ロンドンにあるハックニー出身のアマリアBBは、シンガーソングライターとして活躍するジャマイカ系イギリス人。13歳でタレントショー『Got What It Takes?』に出場して優勝を掻っさらうなど、少女の頃から表現力を高く評価されていたが、本格的に注目を集めだしたのは2021年のシングル“Slow Motion”以降だろう。窮屈でステレオタイプな女性らしさを塗りかえたこの曲をきっかけに、Col
イギリスのシンガーソングライター、ジョルジャ・スミス。ディジー・ラスカル“Sirens”(2007)をサンプリングした“Blue Lights”(2016)がデビュー曲の彼女は、光速レヴェルの速さでスターへの階段を駆けあがった。ドレイクやストームジーといったアーティストと共演し、映画『ブラックパンサー』(2018)から生まれたサウンドトラック・アルバム『Black Panther: The
アメリカのロック・バンド、パラモアでフロントウーマンを務めるヘイリー・ウィリアムスが昨年リリースしたファースト・ソロ・アルバム『Petals For Armor』は、とても素晴らしかった。ファンク、ディスコ、ジャズ、ヒップホップ、ブレイクビーツなど多くの要素を用いて、自らの音楽性を拡張しようとするチャレンジ精神に惹かれた。そのサウンドを聴いているとウォーペイントやハイムといったバンドも脳裏に
プロミスナイン(프로미스나인)の最新ミニ・アルバムは「My Little Society」と名付けられた。直訳すれば〈私の小さな社会〉と読める言葉だ。 まず目を引いたのは、彼女たちの楽しそうな様子を映したジャケット。インスタグラムの〈いいね!〉みたいなハートマークの使い方など、SNSが一般的になった現在を滲ませる。一方で、ポラロイドカメラのフィルムを模したレイアウトは、レトロな雰囲気を醸す