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「光る君へ」感想まとめ

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2024年大河ドラマ「光る君へ」感想記事のまとめです
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記事一覧

「光る君へ」20話「望みの先に」

「光る君へ」20話「望みの先に」

えー…推しが…。そして次回予告、こんなの無茶苦茶になってしまいます!!!

1.やらかしの後始末

さて、花山院に矢を射かけるという大やらかしをしてしまった伊周・隆家。
しかも乱闘の末、花山院側の付き人が命を落としています。

実は花山院はこのとき僧形でしたので、そもそも女性のもとに通っているということそのものがまずい。
それゆえ、「私は、ここに来ていないぞ!」となかったことにしようとしますが…

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「光る君へ」19話「放たれた矢」

「光る君へ」19話「放たれた矢」

いやー!今週も不穏な終わり方でしたね。いいぞ!

1.これまでの関白とは違う道長

「右大臣」と「内覧」の地位を得て、実質的な政権の頂に立った道長。
帝から「関白にはなりたくないのか」と聞かれて、「なりたくありませぬ」と返す道長。
帝が驚いて理由を尋ねると、
「関白は陣定(じんのさだめ=貴族たちの会議)に出られないから」と答えます。

帝はさらに、
「後から記録を読むことができるが、それではダメな

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光る君へ18話「岐路」

光る君へ18話「岐路」

道隆殿に続いて、道兼殿までが天に召されてしまいました。
1話でまひろの母を殺害して、光の速さでヘイトのターゲットとなった道兼。

そんな彼が、道を誤りながらも最後は心を入れ替えて、こうまで惜しまれるキャラクターになるとは、誰が想像したでしょうか。
玉置玲央さんという役者さんの凄みと、大石さんの脚本の技巧が目映いほどに輝いておりました。

1.あなたは前半のMVPだったよ、道兼

「平安時代の大河、

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「光る君へ」17話「うつろい」

「光る君へ」17話「うつろい」

皆さん、同じ感想をお持ちだと思います。
「道隆さま!」。
井浦新さん演じる藤原道隆が、今回薨去しました。

1.美しく賢い定子さま

ここのところ道隆の長女・定子さまが毎週出ていますので、感想執筆においても不可避です。だって推しだから…。
「父上が病に倒れてから心細うございます」と呟く定子さま。
父に万一のことが起こった場合に備え、兄・伊周に力を持たせたいと考え、「兄に父の容体を聞きたい」という口

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「光る君へ」16話感想

光る君へ16話「華の影」視聴しました。
今週も見どころが多い!!

1.香炉峰の雪

序盤は一条天皇と定子のサロンのシーン。
藤原斉信は越前の鏡を定子に、藤原行成は古今和歌集の写しを一条帝に献上します。
「麗しい文字」と感動する定子。
それはそうでしょう、あの行成殿の御手ですからね!

一条帝に「今日は何をして遊びましょうか」と問う定子。
「定子にまかせる」と返す一条帝。
この日は雪が積もっていま

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「光る君へ」14話感想

「光る君へ」14話感想

藤原兼家、逝去。巨星が墜ちました。
謀略家、冷徹、リアリスト。でも、どこか憎めない。段田さんの兼家、素晴らしかったです。

安倍晴明が不吉なことを言っていましたね。
「今宵、星が落ちる。跡を継ぐものも長くはあるまい」
兼家から後継に指名されたのは…長男・藤原道隆。
道隆も長くないとすると…定子は、伊周は、どうなる?(地獄を見つめる目)

守りたい、この夫婦

一条天皇と定子はとても仲睦まじい。双六

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「光る君へ」13話感想

さて昨日放送された第13回は、兼家が摂政についてから4年後と時が飛びました。
道長・倫子夫妻にも姫(のち一条天皇妃、彰子)が生まれました。

麗しき定子さま

道長の兄・道隆の長女、定子が本役・高畑充希さんに!
「兄上の恋文を見つけてしまいました」とクスッと微笑む様が解釈一致!!
この定子こそ、筆者の平安時代随一の推しです!!
その定子が、3歳年下の一条天皇に入内しました(定子13歳、一条天皇10

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「光る君へ」第12話感想

さて、今週は色々大きく動きましたね。道長第二の妻、源明子も本格的に登場しました。

妾は幸せか否か

 まひろの父為時は、病で命が長くない妾・なつめを見舞っています。しかも為時はなつめの「娘に会いたい」という願いを聞き入れ、まひろにその娘を呼んでこさせます。最後の望みがかなって安堵したのか、なつめは安らかに息を引き取ります。これを見たまひろは、妾でもそれなりに丁寧に扱ってもらえるかもしれないのでは

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「光る君へ」11話感想

「光る君へ」11話「まどう心」リアタイしました。
花山天皇が強制退位、それに伴いまひろの父・為時もリストラされてしまいました。さて、まひろたちはどうなってしまうのか。

変わりゆく道長

花山天皇を出家に追い込む陰謀が成功し、まひろとも契りを交わし、公私ともに充実した(?)道長。今週の見所はなんと言っても「高御座の生首事件」でしょう。おそらく大河ドラマ好きはみんな鎌倉殿での首桶ラッシュにある程度免

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「光る君へ」9・10話感想

もう水曜ですね!遅いぞ筆者(すみません、日舞の発表会が近いのと、学業が立て込んでおりまして)

9話10話と波乱の展開でしたね!!まさか直秀が退場とは。「鎌倉殿」ですら、上総介退場とかいう悲話は15話だったのに。
彼は庶民目線枠だし、終盤までいるんだろうなと思っていた私が甘かった。現実は酷でした。

道長の手付け(思いやりのつもり)が裏目に出てしまいました。悲劇のピタゴラスイッチですか?つらいです

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光る君へ、リアタイしました。
ネタバレは避けますが、ひな祭りの日に酷な展開になりました……録画勢・配信勢の方は、どうぞご覚悟を。

光る君へ6話。
ついに紫式部と清少納言が邂逅…!清少納言は想像通りのキャラで、いかにも陽気なインテリという感じでした。これは紫式部も「したり顔にいみじう侍りける人」と書きますね。
道長が紫式部に送った和歌が甘く切ない。

光る君へ4話、リアタイしました。五節の舞姫が、鮮やかな衣装と淑やかな振り付けとで皆様天女のよう。
鎌倉殿の静御前といい五節の舞といい、日本の舞いは目の保養ですね!

光る君へ3話、リアタイしました。
町田啓太さん演じる藤原公任が眉目秀麗そのもので、光源氏で良いのではないかとまで思います…。
凰稀かなめさん演じる赤染衛門、声にハリがあって華やかでお美しいです。
まっとうな視点を持っているのに女房たちに嫌われる実資さんが不憫でした。