PISAKADO

Art/Design×Law×Business×technology=?

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最近の記事

雑記 - 普通じゃないことに疲れることについて

2015年に初めてG1という日本の学生版ダボス会議と言われているようなものに参加して、この前3年ぶりに再び参加してきた。ここには多分、世間からは「意識高い」と少なくとも1回は言われたことがある人たちが集まっており(実際、当日集まった社会人に全体公演であなたたちは「意識高いから」と言われているのできっとそうなのだと思う)、それぞれにかなり面白いことをやっている人たちがいろんな議論に花を咲かせていた。 このイベントの面白いところは、毎年参加者250人分の名簿みたいなのが配られて

    • ざっくり最近のおすすめ

      後輩の方からおすすめの本とか教えてください!と言われてざっくり紹介したものをここにも転載しておきます。他愛もないリストです。 <結局政府系?ビジネス?それともNPOで迷ってる人> 佐藤航陽著『未来に先回りする思考法』 ビジネス書と呼ばれる類のもので唯一購入したもの。佐藤さんはもともと司法試験目指してたけど、無理だと思ったから起業したみたいなインタビューあってそれもおもろいです。これからの世の中がどんな風に各セクターの経済活動に影響を及ぼしていくかすごく平易な文章で書か

      • Generalist + Specialist = Facilitator

        大学院での日常の片鱗「君は三流記者か、次はもっと『まし』な発表を期待している」 大学院生活が始まって二週間たった頃。それなりに時間をかけ、自信満々に持って来た自分の発表は多くの学生の前で扱き下ろされ、映画「ペーパーチェイス」に出てくるロースクール生ハート(ティモシー・ボトムズ)が契約法のキングスフィールド教授(ジョン・ハウスマン)によって赤恥を掻かせられるあの瞬間が脳裏に浮かんだ。しかし、授業後トイレに駆け込んだハートとの唯一の違いは、ニヤケが止まらなかったことくらいかもし

        • ほんのうに点々つけたらぼんのう -玄性寺

          *** 「お寺に行く」というと多くの人は「修行に行く」というイメージを持つらしい。実家の玄関口で、そもそも浄土真宗においては修行がないと、母への説明責任を果たしたつもりでいた。では、何をしに行くのかという当然の疑問が投げられる前にエレベーターに乗ってしまった。事実、わたし自身、わざわざお寺に行く確固たる理由など良くわかっていない。 *** 事の発端は、仲良くさせてもらってる坊さんからの誘いからだった。彼の好きな人を呼んで合宿のようなものをしたいという趣旨の提案を受けた。年に

        雑記 - 普通じゃないことに疲れることについて

          結局、留学は行った方がいいのか?

          高校の時から盲目的に「留学に行きたい」という思いがありました。現在通っている大学も留学の協定高が多く、実家から通えるため留学資金が貯めやすいという理由で決めました。入学からあっという間に4年が経ち、短期・長期含めて10回の留学に行った私が率直に思うことをここに綴りたいと思います。本稿ではずばり、「留学は行った方がいいのか?」という問いについて真摯に向き合ってみたいと思います。なお、2年前に一度海外に行く意義について考えてみたので、そちらも併せて読んでいただけると幸いです(ht

          結局、留学は行った方がいいのか?

          生意気だった大学2年生の頃の雑記

          2年半の振り返りと、将来について 【はじめに】  この度、たいそう時期外れではありますが、年長者(まだ20歳ですが)ともなると、いや正確に言うと「生意気な大学生」にでもなると自分の表現したいことが多く、しかもこの表現が10年前には考えられない程、スピーディーにしかも多くの人に拡散されるようになったので、読み手がどのような反応を示すのかということに興味を持ちつつ、少しでも影響があればいいなぁと生意気にも思いながら書いてみようかという趣旨です。趣旨だけでこんな長くなるんだから

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          生意気だった大学2年生の頃の雑記

          大学1年生で出会っておきたかった5冊

          【はじめに】筆者自体、そんなに本を読んでいる冊数も多くないが、それでも今の自分の思想や考え方の根本となっている「人生の転機」を与えるような本との出会いは多々あった。然るべき時期に読んだから心に響いたのだと言われれば反論の余地もないが、それでも早くからそのような本の存在を潜在的に知っていることに損はないと思われるので、本稿ではどう自分の思想や考え方を変えたのか、という点を中心に手軽な本から少し小難しい本まで5冊程紹介していきたい。 ①『思考の整理学』考えるとはどういうことか、

          大学1年生で出会っておきたかった5冊

          抽象化と詳細そして捨象に伴う考察

          【はじめに】筆者の一番好きな映画は宮崎駿監督の『ハウルの動く城』である(『紅の豚』『カリオストロの城』も捨て難い)。しかし、何度も何度も映画を見ているのにこの映画の内容が実はすっかり頭に入ってこない。ストーリーの筋が全然思い出せないのである。そこが好きな理由だが、果たしてなぜそのようなことが起こるのかと考えた時に、ふとこのエッセイの構想を頭に浮かべたので少々お付き合い願いたい。本稿の最後の方では、より実用的な思考方法に関する考察も含めようと思う。 【ジブリ作品に見られる都市

          抽象化と詳細そして捨象に伴う考察

          ダメな応募用紙を量産しないための5つの方法

          【大学内外のプログラムは活用せよ】大学内外に無数に存在するプログラム。短期・長期留学、奨学金、ボランティア、イベントのスタッフ募集等様々あるが、せっかく大学に入っているなら利用したほうがいいだろう。例えば、短期留学プログラムなどでは、普段会えない人に会えたりと、自力で手配するよりも特典がある場合が多い。そんな魅力的なプログラムだが、必ずと言ってもいいほど応募用紙なるものを書かなければならない。本稿では、個人的な経験に基づき、その応募用紙を上手に書くための5つのポイントを紹介す

          ダメな応募用紙を量産しないための5つの方法

          大学を利用したら500万円搾取できた話

          【もはや大学に行く必要がないのか?】「大学に行く必要が分からない」という言葉を大学生自身からも最近聞くようになった気がする。大学以外でも既に学べる環境となった。MOOCを開けば、無料で一流大学の講義を受けられるし、今や多くの大学生は企業・NPO・学生団体等の課外活動にも熱心になっており、わざわざ大学に行かなくても、「学び」を得ることが簡単になった。では、大学自体の意義はどこにあるのか?本稿では、「大学を利用する」ということに焦点をあてて書いてみたい。 【大学は何をする場所で

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