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筋肉の張り解消法-自己、相反抑制で筋スパズムを軽減


筋スパズム

 試合のあとの筋肉の張りは「筋スパズム」によるものです。筋スパズムは痛みや炎症している筋肉の張りを保護する目的で発生しています。
 筋肉には「筋紡錘」という感覚器があり、筋肉の長さや筋肉の収縮速度を検出しています。筋スパズムがあるとき、少しでも筋肉を動かすと筋紡錘がその情報を脊髄に送り、動かしている筋肉の「運動ニューロン」を「単シナプス」で活性させます。つまり随意で筋肉を動かすのとは別に不随意(単シナプス反射)でも筋肉を収縮させ、運動ニューロンを必要以上に活性させます。したがって筋肉は過剰に収縮します。筋肉をちょっと動かすとより筋肉の張りを覚えるのはこのためです。

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