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産後しらぬ間に貧血になっていた話

昨年の5月に2人目(息子)を出産して、1ヶ月後の検診も何の問題もなく、子宮も収縮していると言われていた私。
息子はすくすく成長し、産後9ヶ月で自然と卒乳したので、夜間授乳もなく娘の時に比べれば圧倒的に体への負担は少ない日々を過ごしていた。

夜中に起きる回数も少なく、授乳もない。なのになぜか体がしんどい。加齢を疑うにしてはまだ30代前半なのでちょっと考えづらい。
理由がわからなかった。

産後唯一自覚があったのは〝生理が以前より重くなったこと〟だった。
何より出血の量が多い。夜用の33cmのナプキンを使っていても、2時間で満杯になり漏れるほどだったのだ。

元々生理が少し重めで腹痛や眠気などはあったが、量は少し多いかな?程度だった。しかし、娘の産後産前に比べて量が増え、息子を出産した今はレベルが違った。

月経カップに替えて対処したら、なんと1日に120ml以上出血していた。

しかもそれは大体生理が三日目ぐらいまで続くのだ。もちろんそれが過ぎてもすぐには止まらず、1週間近くかけてようやく終盤という感じだった。

婦人科受診

流石に生理が重過ぎて何か病気が見つかっても困るなと思い、産後1年半を経てようやく婦人科を受診した。
内診台でエコーをしてもらい、子宮の大きさを測ったら産前3.1cmだったのが産後5.4cmになっていた。そこで言われたのは「2人目かなり大きく産まれたでしょ。子宮が大きくなってて出血が増えてるんだよ」とのことだった。そしてついた診断は〝子宮肥大による月経困難症〟。
「顔色が悪いから貧血の検査しようね」と言われて血液検査。次の診察で告げられたのは、見事な貧血の結果だった。

そして鉄剤を処方され飲むことに。

私は夏によくバリバリと氷を食べていたけど(暑いから食べたくなるだけだと思っていた)、寒くなってきても氷を食べたくなっていたのはどうやら貧血のせいでだったらしい。
詳しい因果関係は知らないのだが、貧血の人にはよくある行動だそうだ。

そして、鉄剤を飲んで今までの体調不良が徐々に改善されてきた。

私が謎の体調不良として感じていた立ち眩み、眩暈、耳鳴り、息切れ、疲れやすい、不眠、イライラ。それらも徐々に減ってきて驚いた。

貧血といえば立ちくらみぐらいにしか思っていなかったのだが、色々な体調不良は貧血で起こっていたのだ。

〝産後は何年経っても産後〟

そう言われた意味を初めて知った気がした。


貧血は鉄剤を処方されて飲むことで造血の準備は整った。
あとは出血量をいかに抑えるかという話になり、ピルとミレーナという選択肢が挙げられ、私はミレーナをすることにした。

ミレーナを選んだことについてはまた詳しく書きたいと思う。


もしもこれを見てくれた人が、産後体調が何となく悪いと感じていたら、どうか病院を受診してほしい。私自身が平日ワンオペで子育てしながら病院に行くのが至難の業なので、なかなか行きにくい人もいるだろうと思う。でも、産後は何年経ったって産後。お母さんの体も大切にしてほしい。

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