌟
来年はどんな年にしようかな~とそろそろ考え出す時期ではないでしょうか。

2024年は経験してきたことを少なくても形にしていく年にしたいと感じるこの頃です。

経験してきたことと言えば、数年前に飲食店の立ち上げのお手伝いをしました。
今回は、その時の話をしたいと思います(*´▽`*)✨


◆飲食店立ち上げスタッフになった経緯と、やってみようと思ったきっかけについて

大学時代のアルバイトから、社会人になるまで私は飲食店店員時代が約6年程あります。(趣味程度のお手伝いは除いております🎵)

(細かい事は、過去記事にて🍀

「いつか自分のお店をやれたらいいな」と思っていた時期もあり、趣味でカフェ巡りをしたり、アルバイトをしたりしていました。
しかし、「従業員として働く」のと、「自分がお店を経営する」のは全く違うことを社員時代に学びました。

いつしか、そういう想いも薄れていった頃に、知り合いの経営者が飲食店を立ち上げるというのを聞きました。

(もしかしたら、立ち上げをちょっとでも経験出来るかもしれない……!!)

飲食の業界にいた頃は、独立していくのが1つのステータスのように感じていましたが、実際に独立していく瞬間に立ち会ったことはなく、独立後のお店に遊びに行く程度に収まっていました🌟

リアルな経営の話も出来るチャンスかもしれないと感じ、私は、交渉して、立ち上げのスタッフに参加できることになったのです。

◆最初にお店に入った時の衝撃!!ペンキ塗りからのスタート!

今回、とてもラッキーだったのが、スタートアップのタイミングに立ち会えたことです。

皆さんは、新店舗のお店に入った時にどういったものを想像しますか?

綺麗に陳列された机、椅子、綺麗な壁にインテリア、ぴかぴかの食器にキッチン・・・・!!✨
そういったものを想像しませんか?

まさに私はそういったものを想像して入りました。

(少なくてもお店をやりたい人は、自分の好きなものを入れたいっ💛そこに憧れがある人もいます✨)

しかし、全く違います!!(笑)

新品かもしれませんが、積み上げられた机、椅子……。
これから洗って片付けられようとしている食器、そして食器を収納する棚も掃除前のため、これから拭き上げる。
壁は打ちっぱなしのコンクリート、電気がついて無いので夜は作業不可!!などなど……。

喫茶店店員時代に、新店舗の立ち上げに携わったことはあります。オープニングスタッフとして参加したこともあります。
しかし、それは「店舗の内装が全て出来上がった状態」からのスタートの話です。私の役割は、新店舗での社員としての指揮命令や、スタッフマネジメントでした。
何より、今回は「個人店」です。個人店で働いたことは殆どなかったため、私自身、店舗の内装を全て業者がやってくれるありがたさを知ることとなりました。そして、そういったことは全て「資金力のある大手企業」だからこそ出来たことなんだと知りました。

私の第一印象は、『いやいや、これ全部自分でやるの??』でした。
オープンまで時間のない中、限られた部分のみ業者を入れて、あとは立ち上げスタッフ達で全部やるというのに衝撃を覚えました。

面倒くさい、大変そう。。。!!
そう思おうと思えばそうだと思います☆彡

しかし、正直やったことのないことを体験できることにワクワクもしていました(*^▽^*)

最初は、なんとペンキ塗りからのスタートです。
(お店が、ただの箱状態だったので。)

スタッフ総出で、コミュニケーションを取りながらやりました。
1時間だけ手伝いに来たスタッフも、引継ぎを受けて、続きをやります。
手が空いたら、次の作業、次の作業と移っていきます。

不思議なもので、立ち上げのスタッフが仲良くなったのは、この時だったのではないだろうか?と今でこそ感じます。

1番厳しい作業を一緒にやっている時が、1番絆が深まるのかもしれません。

作業している中で感じたのは、「こんなに皆、有志で笑顔で手伝いに来てくれるのって凄いな。」と思いました。

自分が、同じようにお店を作った時に、有志で手伝ってくれるだろうか。

(そうか。だから、ほとんどの人が諦めちゃうんだな。)

大手企業にいたときには、独立をイメージできませんでした。

それは、例え、貯蓄をして、独立資金を貯めれたとしても、そこから上手くいく道筋が分からなかったからでした。
1人でやるとしても、内装を作るのにどのくらいかかるだろうか?素人ができるのか?手伝ってくれる人はいるのか?など。
そういったものを考えたときに、面倒くさくなったり、無理だなと思ったり、そこまでの情熱が無かったりと……。

色々な理由はありますが、自分が形にしたいと思っているものに賛同してくれる人がどれだけいるのだろうかと考えるきっかけになりました。

◆マニュアルがない!!マニュアルを作らなきゃ!!

お店に電気が通って、ようやく営業のスタートラインの手前くらいに立ったときに、立ち上げスタッフの顔合わせをする機会がありました🍀

メニューは、経験のあるキッチン担当が作っていてくれました。
まずは、売りは何かなどのメニューの説明です。
そして、お酒などのドリンクについての説明を経て、気づいたことがあります。

(……ん??これ、当日の確認とかはどうするんだろう?)

ドリンクや料理の作り方、接客マニュアルが無いことに気付きます。

殆どの飲食店では最初の研修の時にマニュアルが渡されます。
そこに会社のコンセプト、売り、そして、料理や、ドリンクのつくり方などが記載された資料があります。

集められたのは、ほぼ、接客経験のある精鋭ばかりでしたが、資料作りが得意かは、現場とはまた別です。
殆どの場合、現場を数年経験した社員が、本社に行き、メニュー作成や、マニュアル作成に携わります。

そこで、活かされたのは、転職後の会社員での経験でした。
ある意味、現場から、オフィスになったという感覚と同じです。
資料作成、ファイリング、請求書の作成の仕方、経費精算。
転職後、私は、現場で経験出来なかったことを会社員の経験の中でしていました。

立ち上げスタッフで手分けをして、マニュアル作成を実施しました。
しかし、気付いたのは、オープン前はマニュアルを作り切れないということです。

大手企業でマニュアル作成が可能なのは、現場で何度も実践して、洗練されているからです。何よりチェーン店が多いので、同時に試すことが可能です。ノウハウを多く溜められることも出来ます。

オープン前の個人店で出来ることは、基本的なドリンクと、料理の作り方位でした。
それ以外は、何か月か営業してみないと分からないことが多く、きちんとしたマニュアルが完成したのは、半年~1年程要したと思います。

結果感じたのは、「経験したことは1つも無駄ではなかった」と言うことです。

20代は苦労を買ってでもしろとはよく言ったものです。諸先輩方が言っていたことは間違いなかったようです。
あの時、1つにとらわれず、他の経験をしたことが、ここに繋がっているとは当時は分かりませんでした。

無事に、オープンしたのも束の間、次なる課題にすぐにぶちあたる訳ですが、その続きは、また次回🎵

ローストポークをカットするキッチン担当♪♪よく味見させてもらってたな~。
もっちもちパスタ!!!賄いが絶品で毎回楽しみでした。(美味しすぎて太った。)
常連さんがよくワインを入れてくれて、おすそ分け頂きました✨✨
とある夏の帰り道。ぽっかりお月さま。








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