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「オランダの教育」をヒントにしたチーム作り

はじめまして。masaYMTです。小学校で10年間先生をしています。学校の先生としては、7年目に転勤して、現在2校目に勤務しています。

奈良県の大和郡山市で「大和ミニバスケットボールクラブ」を立ち上げ、創部10年目に突入しました。

私とオランダの教育との出会いは、昨年、リヒテルズ直子・苫野一徳著「公教育をイチから考えよう」の中に書かれていたことです。しかし、それらの内容は、よくよく考えてくと、3年前に池上正さんのおっしゃっていることともリンクしていました。

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Before / After

チーム創部から6年目まで、特に6年目は県でも上位を狙える位置にいたので、私自身「勝つことでしか見られない景色を!」と意気込んでいました。当然、怒鳴り散らし、本気で戦いました。

しかし、最後の大会。足元をすくわれます。

そのことから、私とチーム自体がバッシングを受けました。

部員数は5人になり、監督コーチも私だけ。保護者も監督に対して不信感を抱く始末。

「ジュニアスポーツって、本当にこれでいいのだろうか。」

今年、創部10年目に突入し、部員は24名、監督コーチは7人。保護者も自主的にイベントを開き、選手が練習を考えるようになりました。

3年前と今を比べると、チームの状況が劇的に変化しました。今回は、その変化のヒミツのベースをお届けしたいと思います。

オランダの教育

教育が進んでいると言われている「オランダの教育」について、少しだけ、紹介させてください。

オランダの憲法23条には、「教育の三つの自由」というのがあります。

1.理念の自由2.設立の自由3.教育方法の自由
また、学費は私立も公立も同じで、学区の制定がないので子どもも親も学校を選ぶ権利があります。

ここまででお気づきかもしれませんが、簡単に言えば、オランダの教育には「自由」や「権利」があります。

つまり、

いろんな教育(チーム)があっていいやん

ということです。

で、それにハッとした私が、今回、うちのチームで、それをやってみたんです。それだけです。

理念の自由

今のミニバスケットボール界には、選手や保護者がチームを選ぶことが許されません。また、1チームは単一小学校で構成できるように努力し、原則近隣の4つの小学校以内で構成するようにすることというルールまでありました。
※詳しくは日本ミニバスケットボール連盟を参考にしてください。もちろん例外もあります。

しかも、サッカーでもあるようですが、「このコーチ、合わないなぁ・・・」「このチームの雰囲気、しんどいなぁ・・・」などでチームを移籍すると、ペナルティとして「移籍後○ヶ月出場できません」とかあるそうです。

で、そんな中、うちがしたことは、

チームの理念は何ですか?

というところを考えたんです。

で、池上正さんのサッカー指導者講習会に乗り込んで質問をブッコんでみたり、藤代圭一さんの大阪でのお食事会に乗り込んだりしていろんな話を伺いました。
※後日、このあたりのことも詳しく紹介します。

結果、

主役は子ども(選手)
「勝ち」より「価値」

詳しくは、大和のホームページを参考にしてください。


で、さらにこの理念は、「一人で考えていない」という所にヒントがあります。

次回の「仲間づくり」でも紹介しますが、一人だと煮詰まってしまうんですよね。

ということで、次回は、「仲間づくり」について、紹介したいと思います。

週に一回の発行でがんばります。

読まれた方は、ぜひ、コメントや感想、ご意見などいただければと思います。

ありがとうございました。

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