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雑記 2024.4.21早朝
毎日が目まぐるしくて、心が感じていることを細かく捉えて言葉にするのが全く追いつかない。
この数年、つらつらと長文で日々を綴るのは、「まつかな食堂」という名前のクローズドなファンクラブ内だけにしていた。"松本佳奈に興味がある人にだけ文章が届く"のがいい。
興味がない人に興味を持ってもらうために書くのは全く別物だ。
歌うこともまた然りで、ワンマンライブの気楽さは「全員が私の歌を聴きにきている」とい
心が震える、希望が光る
歌っている時、大抵苦しい。
天井の低い、狭くて四角い小さな箱の中にいるような感覚。ここから出してくれー!ともがく。息苦しい。
それは感情が出せないもどかしさ。
もっと熱くなれよ!魂で叫べよ!
と心の中の鬼コーチが言うが、私の心はシーンと静まり返って何の感情も湧かない。
それでもごくごくたまに、心が震える瞬間がある。
ああ私にもちゃんと感情があった!
と、嬉しくなる。
あの感覚が忘れられな
【ライブレポート】2024.2.24 湖畔のマルシェ
こんにちは、松本佳奈です。
2024.2.24 市原湖畔美術館
湖畔のマルシェ
奇跡の晴れ!前日の雨で洗われた空気の粒がキンと冷えて、目に見えるくらい輝いて。あの時間を共に過ごせて幸せでした!ありがとうございました。
セットリスト
1.いきもの
2.価値
3.おいしい晩ごはん
朗読 「あなたが今までに見た一番美しいものは?」
4.プリンとコーヒーゼリー
5.好き勝手
6.Strings
朗読
Live Schedule
こんにちは!松本佳奈です。
お元気ですか?
今月から毎月のライブスケジュールをnoteで書くことにしました。どうぞよろしくお願いします!
引っ越し前のブログはこちら
【Live Schedule】
4/3(水) | 千葉 | 柏 Studio WUU
出演
亜ノあこ(vo,pf)
真麻(pf)
松本佳奈(vo,pf)
open19:00 / start19:30
予約¥2500 /
子どものため、自分のため
この土日は、企画協力している木更津市文化課さん主催「アートとふれあおう」大人編&子ども編のスタッフとして参加してきました。
子ども編のことをちょっと書きます。
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講師に「保育園の「表現者たち」展」の浅羽聡美先生を迎え、午前午後、それぞれ約15組の2歳〜小学校高学年までのお子さんと保護者の方が参加してくれました。
大人と子どもでスペースを分けてそれぞれ制作に没頭。
半径50cmの日常を描いた新曲を10曲書いて、木製のホールでフルバンドコンサートを開催します。
2022年11月21日(月)に、東京・原宿にある木製ホール「アコスタディオ」にて、新曲を10曲揃えて、1年2ヶ月ぶりのフルバンドでのホールコンサートを開催します。
こんにちは、松本佳奈です。千葉県木更津市の、庭にサルやイノシシが訪れるような里山の古民家で、0歳・2歳・4歳の子育てをしながら、作詞作曲やピアノ弾き語りでの演奏活動をしています。
感染症対策などの影響もあり、思うように演奏活動ができ
政治的立場を越えて、中庸を探る
選挙が終わった。結果は予想していた通りだった。
何より、すべてを見渡して中庸を探ろうとする行為に、とても疲れました。誰かが示してくれた「これが正解だよ!」に賛同する方がずっと楽。自分の頭で考え、自分の言葉で表現するのは膨大なエネルギーが要るし、主張すれば必ず反対側が生まれて、批判にも晒される。
とっても疲れましたが、「これが本当にベストな選択かな?」と常に疑問を持ち続けたい。「これが正解!」と凝
誰も、誰かの心を縛ることはできない
7/10(日)の参院選投開票日まで、気付けば残り二日になっていました。この数週間、夜な夜な政治について調べては、何か書きたいと思い続けて、結局書けないまま今に至ります。書けないかも…と半ば諦めていましたが、昨日の夜に親友が書いていた文章を読んで、やっぱり頑張って書こうと決めました。まとまらなくても、書く。
私は小さい頃、家族が選挙に行っているのを一度も見たことがありません。そのせいか、選挙権を持
古き縄を焼き、新しい縄をなう
長いこと、世の中に絶望している。遡れば小学生の頃、既に私は絶望の中にいた。
政治と自分の生活の間に距離があることにも気付いていたし、学校では環境保護や資源の節約を習うのに企業は大量生産大量消費に勤しみ、スーパーや飲食店には食材が余り、分解されないものが海に流され土に埋められていることにも心痛めていた。男性中心の社会の中で女性がお飾り程度に思われていることも、国籍が違うだけで犯罪者のように扱われる
しみじみと「好き」を味わう時間
子どもを産む人生になるとは思わなかった。
結婚するとは思わなかった。
遡れば、すべてにおいてそんな風に言える。
予測していなかったことの連続で人生が進んでいく。
だけどいつだって何かが欠けていたから不幸せだったということはないし、満ちていたから幸せだということもなく、毎日の中に点々と訪れる微かな「嬉しい」「心地良い」「楽しい」「好き」をその都度精一杯味わおうとしてきただけだった。
どんなにど
「お母さんなのに」の呪縛
「親」になった途端。
「お母さん、パソコン使えるんですね」
「お母さん、よくそんな細い道運転できますね」
「お母さん、ピアノ弾けるんですね、すごい」
とか言われることがあって
そのたびに「この人は何が言いたいんだ…」とポカンとしちゃうのですが。
「主婦は子育て以外何もできない」と低く見る風潮は長いことあったのかもしれないし、「お母さんなんだから家事育児優先で(自分のことはそっちのけで)頑張ら
芋虫が蛹になるように
小さい頃、庭に山椒の木があって、毎年たくさんのアゲハチョウがそこに卵を産んでいた。
母は卵のついた葉を見つけるとハサミで切り取って家の中に持ってきては、虫かごに入れて観察していた。あれは子どものために、というよりは、母自身が単純に生き物好きだったのだと思う(私が巣立った今もコオロギやカナヘビ飼ってる)
卵から孵ったばかりの、指先ほどの小さな小さな芋虫は、茶色と白のイガイガ。そこからモリモリ葉っ